極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

最新太陽電池技術

2021年03月11日 | 時事書評



彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救
ったと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤
備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした
部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。
愛称「ひこにゃん」


                                      

16 季 氏  き し
-------------------------------------------------------------
他の篇と趣を異にし、孔子のことばがすべて「孔子曰く」として記
され、また、三、九といった数字でまとめられる章が多い。この点
から、この篇は「斉論」系統であろうともいわれている。

寡なきを患えずして均しからざるを患え、貧しきを患えずして安か
らざるを思う」(1)
「少き時は血気いまだ定まらず、これを戒むること色に在り」(7)
「生まれながらにしてこれを知る者は上なり。学んでこれを知る者
は次なり」(9)
-------------------------------------------------------------
5.有益な楽しみを三つあげよう。礼や楽をリズミカルに行なう楽
しみ、人の美点を吹聴する楽しみ、良友を多く持つ楽しみ、これは
有益だ。楽しみだが有害なものを三つあげよう。わがままにふるま
う楽しみ、怠けて過ごす楽しみ、酒色にふける楽しみ、これは有害
だ。(孔子)

孔子曰、益者三樂、損者三樂、樂節禮樂、樂道人之善、樂多賢友、
益矣、樂驕樂、樂佚遊、樂宴樂、損矣。
Confucius said, "There are thee types of good pleasure.
There are three types of bad pleasure. To enjoy practicing
the courtesy and music, to praise others' virtue and to keep
company with wise friends, these are good pleasures.
Arrogance,idleness and indulging in feasts are bad pleasures."




【新野菜図鑑①×下句トレッキング:明日葉×光孝天皇】

 君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪はふりつつ

即位前は暮らしぶりも身なりも質素で、よく人を気遣う人柄だった。
即位後も自分で料理を作ることもあったという。「若菜を摘む」と
いうのも、光孝天皇(830-887年)なら自分で摘んだ可能性もある。



アシタバ(明日葉) 学名:Angelica keiskei 分類:セリ科シシウ
ド属 多年草。ビタミン(A、B群、K など)、フラボノイド、有機
酸、ミネラルなどを多く含む。保湿効果、血行促進、皮膚細胞の機
能を高め、健康な肌を取り戻し、維持効果に優れる。アシタバの若
葉は、古くから食用に用いた。乾燥した葉はお茶としても用いられ、
高血圧に対してや、疲労回復などの効果。


 

ポストエネルギー革命序論 264:アフターコロナ時代 74



速道路沿いに太陽光発電パネルを導入 オランダ
インフラ・水管理省のオランダの水管理機関であるRijkswaterstaat
は、オランダ北東部のRijksweg35 高速道路沿いに大規模な太陽光発
電所の建設を検討。エージェンシーは現在、ウィールデン、 アルメ
ロ、ボルネ、ヘンゲロ、エンスヘーデ、オーファーアイセル州政府、
および地元の送電網事業者であるエネキシスの自治体と協力し、プ
ロジェクトの実現可能性を評価している。関係者は、 住民や企業と
緊密に協力して、A35沿いの35キロメートルに沿った道路脇を太陽エ
ネルギーの生成にどのように使用できるかを調査すると Rijkswater-
staat氏は述べ、プラントは所有する不動産に配備する必要があると
付け加える。国と地方自治体により、空間分析プロジェクトは 2018
年に開始され、環境および技術パラメータに基づいて、 土地のどの
部分をソーラー施設に使用できるかを決定。 国有地に再生可能エネ
ルギーのパイロットプロジェクトを構築する 政府プログラムの一部
であるこのプロジェクトは、オランダでこの種の プロジェクトとし
ては3番目。 英オランダの石油大手シェルは、ゼーラント州、南オ
ランダ州、   北ブラバント州にまたがるオランダの高速道路である
Rijksweg59の近くに48MWの太陽光発電容量を設置することを計画す
る。

Rijkswaterstaatは、ドレンテ州のA37に沿って別のソーラーパーク
を建設することも計画。このプロジェクトでは、2つの車線の間の
中央分離帯にソーラーパネルを設置することに加えて、40キロメー
トルに及ぶ高速道路の両側にPVモジュールを導入。オランダの建設
会社Heijmansがいくつかの主要道路に沿って防音壁一体型両面ソー
ラーモジュールを設置する計画を発表した2017年10月以降、オラン
ダの高速道路がソーラーをホストする可能性が強調されている。オ
ランダ当局は、使用可能な土地が不足するため、大規模な太陽光発
電プラントを展開するための新しい表面を特定に苦労する。 近年、
人口密度の高い国の研究機関や民間企業は、屋上、 道路の防音壁、
陸上および沖合の水面、自転車専用道路など、農地に損傷を与えな
い表面のソーラープロジェクトの実現可能性を証明しようとしてい
る。



【最新ペロブスカイト系太陽電池技術と事業展望】
不思議のもので色素増感太陽電池と有機ELディスプレイの開発の
手を染めて、双方とも約10年を経過して実用化の目鼻が立ち始め
ている。後者の有機ELディスプレイ(OLEDs)は多様化もあ
り爆発的な商品として市場展開はみせてはいないが着実な伸長をみ
せている。前者は、ペロブスカイト・ハイブリッド系太陽電池とし
て爆発的な商用化の兆しが展望されている。ところで、色素増感系
太陽電池の開発をやっていて品質の安定性・再現性(要9千時間連
続耐久性)が悪く、基礎研究不足に気づき調査に軸を移し今日まで
きた。最近、安定性・再現性を高める技術論文----ペロブスカイト
太陽電池の新しい「ドーピング解除」プロセスを発見し、製造コス
トを低減し、高品質なデバイス製造方法----を提案。これにより、
研究グループは、光電変換効率17.8%のミニモジュール作製に
成功する。

再現性のある高性能ペロブスカイト太陽電池のヨウ素還元
【要約】
ペロブスカイト太陽電池(PSC)などのペロブスカイトベ
ースの 電子材料およびデバイスは、再現性が悪い、その固有特性の
基本的な理解と 実用的な使途の双方を妨げる。ここでは、有機ヨウ
化物ペロブスカイト前駆体は、 注意深く密封された前駆体粉末また
は溶液でもI2に酸化される可能性があり、PSCの性能と再現性を著し
く低下させる。還元剤としてベンジルヒドラジン塩酸塩(BHC)を分
解された前駆体溶液に加えると、有害なI2を効果的にI-に戻すこと
ができ、フィルム内のI3-誘導電荷トラップが大幅に減少します。ペ
ロブスカイトフィルムのBHC残留物は、操作条件下でPSCをさらに安
定させます。BHCは、ブレードコーティングされたp-i-n構造 PSCの
安定化効率を23.2%(国立再生可能エネルギー研究所によって認定
された.62±0.40%)の記録値に改善し、高効率デバイスは非常に高
い収率を示します。35.8cm2のミニモジュールでも18.2%の安定した
開口効率を実現。
【前書き】ハロゲン化物ペロブスカイト太陽光発電は過去10年間で
急速に進歩し、無機太陽光発電と競合できる有望なソーラー技術と
見なされている。従来の無機対応物と比較して、ペロブスカイト太
陽技術の重要な利点の1つは、ブレードコーティング、スロットダ
イコーティング、またはロールツーロールなどの技術を使用したハ
イスルーで低コスト製造を担保する加工法である。高い効率にもか
かわらず、小面積セルで認定されているが、溶液処理したペロブス
カイト太陽電池(PSC)の再現性の低さは、拡大量産生産ハードル
として際立っている。コミュニティからは、さまざまな研究所で達
成されたデバイスの実績再現が難しい。ペロブスカイトデバイスの
性能は、有機ハロゲン化物と鉛塩の化学量論比、コロイドサイズ、
保存条件、エージング期間など、前駆体溶液の組成と状態に非常に
敏感であることが示されいる。新しい前駆体溶液は光電変換効率(P
CE)でPSCを実現できることが観察されている。
数日間保管した後、
古い溶液は効率的なPSの再現がとれない。その結果、ペロブスカイ
ト前駆体溶液の劣化により、ペロブスカイトデバイスの光電変換性
および再現性が低下する。

過去10年間にペロブスカイト太陽電池の安定性改善に専念した広範
な研究と比較し、ペロブスカイト前駆体溶液の安定性は、注目され
ていなかった。大面積のペロブスカイトモジュールは一般に空気中
で製造され、ペロブスカイト前駆体インクは一般に大量に調製され、
数日または数か月間保管されるため、ペロブスカイト前駆体溶液の
劣化を防ぐことは、製造後のデバイスカプセル化と比較して同様に
重要であり、前駆体材料の劣化は、劣化したペロブスカイトインク
から形成された単結晶または多結晶薄膜が必然的に材料からの外因
性応答を引き起こす可能のため、ペロブスカイトの固有の特性の理
解を妨げ、一例として、同じ方法で測定したペロブスカイト単結晶
についても、キャリア移動度とキャリア再結合寿命の大きな変動が
報告されている。ペロブスカイト前駆体溶液への硫黄の添加は、メ
チルアンモニウムカチオンを安定化し、したがって前駆体溶液と太
陽電池の両方の安定性を高めることが示された。

ペロブスカイト前駆体溶液の調製に使用される前駆体材料の中で、
ヨウ化メチルアンモニウム(MAI)やヨウ化ホルムアミジニウム(F
AI)などの有機ハロゲン化物塩、 通常、金属ハロゲン化物と比較し
て安定性がはるかに劣る。最も顕著な不安定性の問題の1つは、ペ
ロブスカイト前駆体溶液の貯蔵中に I-イオンがI2に容易に酸化され
ることでである。 I-の酸化は、HIのような他のI-含有溶液で一般的
に観察され、次亜リン酸が通常安定剤として添加されています。こ
のような不安定性の問題は、ペロブスカイトデバイスの光起電力性
能を大幅に低下させることが観察されている。一般的な方法は、ほ
とんどの新鮮な有機ハロゲン化物を使用して、製造において経済的
に実現可能ではない前駆体溶液を調製することです。I2を減らすた
めに前駆体溶液に次亜リン酸を加える方法が提案れたが、次亜リン
酸は通常水に溶解するため、水に敏感なペロブスカイト組成物には
適用できない。さらに、次亜リン酸を加熱すると、毒性の高いホス
フィンが放出される。大量生産に適さない場合がある。
ここでは、老化した前駆体溶液でI2 をI-に効果的に還元し、元のペ
ロブスカイト前駆体溶液を復元できる低コストの塩酸ベンジルヒド
ラジン(BHC)還元剤を提案する(図1A)。さらに、ペロブスカイ
ト固体膜に残留するBHC は、光浸漬中に生成されるI2を低減し、浅
い電荷トラップを誘発し、ペロブスカイト材料の分解を促進する。
これらの二重の効果により、BHC を添加したエージングされた前駆
体溶液から処理されたブレードコーティングピンPSCは、23.2% の
記録的に安定したPCE [国立再生可能エネルギー研究所(NREL) に
よる22.62±0.40%の認定効率]と優れた運用性を達成した。セシウ
ムを含まないペロブスカイト組成物を使用し、最大電力点 (MPP)
で1000時間動作した後、劣化がほとんどない安定性を示す。この作
業は、効率的で高再現性のペロブスカイト材料およびデバイスに向
け、ペロブスカイト前駆体溶液の復元および安定のシンプルで効果
的な戦略を提供する。

;
図1.ペロブスカイト前駆体溶液と材料の劣化。(A)I2 / I3-がペ
ロブスカイト前駆体溶液のエージング中に生成され、BHCを添加した
後に還元してI-に戻すことができることを示すスキーム。(B)前駆
体溶液および材料の写真:空気中で2日間エージングする前(1)お
よび後(2)の2-ME中の未処理の 1.37 M MAI:FAI(7:3)。新鮮な
FAI電力(3)および5か月間空気中に保管した後のFAI(4)。(c)BHC
を添加する前後の新鮮な1.37 M MAI:FAI(7:3)の紫外線(UV)-
可視吸収スペクトル。挿入図は、ベンジルヒドラジンとI2の間の化
学反応を示しています。a.u.、任意単位。

【結果】前駆体溶液のエージング中のI-からI2 への酸化を検証する
ために、最初に、同じ比率の1.37 M MAI:FAI(モル比7:3) 混合
2-メトキシエタノール(2-ME)溶液を調製しました。デバイス製造
用のMAIおよびFAIの濃度とペロブスカイト前駆体溶液 ( 2-ME中の
1.37 M MA0.7FA0.3PbI3)の濃度。 PbI2の吸収スペクトルは、これ
らの溶液のI2の吸収スペクトルと大幅に重複しているため、この研
究ではヨウ化鉛(PbI2)を除外した。 空気中で2日間エージングし
た後、溶液の色は淡黄色に変わり(図1B)、365 nmの吸収ピークが

溶液の吸収スペクトルに現れました(図1C)。これはI3-に起因する
と考えられる。
(I2イオンとI-イオンの組み合わせ)。 個々の FAI
またはMAI溶液もI2に分解することがわかり、溶液の写真に示されて
いるように、FAIはより速い分解を示した(図S1)。また、白色の固
体FAI粉末でさえ、空気中の暗所で5か月間保管した後、I2へ の酸化
を示す黄色に変化することもわかりました (図1B)。 この分解は、
以前に観察された照明下でのFA +と酸素との反応よりもはるかに高
速です。熟成したMAI:FAI溶液に 3.6 mM BHCを添加すると、
溶液の色が透明になり、I3-の吸収ピークが完全に消失し、I2 / I3
-の還元におけるBHCの有効性が実証された。 有機ハロゲン化物溶液
に加えて、また、安定剤としてペロブスカイト前駆体溶液にBHCを添
加し、前駆体溶液をエージングした後、生成されたI2 / I3-をトルエ
ンで抽出した。トルエン抽出物の紫外可視(UV-vis) 吸収測定は、
BHCの添加がI2 / I3- の生成を効果的に阻害したことを示している
(図S2)。
前駆体溶液のエージングと溶液への BHCの添加によって引き起こさ
れるペロブスカイト膜 /デバイスの性能変化を調査。ここでは、3
種類のMA0.7FA0.3PbI3前駆体溶液からペロブスカイト膜とデバイス
を製造。新たに調製したペロブスカイト前駆体溶液、O2レベルが約
20パーツのN2充填グローブボックスで2か月間エージングした 前駆
体溶液です。百万分率(ppm)、およびコーティング前に0.26%BHC
(ペロブスカイト中の鉛に対するモル比)を添加した同一のエージ
ング溶液。これは、最高のデバイス効率をもたらすペロブスカイト
溶液中のBHCの最適量です。熟成した前駆体溶液中のI2 /I3-の量は、
その吸光度(図S3)と吸収係数から推定して10-5~10-4 Mであり、
添加したBHC(3.6mM)よりもはるかに低いことに要注意。前駆体溶
液に。顕著な分解を示さなかったペロブスカイト前駆体粉末をこの
研究のために選択して、新鮮な溶液を調製した。以下、これら3つ
のソリューションをそれぞれ「フレッシュ、エージング、エージン
グ + BHC」と表記する。ペロブスカイト膜は、以前に報告したよう
に、空気中で室温のブレードコーティングプロセスを使用してガラ
ス基板上に堆積した 図1の走査型電子顕微鏡(SEM)画像に示されて
いるように、BHCの添加は、フィルムの粒子サイズと分布に顕著な影
響を与えない。S4。サンプルの3つの異なるバッチからのX線回折(
XRD)パターン(図2A)はすべて、老化した溶液から得られたペロブ
スカイト膜のXRDピーク強度の低下を示しており、結晶化度の低下を示す。
XRD(110)ピーク強度は、老化した前駆体溶液にBHCを添加した後、
23%増加した。同様の傾向は、フィルムの定常状態のフォトルミネ
ッセンス(PL)測定でも観察された。老化した前駆体溶液から作製
したフィルムは、新鮮な溶液から作製したフィルムと比較してPL強
度が低下し、老化した前駆体溶液にBHCを添加すると、PL強度が32
%向上し、PL強度がそれよりもさらに高いフィルムが得られた。新
鮮な溶液からのフィルムの分離(図2B)。
次に、PSCは、ガラス/インジウムスズ酸化物(ITO)/ポリ[ビス(4-
フェニル)(2,4,6-トリメチルフェニル)アミン](PTAA)/ペロブ
スカイト/ C60 /バトクプロイン(BCP)のピン平面ヘテロ接合構成
で製造された)/銅(Cu)。図2Cおよび表1に示すように、新しい前
駆体溶液から処理されたデバイスは、21.8%の適切なPCEと、1.14V
の開回路電圧(VOC)、23.8 mA cm-2、および0.805の曲線因子(FF)。
前駆体溶液を2か月間エージングした後、得られたデバイスのPCEが
19.2%に著しく低下し、特にJSCが23.8から21.4 mAcm-2に劣化した
ことがわかりました。対照的に、老化した前駆体溶液にBHCを添加し
た後、復元されたJSCと1.17 Vの高いVOCで23.4%のPCEが実現された。
チャンピオン太陽電池はさらに1.04V(MPP)の固定バイアスで保持
され、図2Dに示すように、400秒を超える安定した電力出力が記録さ
れた。電流密度は22.3mA cm-2で安定し、23.2%の安定したPCEに相
当。その後、当社のチャンピオンデバイスは認証のためにNRELに出
荷され、22.62±0.40%の安定したPCEが認証されました(図S5)。
この場合の電圧不足は、825 nmの外部量子効率スペクトルの開始か
ら計算して0.33Vに最小化されました(図2E)。改善されたデバイ
ス効率は主に塩化物アニオンの代わりにベンジルヒドラジン基によ
ってもたらされました。これは、老化した前駆体溶液に塩化メチル
アンモニウム(MAC1)を添加しても、そのような顕著な効率の向上
は引き起こされなかったことによって確認された(図S6)。これは、
以前に報告された新しい前駆体にMAC1の追加によるパフォーマンス
の向上とは少し異なりる(9)。「エージング+ BHC」デバイスのト
ラップ密度の低下は、図2F(18)に示す熱アドミタンス分光測定の
結果によっても発見され、朽化した + BHCデバイスは、浅いトラッ
プ深度領域(0.30?0.40 eV)で、はるかに低いトラップ状態密度
(tDOS)を示す。 20~0.35 eVの深さのこのトラップピークは、I2
イオンとI-イオンの組み合わせによって形成されるI3-の形成の兆
候であることが別の研究によって確認された。

トラップ密度の低下は、老化した前駆体溶液中の有害なI2の低下の
直接的な証拠となり、老朽化した+ BHCデバイスは、新鮮な溶液で
作られたデバイスよりもI2がさらに少ないことがわかる。、新鮮な
溶液でさえすでに分解されていることを示し、ペロブスカイト前駆
体溶液のI2を減らすことの重要性を示す。体溶液のエージングと溶
液へのBHC添加により引き起こされるペロブスカイト膜/デバイスの
性能変化を調査。ここでは、3種類のMA0.7FA0.3PbI3前駆体溶液から
ペロブスカイト膜とデバイスを製造した。新たに調製したペロブス
カイト前駆体溶液、O2レベルが約20パーツのN2充填グローブボック
スで2か月間エージングした前駆体溶液である。百万分率(ppm)、
およびコーティング前に0.26%BHC(ペロブスカイト中の鉛に対す
るモル比)を添加した同一のエージング溶液。これは、最高のデバ
イス効率をもたらすペロブスカイト溶液中のBHCの最適量である。
熟成した前駆体溶液中のI2 / I3-の量は、その吸光度(図S3)と吸
収係数から推定して10-5?10-4 Mであり、添加したBHC(3.6 mM)よ
りもはるかに低いことに当注意。前駆体溶液に。顕著な分解を示さ
なかったペロブスカイト前駆体粉末をこの研究のために選択し、新
鮮な溶液を調製した。以下、これ3つのソリューションをそれぞれ
「フレッシュ、エージング、エージング+ BHC」と表記します。ペロ
ブスカイト膜は、以前に報告したように、空気中で室温のブレード
コーティングプロセスを使用してガラス基板上に堆積できた。; 


図2 ペロブスカイト膜とデバイスの特性評価
(AからC)XRDパターン(A)、PLスペクトル(B)、さまざまな前
駆体溶液(赤、新鮮な前駆体溶液、オレンジ、オレンジ)から処理
されたペロブスカイト膜またはソーラーデバイスのJ-V特性(C)2
ヶ月熟成した前駆体溶液; 青、BHCを含む2か月熟成した前駆体溶液
)。(D)1.04 Vの固定バイアスでのチャンピオンPSCの安定した出
力。(EからG) 外部量子効率(EQE)曲線(E)、トラップ状態密
度(tDOS)スペクトル(F)、異なる前駆体溶液から処理された3
種類のデバイスのPCE(G)に関する統計分析。(G)のPCEは、それ
ぞれ「フレッシュ」、「エージング」、および「エージング+ BHC」
前駆体溶液から処理された191、121、と244デバイスに基づいてい
る。



図3  PSCとフィルムの安定性
(A)空気中の1つの太陽相当の照明の下で異なる前駆体溶液から処
理されたカプセル化された PSCの動作安定性テスト結果(このテス
トでは冷却フィルターもUVフィルターも使用せず)。
(B)BHCを使用した場合と使用しない場合のMA0.7FA0.3PbI3フィル
ムを1日照射下で8時間浸漬したトルエンの吸収スペクトル。挿入
図は、2つのフィルム(15 mm x 15 mm)を5mlのトルエンに浸した
バイアルの写真を示す。



図4  ペロブスカイトミニモジュールの光起電性能。
(A)開口面積35.8cm2のチャンピオンペロブスカイトミニモジュー
ルのJ-V特性。挿入図はチャンピオンのミニモジュールの写真を示す。
(B)9.8 Vの固定バイアスでのチャンピオンミ
ニモジュールの安定
した出力。


ペロブスカイト系ハイブリッド太陽電池(単層・多層)でサーファ
ド(建材一体型)及び舗装・防音壁(道路)で使用するアイデアは
記載済みで、すでに、オランダ・フランスなどで前実用(商用)化
段階にきているが、この日本でも、関連特許申請されているの最新
技術を紹介する。

❏ 特開2021‑36761 太陽光発電パネル、舗装構造体および壁
   面構造体  

【課題】実使用環境においても良好な発電性能と走行性 能を確保す
ることが可能な太陽光発電パネル、舗装構造 体および壁面構造体を
提供する。
【解決手段】照射された光を電力に変換する光発電モジュール(13)
と、光を透過し一面に光発電モジュール(13)が貼り付けられる
透光性支持部材(15)と、 透光性支持部材(15)の他面上に形
成され光を透過する表面保護層(16)を備え、表面保護層(16)
は、光を散乱する微粒子(16b)が少なくとも表面に突出してお
り、光発電モジュール(13)の透光性支持部材(15)とは反対
側に遮熱層を備えている太陽光発電パ ネル(10)。
【選択図】図1

【符号の説明】 10,117,210⋯太陽光発電パネル 11⋯硬
質舗装体 12,14,214⋯接着剤層 13,213⋯光発電モジ
ュール 13a⋯発電セル 13b⋯封止材 15,215⋯透光性支持
部材 16,216⋯表面保護層 16a⋯母材樹脂 16b⋯微粒子
100⋯舗装構造体 110⋯既設舗装体 111⋯区画線 112⋯切
削溝 113⋯アスファルト 114⋯配線用溝 115⋯段差 116⋯
接着剤層 118⋯電気配線 119⋯間詰部 200⋯壁面構造体
220⋯支柱 230⋯壁面 20⋯容器 30⋯水 40⋯試験輪
【概要】
電力を売却することを目的とした太陽光発電施設は、広い面積に大
量のソーラーパネルを設置する必要があるため 山林や空き地など
の広大な敷地を確保する必要がある。一方 、小規模な発電設備であ
っても、ある一定以上の日照面積を確保する必要があるため、住宅
やビルの屋上に設置されることが多い。しかし建築物の向きや形状
などの状況によっては、屋上にソーラーパネルを設置することが困
難なことや、必要な発電量が得られない場合もある。そこで、設置
面積を確保するために、道路の路面上にソーラーパネルを配置する
ことも提案されている。例えば特許文献1には、内部に空洞を設け
内部に太陽電池を弾性体で保 持した道路敷設用タイルが記載され
ている。また特許文献2には、可撓性基板の表面に可 撓性を有す
る太陽電池セルを貼りつけて太陽電池モジュールを構成し、路面上
に接着剤で太陽電池モジュールを貼り付けることが記載されている。  
【特許文献1】特開2002-118279号公報
【特許文献2】特開2013-038228号公報
しかし特許文献1の従来技術では、道路敷設用タイル内部に空洞を
設けるため、耐荷重の性能向上に限界があることや、大面積化が困
難であるなどの問題があった。また、道路敷設用タイルを複数敷設
して太陽光発電のための面積を確保すると、道路敷設用タイル間に
段差が生じやすく良好な走行性を確保することは困難であった。同
様に特許文献2の従来技術でも、路面上に太陽電池モジュールを貼
り付けるため、走行車両が太陽電池モジュールを敷設した領域を通
過する際に段差による衝撃や騒音が生じ、良好な走行性を確保する
ことは困難であった。また、太陽電池モジュールの周縁部で接着剤
が露出しており、劣化や剥離の問題が生じる可能性が高いという問
題があった。また、引用文献1,2に記載された技術では、車両や
歩行者が道路上を通行する際のス リップ性能等については考慮され
ておらず、実使用環境においても良好な発電性能と走行性能を確保
することは困難であった。 
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照射された光を電力に変換する光発電モジュールと、  
前記光を透過し、一面に前記光発電モジュールが貼り付けられる透
光性支持部材と、前記透光性支持部材の他面上に形成され、前記光
を透過する表面保護層を備え、前記表面保護層は、前記光を散乱す
る微粒子が少なくとも表面に突出しており、前記光発電モジュール
の前記透光性支持部材とは反対側に遮熱層を備えることを特徴とす
る太陽光発電パネル。
【請求項2】請求項1に記載の太陽光発電パネルであって、前記光
発電モジュールは、アモルファスシリコンからなる発電セルを有し
ていることを特徴とする太陽光発電パネル。
【請求項3】請求項1または2に記載の太陽光発電パネルであって
前記透光性支持部材は、ポリカーボネートからなる略板状の部材で
あることを特徴とする太陽光発電パネル。
【請求項4】請求項1から3の何れか一つに記載の太陽光発電パネ
ルであって、前記微粒子は、粒径が0.2~4.0mmの範囲であ
ることを特徴とする太陽光発電パネ ル 。
【請求項5】請求項4に記載の太陽光発電パネルであって、前記微
粒子は、Al 2 O 3 、SiO 2 、ZrO 2 、Zr(OH)
4 、ZrSiO 4 、の うち少なくとも一つを含むことを特徴と
する太陽光発電パネル。
【請求項6】請求項1から5の何れか一つに記載の太陽光発電パネ
ルと、前記太陽光発電パネルを載置する硬質舗装体を備えることを
特徴とする舗装構造体。
【請求項7】請求項1から5の何れか一つに記載の太陽光発電パネ
ルと、前記太陽光発電パネルを取り付ける壁面を備えることを特徴
とする壁面構造体。
                        この項つづく






 ホログラフィックタッチスクリーン型公衆衛生事業
2020年10月、オーストラリアの研究者は、COVID-19の原因とな
るウイルスであるSARS-CoV-2が、ガラス、ステンレス鋼、紙幣
などの一般的な表面に28日間感染し続ける可能性があることを
発見。セルフサービスのチェックアウト、ファーストフードレ
ストランのタッチスクリーン、ATM、信号ボタン、エレベータ
ーのコントロール、自動販売機は、私たちが日常生活で接触す
る可能性のある公共のデバイスのほんの一部。ワクチンは現在
感染数を減らしているが、ウイルスは何年も前から存在する可
能性があり、COVID-19が根絶されたとしても、風邪やインフル
エンザなどの他の病気は公共の表面との接触によって広がり続
ける。これらの懸念に対処するために、日本の研究者は、フロ
ーティングピクトグラムテクノロジー(FPT)と呼ばれる概念
を実証。この非接触インターフェースシステムは、最先端の
「空中浮遊画像」光学技術に基づく。本質的に、FPTは、特殊
なミラーと組み合わせた光源を投影して、明るく視認性の高い
フローティングボタンを空中に表示します。次に、空間センシ
ングテクノロジーは、コンピューターアルゴリズムを使用して、
空中の指の3D位置を正確に特定し、高速応答を生成。これによ
り、キーやパネルに直接触れることなくインターフェースを操
作できる。


📚 忙中閑あり読書録Ⅵ
習近平が隠蔽したコロナの正体 河添恵子

第5章 鍵はリケジョ(理系女子)---スパイなのかそれとも?
「走出去(海外へ行け)!」

「走出去」以降、中国共産党は人海戦術、マネートラップ、ハニー
トラップ、果ては「悪事を共有し仲間化する」などアメとムチ、恫
喝、さまざまな工作を深化させて〝赤化〟を進めてきた。 拙著『
覇権・監視国家─世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる』(W
AC BUNKO・二〇一九年)に詳細 を記しているので是非、読
んでいただきたい。 トランプ政権のみならず、イギリス、オース
トラリア、カナダ、欧州連合(EU)もその〝毒抜き〟のフェーズ
に入っているが、日本だけは・・・・・・・。 と返す刀で日本国民に覚醒
を著者は促す。それでは第2節に移る。

ツイッターの独立取締役──不可解な人事 
中国は二〇〇八年十二月に「千人計画」を立ち上げた。海外の企業
と大学に勤務する研究者、技術者、知的財産と技術保護担当の中国
人幹部を対象者に選び、高待遇で中国に呼び戻す計画である。理系
の超ハイレベル人材を選りすぐり、中国の科学的発展のために貢献
してもらう意図がある。ぴったり千人を選ぶという意味はなく、科
学の分野で秀でている、非常に優秀な中国人に、「『千人計画』に
申請するよう」中国当局が募っていた。一説には、この十年ほどで
同計画に選ばれた人材は外国籍を含み八千人前後という。「千人計
画」の存在がにわかに注目されされたのは、スタンフォード大学物
理学終身教授張首晟氏が自殺した時だった。
二〇一八年十二月一日にファーウェイのナンバー2である孟晩舟副
会長が、カナダで拘束された同日、カリフォルニア州サンフランシ
スコ・ベイエリアにある大学校内で命を絶った。飛び降り自殺だっ
た。トポロジカル絶縁体と量子スピンホール効果で画期的な成果を
あげ、「将来のノーベル物理学賞受賞の有力候補」に浮上していた
彼と、ファーウェイとを結びつける記述はあるが、自殺との因果関
係はわからない。 ただ、その張首晟教授が「千人計画」に早々に
選ばれた一人であることは確かだった。一九九九年より北京の清華
大学高等研究院の客客員教授を務めており、同大学のイベントで「
『千人計画』に選ばれたことを誇りに思う」と述べた内容もHPに
記されていたが、中国科学院と上海市政府による共同建設で、二〇
一三年九月に開校した上海科技大学でも、二〇一八年五月から客員
教授に就任し、同大学の学長は、江沢民元国家主席の長男、綿恒氏
であり、彼と綿恒氏は「千人計画」の発案者だったとの話しもある
とか、また同僚で旧知の仲だったAI(人工知能)分野で著名な中
国の女性学者・李飛飛(リー・フェイフェイ)氏(四十三歳)が、
二〇二〇年五月十一日、ツイッターの独立取締役の就任報道があり、
ツイッター社は、「新型コロナウイルスの流行に関する偽情報のツ
イッター社は、「新型コロナウイルスの流行に関する偽情報のツイ
ートを取り締まりの対象とする」ことも同時に発表しており世界が
震撼した。また、十六歳で家族と渡米した李飛飛氏は、プリンスト
ン大学を卒業後にカリフォルニア工科大学電子科博士課程を修了し、
スタンフォード大学で助教授となり、人工知能実験室主任として世
界最大の画像認識データベース「ImageNet」を設立。顔認証技術に
大きく貢献し、二〇一六年十一月には米グーグルのクラウド研究の
副代表に就き、翌年に設立された「グーグルAI中国センター」の
共同センター長にも就任しているといい、このように「素晴らしき
キャリアをお持ちのリケジョ(理系女子)」だが、彼女も「千人計
画」の参加者なのだ。識者から警戒の声が出ないわけがないと書い
ている。



ツイッター社の新取締役李飛飛氏と中共の知られざる関係 
  看中国、 VisionTimesJP

「千人計画は刑務所計画だ」

中国がなぜ「千人計画」を始めたかという理由は皮肉な意味で素晴
らしい。「優秀な才能を国内に引き止め、頭脳流出を防ぐのが目的
」と説明し、「何十万人もの才能ある中国人が、アメリカやイギリ
スなどの最高レベルの大学で学び、そのまま定住してしまうことを
政府は問題視している」と。世界は(もちろん私も)、これは「詭
弁」と断言している。「中国は計画的に送り込んだのだ」と米英の
最高レベルの大学には、中国にはない技術や研究の宝庫なのだ。
「盗むために人材を送り込んだ」というのがアメリカの言い分はオ
バマ政権のラスト一年の頃から、FBI(米連邦捜査局)が動き出
していた。「中国にリクルートされた個人は、海外で獲得した研究
成果まで中国に渡すため、情報や研究財産の盗用など米国法に基づ
いた違法性がある」と、「千人計画」の対象者は「産業スパイ・リ
スト」と同等の意味を持つようになり➲米議会の国家情報委員会
(NIC)も、同計画を「国家安全保障に対する長期的な脅威であ
る」と警告➲トランプ政権発足後の二〇一七年六月には、貿易・
製造政策局が中国共産党によるアメリカに対する知的財産・ハイテ
ク分野技術の侵害と脅威についてのレポートを発表する。そのレポ
ートに、中国が表だって技術盗用する手法として、在米学者のリク
ルートとともに知財の移譲も求められる「千人計画」が名指➲米
国防省も、二〇一八年六月に開催した米下院軍事委員会の公聴会で、
「千人計画の目的はアメリカの知的財産を獲得することにあると警
告。米中新冷戦が本格化するなかで、中国当局も警戒感を強めたこ
とが明らかだ。中国の検索サイトで「千人計画」と打ち込んでも、
何も出ないように操作された。数年前に私が確認した際には、「千
人計画」に選ばれた人材の詳細すら出ていた。ところがサイトから
リストがまず消えたというから、ここ数年間で米中関係が大きく代
わるってきたのがわかるとうものだが、約5年数ヶ月前にこのブロ
グで『世界覇権百年戦略』(2015.10.29)掲載していから詳細のな
りゆきはわからずとも十二分に今日のようなことは予見できたこと
であるが、克明に事実関係を知るにつれ、そのことを再確認しなが
ら先に進む。



「外専千人計画」に選ばれたダブルスパイ
外専千人計画」に選ばれたダブルスパイ?「千人計画」と同じ流
れで、外国人専用の「外専千人計画」も二〇一一年八月から本格化
していた。主にアメリカやドイツ、日本からハイレベルな人材が大
量に引き抜かれ、高待遇で働いている。ここで問題なのは、本人が
自覚しているか否かは別として、直接・間接的に「中国の軍拡のた
め」に働き、その対価として報酬を得ている仕組みになっている点
である。 学者や研究者の立場からすれば、高い報酬や潤沢な研究
費が条件にぶら下げられれば、喉から手が出るほど欲しい気持ちは
わからないでもない。だが、習近平政権の世界覇権への野望を許さ
ないトラを許さないトランプ政権下では、看過できなくなっている
ようだ。二〇二〇年一月三十日に英BBCは、ハーバード大学の化
学・化学生物学部長のチャールズ・リーバー教授が、中国政府から
百万ドルを超す助成金を受け取っていたことから起訴となり、無期
限の休職処分となったという。
                        この項つづく



風蕭々と碧い時代:

●今夜の寸評:3・11とニュートリノ
地震発生で亡くなられたの哀悼と父親の月回忌で宗安寺へ朝摘みの
高野槇と菜の花を持ち参る。この通りは電信柱がなくすっきりとし
た空を見上げることができる。そうなのだ。空から新しいアイデア
がおりてくるのだがニュートリノの如く受けきれずにいる吾がいる。



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