極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

新東名開通と北ミサイル発射

2012年04月13日 | 国内外旅行

 

 
【予防の現在化】

 

昨日は京都の祇園で大事故だ。そこで考えるのは、予防医学、予防事故、予防犯罪、予防防災。
科学技術進歩の高下駄×肥大する欲望=生産力の巨大化=消費力の複雑にして巨大化を抱える
現代社会の<矛=リスク>とすれば、これに対する<盾=リスク回避>という予防行為の現在
化は余りにも遅れている。その具体例を上げればきりがないが、このブログにはそのことが散
りばめられている。といっても地雷や機雷のようにまき散らしてはいないので爆発することは
ないが、その象徴的な事例が『東日本大震災と福島第一原発事故』だった。最終処理法も決ま
らず破滅まっしぐらに猪突猛進する電力政策を止めたのは、国民ではなく他ならぬ地震という
自然災害だった。そのことを遅まきながら深く反省している。

今回の京都での事故がどのように展開・収束していくかはいまのところわからないが、もし脳
傷害による発作ということであれば予防のための見直しは避けられない。その意味において、
戦前から放置されてきている刑法の全面改定は最優先課題だ。と、このブログでも指摘してき
た。まず、百年前、自動車事故が起きる確率は少なかった。それより牛馬の脱糞による道路汚
染の方が問題だった。しかし、戦後急速に普及したモータリゼィションとともに社会も国民の
生活・自然・環境・人権などの意識も変わった。例えばそれにあわせ飲酒運転罰則も強化さて
きたようにすべてに渡り、懲罰科料金額を飛躍的にあるいは相分に引き上げるとかの事案は、
即刻実施しなければならない。もっとも、人権にかかわる事案は、集団主義的な見せしめ行為
を避け、慎重に取り扱う必要があるが、そんなことを考えた。

 



北朝鮮の大陸弾ミサイルいや宇宙衛星ロケットはどうやら失敗に終わったようだが、また繰り
返すのだろうが北の世襲の正当化祭儀?には間に合わない。いったい面子を失った金正恩体制
は安定化に向うのか甚だ疑問だ。かって、吉本隆明は、国家とは共同幻想と定義し、政治とは
その幻想過程だと定義したが、今回の騒動の<壮大な虚無>の演出をみていると国家の本質を
学ぶ格好の題材
になっている。唯男系皇室論にこだわる保守反動政治党派のような我が国の動
きは、北の政治とその思想的水脈は通じている。北朝鮮のリスクに回避方法も世俗主義的では
あるがこのブログで掲載してきたので省くとして、日本の外交政策が問われる事例だ。



もう1つ。消費税引き上げに猪突猛進する我が国のリスクとその回避策について。米国のオバ
マ大統領は11日、富裕層の所得税率を大幅に引き上げる法案「バフェット・ルール」の成立を
目指す方針を正式に表明した。これは、年収100万ドル=およそ8,000万円以上の富裕層に対し、
所得税率を30%以上に引き上げ、経済格差の解消を目指すというものだ。共和党の大統領候補
になる見通しの資産家・ロムニー前マサチューセッツ州知事に打撃を与える狙いもあるといわ
れている。格差社会是正に向かうオバマは消費税から直接税(所得税)に向かう政策が日本で
も妥当であることは、政府資料からも判断できる。このブログで指摘した疑問に野田政権がま
ともに答えていないのは、周回遅れを常とする「プリンスプルのない日本」(白州次郎)の惰
性のなせる技。これではリスクは回避できない。おっと、ここでも中間経済主義(従来の混合
経済主義に知的生産重視したものとしてイメージ)的な持論を展開してしまった。例えば、泉
佐野市が関空橋百円値上げだという。赤字財政を理由にあちこち、てんでんバラバラで通行料
金を科料する方向へ波及し、大道無門、楽市楽座、高速道路無料化に反するとしたら、地方分
権など一層のことやめっちまえと思ってしまうのだが、これは誇大妄想か?被害妄想か?

新東名高速道路


【新東名高速道路一部開通】

新東名 御殿場JCT⇔三ケ日JCTの概要

小布施町の再チャレンジという計画だが、新名神が開通したので御殿場経由で計画を練り直す。
全区間について道路整備特別措置法第3条に基づき、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
が主体。整備開始当初の事業名称は「第二東名高速道路」(第二東名)とされていたが、2011
年8月26日にNEXCO中日本が路線名を「新東名高速道路」(新東名)とすることを正式に発表。
高速自動車国道としての法定路線名は第二東海自動車道横浜名古屋線。第二東海自動車道の起
点は東京都だが、新東名高速道路は首都圏中央連絡自動車道と接続する海老名南JCTが起点とな
り、海老名南JCT以東のルートや事業化は未定。東名高速道路と並行する道路として計画され、
連絡路を介して相互に補完し合う計画。道路規格が第1種第1級(設計速度120km/h)であるが、
道路構造令にはない設計速度140km/hを担保とした構造になっているため、工事費用は割高。
規制速度100km/hで運用。総事業費は約7兆円、全線開通時期は2020年を予定。
尚、全線の案内標識でこれまでの「道路公団ゴシック」から「ヒラギノ」を用いる

海老名南JCT-厚木南IC    : 2016年度
厚木南IC-伊勢原北IC     : 2018年度
伊勢原北IC-御殿場JCT   : 2020年度
御殿場JCT-浜松いなさJCT : 2012年4月14日
浜松いなさJCT-豊田東JCT : 2014年度







 

天気が良ければ富士山を左サイドから一周するよに展望できるのではと楽しみにしている。



【今日の一冊】

「マイワシやマサバが高級魚に!」と新聞やテレビで報じられるようになった。かつては大衆
魚と呼ばれた魚たちは、なぜ激減したのか。その謎を究明するとともに、今後の資源回復への
道を探る。とはいえこれまでの知識と大きくかわることはなかった。ということは新説の陳開
もなかったということで、総合的な問題認識には最適だと思われる。



さて、昨日の続き。駐車場の補修は午後完了。業者見積もり9千円なり。アフターケアとして
「通り抜け禁止」の看板をどうするかだ。これは自前でつくることとして残件。
                           
 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オールマウスな一日 | トップ | 瞬間空間移動システム »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国内外旅行」カテゴリの最新記事