極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

朝鮮動乱と人工多能性幹細胞

2010年11月24日 | 時事書評



店先で 出会う笑顔の 古参兵 話満ち足り 満天星躑躅ドウダンツツジ





【ポスト朝鮮動乱】

物騒なことがことが起きたと彼女が
騒いだ。政府は23日夜、北朝鮮が韓
国西方沖の延坪島を砲撃したことを
受け、首相官邸で関係閣僚会合を開
き対応を協議。(1) 北朝鮮の今後の
動向の情報収集に努める (2)米韓両
国と緊密に連携する (3)国民の安全
確保に努める―よう指示した。この
後、記者会見した仙谷由人官房長官
は北朝鮮の行為を「許し難い。強く
非難する」と強調、韓国政府の立場
を全面的に支持すると表明した (時
事通信)。



 極東アジア経済圏を構想するに
 当たりで問題となるのは「チェ
 チェ主体思想」の変容だ。中・
 朝のナショナリズムは「抗日ナ
 ショナリズム」で、その意味に
 おいてロシアとの外交戦略は異
 なり、もう少し言うと地政学に
 は韓国・ベトナムは「抗中ナシ
 ョナリズム」を形成しやすく、
 特にポスト55年体制の北朝鮮
 はロシア・中国との外交に力が
 注がれる(そうでなければ「チ
 ェチェ主体思想」は自動消滅す
 る)。その後、朝鮮の統一国家
 と中国若しくはロシア併合のど
 ちらかの選択となる。いずれに
 しろ、日本政府の選択は、
北朝
 鮮国民の支援
しかないのだが、
 そのことを組み込んだ経済圏形
 成のシナリオを準備することが
 緊急点検事項になる。
 
     『
モーダルシフトの惑星

第二次世界大戦末期、ソ連軍(赤軍)
は満州と朝鮮半島北部に侵攻した。
米国は、朝鮮半島全体がソビエト連
邦(ソ連)の手に落ちることを恐れ、
ソ連に対し朝鮮半島の南北分割占領
を提案。ソ連のスターリンはこの提
案を受け入れ、朝鮮半島は北緯38度
線を境に分割占領。その後、北朝鮮、
韓国に分かれて建国。北朝鮮の侵攻
を受けた韓国側には米国軍を中心に、
英国、豪州、白耳義、タイ王国など
の国連加盟国で構成された国連軍が、
北朝鮮側に中国人民解放軍が加わり、
ソ連が武器調達や訓練などの形で援
助した。

圧倒な戦力を保持する北朝鮮は1950
年6月25日午前4時(韓国時間)に、
宣戦布告なしに韓国に侵攻(韓国侵
犯の主張はソ連崩壊後のロシア政府
により否定されている)。

※韓国軍が総崩れの中、北朝鮮軍は
突然南進を停止、謎の3日間の空白
を作る。戦術上これが韓国軍の反攻
を助長することとなる。

 マッカーサーを迎える李

朝鮮動乱当時に較べ、ロシア、中国
の支援が皆無ななかこれ以上の暴発
は常識的にはありえないが、火力・
戦力という点で当時とは比べものに
なら
ず「後手戦勝決着プログラム
をスタンバイさせておくことは戦術
上常識だろう。問題は、北朝鮮の金
日成継承体制が崩壊した場合の、ポ
スト朝鮮動乱の「朝鮮半島安定繁栄
化プログラム
」の具体化という戦略
(国家安定環境システムエンジニア
リング)の早期定立であり、6ヵ国
協議の枠組みはその礎であり、それ
に違いないが、それを担う当事者(
主体形成)がわからない。「朝鮮半
島の坂本龍馬」がいない。それが朝
鮮半島情勢の最大の弱点だろう(誰
も早死にしたくないものね)。

             

 中内啓光

【進行する万能細胞再生医療】

これは旧聞になるが、iPS細胞(
人工多能性幹細胞)をマウスの体内
に入れ血液のもとになる造血幹細胞
を作り、それを別のマウスに移植し
血液を作らせることに東京大の研究
チーム(中内啓光ら)が成功した。
iPS細胞を体外で人工的に培養し
て作った従来の造血幹細胞は、生体
に移植しても定着せず、血液を作り
出せなかったという。白血病など血
液の難病の治療に一歩近づく成果だ。



マウスの尾の細胞から作ったiPS
細胞を、造血幹細胞への変化を促す
ホルモンなどとともにマウスに移植。
約3ヵ月後に骨髄を調べたところi
PS細胞の造血幹細胞を確認。iP
S細胞が体内でさまざまな細胞に変
化し、その中に含まれていた造血幹
細胞が骨髄に移動、この造血幹細胞
を取り出し、造血幹細胞を壊した別
のマウスに移植すると、細胞が骨髄
まで移動し血液を作り出したという。


Induced pluripotent stem cells



血液には白血球、赤血球を含め、す
べての血液細胞が含まれていたとい
う。中内啓光教授によると、患者の
iPS細胞から造血幹細胞を作り、
白血病や再生不良性貧血といった血
液の難病患者に移植すれば、骨髄移
植に代わる治療法になると期待され
ている。iPS細胞を生体に移植す
ると、造血幹細胞などのほかに腫瘍
もできるため、人間に直接移植する
のは安全面から難しいが、中内教授
は「人間の造血幹細胞をブタなどの
体内で作って取り出し、安全性を確
認したうえで人間に移植する手法が
考えられる」という。

米バイオベンチャーのアドバンスト・
セル・テクノロジーは22日、ヒト胚
性幹細胞(ES細胞)を使い、若年者
の失明につながる目の病気「黄斑変
性」の臨床試験の承認を米食品医薬
品局(FDA)から受けたと発表した。
この病気は、目の網膜色素上皮(RPE
)細胞が死ぬことで起き有効な治療
法は見つかっていない。ACTによると、
放置しておくと失明するネズミにこ
の治療をしたところ、視力が大幅に
改善し副作用もなかったという。RPE
を12人の患者の網膜に移植して安全
性や耐久性を調べる。今回の治験が
うまくいけば、高齢者の失明の大き
な原因の別の型の黄斑変性に応用で
きる。

 
Embryonic stem cells

トES細胞を使う再生医療の治験は、
米ジェロン社が10月、脊髄損傷の患
者を対象に始めたものに続き2例目。

再生医療の革命(「新弥生時代」)
的な進行が続伸している。わたしの
専門領域に、また1つ『再生医療環
境システム工学
』が増えた。増える
のは良いが整理整頓が大変で、生理
的な耐性に異変を起たす可能性もあ
るからね。


             


ジム帰り、元職場の同僚とリカーシ
ョップでひょっこりと出会う。たま
に出会ったので戸賀町の喫茶「小川
コーヒ」で互いの近況確認を行う。
水谷ダム建設中止の補償交渉が暗礁
に乗り上げていることや友人の音信
などを紅茶を飲み話した。シルバー
で週3回仕事し、ジムにも通い、多
賀大社の宮世話などで忙しいという。
店の植木の灯台躑躅のように充実し
熟し元気そうだと歌を詠む。

 

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