極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギ-と環境 ㉛

2024年10月08日 | ネオコンバーテック
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の井伊
軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(かぶ
と)を合体させて生まれたキャラクタ-。
                                           
モニタリングサイト1000 
環境省が2003年度から、里地里山のほか、高山や森林・草原、砂浜な
ど約1000か所で継続的に行っている生態系調査で、「モニタリングサ
イト1000」と呼ばれる。このうち里地里山の調査は約200か所を対
象に、同協会が市民参加型で実施しており、今回は22年度までの記録を
分析結果、環境省の絶滅危惧種の基準となる「年間減少率3・5%以上」

1.鳥類:オナガ(減少率14・1%)。オナガ(減少率14・1%)。
スズメ(同3・6%)など16種で、集計対象とした身近な種106種の
約15% 2.チョウ類;クロセセリ(同22・0%)が最も減少率が高
かった。「減少率3・5%以上」となったのは国蝶(ちょう)として知ら
れるオオムラサキ(同10・4%)やイチモンジセセリ(同6・%)など
計34種で、103種のうち約33% 原因: ①里地里山の管理放棄が
影響している可能性 ②球温暖化による気温上昇が大きな地域のほうが、
鳥類やチョウ類、植物の種の減少幅が大きい。チョウ類では南方に分布の
起源を持つグループは、個体数の増加傾向。③ノウサギやヘイケボタルな
ども減少。外来種のアライグマやハクビシン、食害が懸念されるニホンジ
カやイノシシは増加傾向。
 


【完全循環水電解水素製造技術概論 ⑫】
海水淡水化方法・海水資源回収技術へ挑戦 
❏ 液体金属 その新たな可能性
 
尚、液体金属手法は先回も掲載しているので詳細は省略。
❏ 海水による有価物質の回収事業の考察事例
海水に溶存する有価資源の回収とその利用、Recovery and Its Utilization of 
Valuable Resources dissolved in Sea Water、Hidekazu YOSHIZAWA、
海水中には,様々な物質が溶け込んでおり,総資源量では陸上よりも多い.
海水中に存在する元素の濃度は希薄であり,陸上資源の回収とは異なる新

たな技術が必要である.現在,実用回収されているのは,塩化ナトリウム
(食塩),塩化マグネシウム(にがり),臭素,ヨウ素などがある.ウラ
ン,リチウムも実用化に向けた研究が行われている.
 

Bull. Soc. Sea Water Sci., Jpn., 72, 207 - 211(2018)
Table 1 ナイカイ塩業製造する化成品の概要
 
ところで、海水中には,様々な物質が溶け込んでおり,総資源量では陸上
よりも多い海水中に存在する元素の濃度は希薄であり,陸上資源の回収と
異なる新たな技術が必要である.現在,実用回収されているのは,塩化ナ
トリウム(食塩),塩化マグネシウム(にがり),臭素,ヨウ素などがあ
る.ウラン,リチウムも実用化に向けた研究が行われており、回収方法の
種類として、
⓵吸着法 :選択性を示す吸着材に吸着させる.希薄資源の回収に向く.
⓶溶媒抽出法:海水と混じり合わない溶媒を加え,特定成分を溶かし出し

抽出する.
⓷イオン交換法:特定物質が,イオン種の入れ替えを行う現象を利用する.
④生物濃縮法 生物が,取り込んだ物質を生体内に蓄積する現象を利用する.
⑤共沈法:単独では沈殿しない物質を,他の物質で誘発して一緒に沈殿さ

せる.
⑥浮選法:特定物質を気泡に付着させて分離するがあるが、これに.脱二

酸化炭素+脱マイクロプラスチックと水素製造・貯蔵+再エネ発電を組み込
んで社会還元使用とするプランがこのシステム目的である。
 
 
尚、巻頭の写真は佐賀大学海洋エネルギーのリチウム回収基礎実験装置。
生物吸着濃縮はわたしも体験しており、例えば、これに水中プラズマを加
え有価金属の濃縮回収しても良いかも。例えば、人工合成有機樹脂の粒体
及び濾過膜に吸着濃縮回収しても良いかも。因みに、下記に海水から有価
物回収特許事例を示す。
1.特表2024-503733 水からリチウムを濃縮するためのシステム及びプロセ
ス キング・アブドゥッラー・ユニバーシティ・オブ・サイエンス・アン
ド・テクノロジー
【要約】 流れ中のリチウム(Li)濃度を高めるためのセル(100)は、
ハウジング(102);ハウジング(102)内に位置し、ハウジング(
102)を第1の区画(104)及び第2の区画(106)に分割する稠
密リチウム選択膜(108);第1の区画(104)に位置するカソード
電極(105);第2の区画(106)に位置するアノード電極(107);
第2の区画(106)に流体連結され、第2の区画(106)に供給流れ
(110)を供給するように構成された第1の配管回路(116);第1
の区画(104)に流体連結され、第1の区画(104)を通って濃縮流
れ(120)を循環させるように構成された第2の配管回路(124);
並びにカソード電極とアノード電極の間に電圧を印加し、アノード電極上
での酸化性電気化学反応及びカソード電極上での還元性電気化学反応を開
始するように構成された電源(109)を含む。稠密リチウム選択膜は、
400μm未満の厚さを有する。
   
【図1】稠密リチウム選択膜を通して海水からリチウムイオンを移動させ
ることによって、流れ中のリチウム濃度を高めるためのセルの概略図  
【符号の説明】100 セル 102 ハウジング 104 第1の区画
105 カソード電極 106 第2の区画 107 アノード電極 108 

リチウム選択膜 110 供給流れ 112 供給リザーバ  114 ポンプ
116 配管回路 120 濃縮流れ 124 配管回路 126 濃縮リザーバ
140 酸 142 酸リザーバ 144 ポート 150 リチウムイオン
160 水素ガス 161 水素ガス用ポート 162 塩素ガス 163 塩

素ガス用ポート 170 コントローラー 171 センサー 210 L
aに乏しい層 220 Laに富む層 300 格子内空間 310 保護層
410 第3の区画 412 アノード流れ 414 リザーバ 420 アニ

オン交換膜 505 銅中空繊維カソード 507 内部チャンネル 510
 CO2ガス 510 補助ガス 612 アニオン交換膜 614 カソード
流れ616 リザーバ 620 配管回路 630 ガス分配器 630  Pt
-Ru被覆銅中空繊維エレメント(請求前:電気透析法)  

図15 各段階で異なるイオン寄与したファラデ-効率を図示 

 ※このように特にリチウムの回収懸案がラッシュ段階にあり、これを契機
に実用化技術が進化していく前夜にあるため、この特集もタチャブルに掲
をつづける。
 
懐かしの音楽 『 Superstar
 
 
 
 
コメント
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