極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

胡椒木のネオコンとお初穂

2009年12月01日 | 神道物語



褪めやすい こころが醒めて 愚痴了い ひとつ握る 胡椒木の実 



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【神道の心髄】


今更に 何をか思はむ うちなびき 心は君に 寄りにしものを

                                         安倍女郎/万葉集 



師走に入り、白山神社の行事も残すところ1ヵ月。大
麻頒布とお初穂料の寄進・徴収することとなったがそ
の意味合いが宮世話に確かなものとして伝わっていな
いという弱さがあると世話役から声が上がった。とは
いえ、
エドマンド・バークの保守思想がそうであるよ
うに、
記憶にもない、記録にもない、祖先から相続し
た古来からの“制度”を絶対的に擁護し、それを子孫
に相続していくを範
とするなら、不確定で曖昧模糊で
あってもそれを善しとすることになんの誹りがあろう
と開き直ることもできる。できるが、そこはその伝統
継承の組織化にパワーが注がれ、例えば<宮>運動と、
そこにある継承相手との意思疎通を通して「聖霊→神」
と切り結ぶ三位一体、無限遠点への螺旋的発展の宇宙
を形成する、最初の一歩は、神への畏敬、敬虔からく
る慈愛、尊重を源(→
岡倉天心は「わび」「さび」を
imperfect”と翻訳)とした「謙虚」を教義の導きとす
ると、ちがうか!^^;。



【大麻】

もともと、大麻、大幣(おおぬさ)とは、神道の祭祀
において
に使う道具の一つ。榊の枝または白木の棒
の先に紙垂(または麻苧をつけたものである。白木の
棒で作ったものは祓串(はらえぐし)とも言う。「大
麻」(おおぬさ)という言葉は、本来は「ぬさ」の美
称である。「ぬさ」とは神への供え物や、罪を祓うた
めに使用する物のことであり、主として麻や木綿(ゆ
う)、後には布帛や紙が使われていた。そこから、神
事に使う布帛や紙のことを大麻と呼ぶようになった。





それ以外に、伊勢神宮から頒布される神札のことも大
麻(神宮大麻。この場合は「たいま」とも読む)とい
う。大麻は、祓う対象となる人や物に向かって左・右・
左と振って使用し、これによって大麻に穢が移ると考
えられている。かつては、人に対しては祓を受ける人
が大麻を手で引いて穢を移していたが、後に人に対し
ても大麻を振るようになった。大麻で祓った後に、小
さな榊で塩湯を撒く(振りをする)場合もある。
大麻
自体を塩湯が煮え立った釜に入れて振り、無病息災を
祈る祭事もある事から、本来は実際に体を洗うブラシ
のような使い方をしていたと考えられ
る。




ところで、神札は、神名や神社名・天照皇大神宮(こ
うたいじんぐう)また神を象徴する物を紙、木札、御
神砂、御神水、金属片などに記したものである。通常、
年末に神社が頒布(神宮大麻、氏神大麻、竈荒神札、
大歳神様、戸口・柱・天井の関札など)し、各家庭で
神棚に納める。また、門や柱に貼ることもある。一年
の家内安全・無病息災などを祈った。これらは、聖霊
Holy Spirit)は目に見えないが神自身と同じ性格をもつ
人格的なものであり、キリスト教のような神と人とを
繋ぐとりなし手として、人間が内面から刷新されるこ
とによって「善良な行い」を聖霊のみちびきによりな
されるという確固たる存在ではなく、自然崇拝・聖霊
崇拝(アミニズム)を内包する移し身の媒体、「依代
(よりしろ)」としてある
。したがって毎年、神札は
取り替えられることを前提としているため、古くなっ
た神札、お守りは燃やす等して廃棄され新しいものと
取り替えられる。

【初穗】

初穂(はつほ)とは、日本において秋の稲の収獲に先
立って神に献じる熟した稲穂のことである。早穂(は
やほ)、先穂(さきほ)、最華(さいか)などとも言
う。古代においては、祭祀を主導した豪族がその費用
や供物とするために支配民から徴収したものが初穂で
あったという。後に豪族の政治・宗教権限がヤマト王
権に剥奪されて律令政府が確立されると、
初穂は律令
政府を代理する国府に納められる田租(「租」)
へと
転換して、後の租庸調制を構成する1つとなったとさ
れている。

エドマンド・バーク「崇高と美の観念の起源」

今日、伊勢神宮では神嘗祭に先立って抜穂祭が行われ
ており、その他の神社や一部地域の民間でも秋の収獲
祭より以前(八朔、重陽など)に抜穂の行事を行う所
がある。これが初穂の元来の形と考えられる。
元々は
文字通り稲(を含む穀物)の穂であったが
後に穀物
以外のものにも拡大され、その年初めて獲れた野菜や
海産物、狩の獲物を神仏に供えるものも初穂と呼ぶよ
うになった。さらには、そのような初物の代わりとし
て献じられる金銭をも指すようになった
。今日、神社
に納める金銭のことを「初穂料」と呼ぶのはこれに由
来する。米を納める場合でも、稲穂が米粒に代わり、
「散米」と称して撒いたり、白紙に包んで「おひねり」
として供えたりした。さらには、炊いた飯や餅として
供えるものも現れた。このような、その年初めてのも
のを神に供えるという初穂の習慣が、後に、「初物」
と呼んでそれを貴んだり、近隣や知人の間で初物を贈
りあったりする習慣に発展したされる。



エコガラス

複層ガラスとエコガラスの違い

板硝子協会による、平成20年度の新築一戸建及び共同
住宅における、複層ガラス及びLow-E 複層ガラス(エ
コガラス)の普及率アンケート調査の結果、透明ペア
ガラスの一戸建の普及率は3年連続90%台となり、さ
らに断熱・遮熱性能の高いエコガラスの一戸建での普
及率が2年の間に10%増えて約40%に上昇したという。
この数字を見て、成長戦略『双頭の狗鷲』構想が閃い
た。これについては明日、ブログに掲載するが、<文
質淋淋>の成長戦略(『ユーカリの蝉と内御飯時代』)
の1つの顕れだろう。因みに、同協会の滋賀一般住
宅の試算結果
では、年間のCO2 排出削減量は527.9kg
(ぶなの木48本分相当)、冷暖房削減額が、52,247円
となる。工事費は約15年で償却還元できる(=7,797kg
CO2 排出削減→日本人ひとり当たり95,000kgCO2 排出)。



原理は至って簡単で、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化銀な
どの赤外線吸収薄膜をガラス表面に塗布し、光の透過
率を高めるという矛盾に満ちた工法で、これを実現可
能とするのが「ネオコンバーテック」(通称、ネオコ
ン、『秋の麒麟草と食欲』)である。
イメージ ID=000007

特許:P2008-222507A「複合ガラス」

イメージ ID=000002

特許:P2001-28793A「ガラス複合体」



ピンクペッパー
ピンクペッパーはスパイスで、ピンクペッパー・ホー
ルはポァブルロゼと呼ばれたりする。語源のひとつは、
胡椒の赤く熟した実の塩漬け→緑色の果実を塩漬け→
グリーンペッパー。もう一つは、コショウボクの熟し
た果実をピンクペッパーと呼ぶ場合だ。種子や果肉に
は苦味とともにこしょうのような味がし、やはり熟す
ると赤色でぶどうのような房状になる。ミックスペッ
パーと称し、ホール状のブラック、ホワイト、グリー
ンペッパーとともに、ブレンドして、色どりや風味を
楽しんだりする。メキシコでは果実を飲み物に用い、
種子をコーヒーの混ぜものに使かう。さらに西洋ナナ
カマド(七竈
)の果実をピンクペッパーとして用いる
場合があり、この実には酸味があり、適度な渋味と苦
味をもつことから、肉料理に使われる。

 

黒コショウ、白コショウといえば、コショウ科のコシ
ョウ(Piper nigrum)の果実。前者は熟する前の果実を
乾燥したもの、後者は熟した果実を水につけた後、外
皮(果皮と果肉)を取り除いたもの。ピンクペッパー
とよばれている赤いコショウは、コショウの果実では
なく、シヌス(Schinus)とよばれるウルシ科のコショ
ウボク(Schinus molle L. (Anacardiaceae/ウルシ科) の
果実、あるいはロワン(Rowan)と呼ばれるバラ科の
セイヨウナナカマドの果実。



コショウボクは南米ペルーのアンデス地方原産の常緑
高木。15~41枚の小葉をもつ複葉のついた枝を、垂れ
広げ、街路樹に利用される。この樹からは白色の樹脂
がとれ、薬用にしたり、ゴムをとってチューインガム
に使うという。ピンクペッパーは林檎とルッコラと胡
桃の緑風サラダによく似合う。今晩も寄り合いで帰り
愚痴がでた。体調が悪い彼女の精神的な負担にならぬ
よにと気がつき押し留める。これは胡椒が効いた振る
舞いの現れだと詠う。白い花咲かす「コショウボク」。
花言葉は「熱中」。


 坂本冬美&ビーリーバンバン「また君に恋している」

日本レコード大賞候補が出揃った。依怙贔屓(えこひ
いき)だが坂本冬美の「また君に恋している」は文句
なく一押しだ。歌詞がたまらないですね。君とは、そ
この君だ、そこの、そこの君だ ^^;。

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