徳丸無明のブログ

雑文、マンガ、イラスト、その他

キャメル珈琲 パクチーポテトチップス

2020-07-17 23:12:10 | 
世の中には2種類の人間がいる。パクチーを食べられる者と食べられない者だ・・・という2分法になんの意味があるのかはわからないが、今回はカルディで販売されているパクチーのポテトチップスです。




本日は第12回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのは中崎タツヤの『じみへん』(全12巻・小学館)です。
1話15コマの「地味で変」なギャグマンガ。派手さや華やかさとは無縁のジワジワくる笑いは、ひとたびハマれば癖になること請け合い。僕も一時期じみへんワールドにずっぽりハマってまして、けっこうな影響を受けてます。
この作品はもっと評価されるべきだと前々から思ってたんですが、短編作品ゆえか、ギャグマンガゆえか、単行本もあまり売れてないようでしたし、知名度もずっと今ひとつでした。
で・・・ずっと愛読してはいたんですが、次第に力を失いだすというか、輝きが消え始めてしまうのです。僕は「あの面白かった『じみへん』がこんなことに・・・」と、やりきれない思いでした。
もちろんこれは個人的な感想でしかありません。中には、「『じみへん』はずっと面白かった」という意見の人もいるでしょう。でも僕は、こんな姿をさらして連載続けることはない、編集者ははやく介錯してやれ、って考えてました。
なので途中からは読んでいません。『じみへん』の単行本は全12巻なのですが、巻数が振ってあるのは6巻までで、以降はしぼり汁、たたき売り、中濃、自由形、熟々、仕舞という名称(副題?)がついてます。僕が個人的にオススメできるのは中濃までです。
今回この記事を書くにあたって調べてみたんですが、中崎さんは2015年8月に還暦を迎えたのを機に断筆し、それに伴い『じみへん』の連載も終わったのだそうです。そして翌2016年に第20回手塚治虫文化賞の短編賞を受賞したと・・・。全然知らんかった。年々マンガに興味を失っていってたせいで、その手の情報が全く入ってきてなかったんですね。
中崎さん、今は何をして暮らしていらっしゃるのでしょう。あなたの達成は永遠です、とお伝えしたい。


ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、および雑感。
少し前に、近所のスーパーがコロナ感染防止のためにリサイクルボックスを閉鎖したので、牛乳パックが回収に出せなくなった、と書きましたが、最近になってポツポツ再開し始めました。なくなってわかる当たり前のありがたみ・・・みたいなベタなことは言いたくないけど、ありがたいのは事実ですね。

コロナが赤ん坊の発達に与える影響というのを考えてしまいます。幼児は成長の過程で、世界はどうあるのか、人のコミュニケーションとはどういうものかなどを学ぶわけですが、大人がつねにマスクをつけていると、「表情を読む」(=感情を理解する)という能力の獲得に支障をきたさないか?と思うのです。
マスクをつけていると、顔の半分が見えなくなります。顔の中で一番重要と思われる目は見えていますが、口の動きまで含めての「表情」です。また、しゃべるということは口を動かすということであり、コミュニケーションの手段である「声」は口から発せられるということが、マスクを着用しているとわかりにくくなるのではないか。
それらのことが、幼児の認知機能の発達や言語の獲得の遅れ、もしくは誤発達をもたらすのではないか、という気がするのです。
まあこういうのって、だいたい杞憂で終わるんですけどね。一時的に認知機能の発達が遅れたとしても、のちにリカバリーして10代を迎えるころには認知機能は平均値になる、みたいなんが普通です。
しかし、社会的な偏見が生まれるおそれはあります。ゆとり世代にも「やる気がない」だの「頭が悪い」だのといった偏見がありますけど、それと同じで、コロナ流行期に生まれ育った子供たちを「コロナ世代」とか名付けて、「感情が読めない」とか「コミュニケーションが下手」だとかいったレッテル貼りが行われないか・・・。これも思い過ごしであればいいんですけどね。


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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ピューと吹くジャガー (和田ヶゐ)
2020-07-17 23:49:10
この漫画も、くそ面白かったのに、途中からくそつまんなくなったけど頑張って読んでました(@_@)

じみへんは知りませんが、ちょっとだけ読んでみたくなりました

後に、コロナという言葉は、世界を救うきっかけになると信じています(深い意味はありません)
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和田ヶゐさん江 (徳丸無明)
2020-07-18 23:22:38
ああ、『ピューと吹くジャガー』ね・・・。
僕はその連載が始まるころには、マンガに対する興味をあらかた失っていたので、ちょこっとしか読んだことないんですけど、連載がけっこう長く続いていたことは喜ばしく思っていました。
うすた京介さんは『すごいよマサルさん』が大ヒットしましたけど、人気がすごかったせいで短いスパンで巻頭カラーやら増ページやらになってて、徐々にその負担に耐えられなくなって作品の質が落ちてしまいました。
マンガが、自らの人気の高さによって潰されてしまうという稀有な事例だったわけですが、そのあとに始まった『武士沢レシーブ』が惨憺たる出来だったので、『マサルさん』一本でダメになってしまった人なのかと思ってたんですよね。
なんで、『ピューと吹くジャガー』が始まって、しかも長く続いているのを見て、ああよかった、って思ったのです。
『じみへん』もぜひご一読ください。
あたりはずれはありますけど、面白いやつは神がかり的に面白いですから。
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いや (和田ヶゐ)
2020-07-19 01:40:30
武士沢もまあまあ良かったですよ(終わりに近づいてつまらなすぎたけど)(@_@)

ジャガーは、あと10巻短くしたほうがよかったです(あとの使い方!!)

じみへん・・・読みたくなってきました!!あと、昔、王様はロバみたいなタイトルの漫画があって、めっちゃ好きだったのを思い出しました
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和田ヶゐさん江 (徳丸無明)
2020-07-19 21:50:46
『武士沢』よかったですか?
僕はそんな印象ないですけどね。
『王様はロバ』も懐かしいですね。
そのあとの『くぴっと一杯』は失敗でしたし、キャラクターの歯の描き方が気持ち悪くなってました。
なにわ小吉さん、まだ描いてらっしゃるのか・・・。
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武士沢はよかったですよ!! (和田ヶゐ)
2020-07-19 22:46:52
絶対に武士道ブレードを思い出しますから(タイトルから)(@_@)

そのくぴっととか言うのは、全く知りませんが、歯の描き方って・・・気持ち悪いとかあるんですか?
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和田ヶゐさん江 (徳丸無明)
2020-07-20 22:47:48
じゃあ『武士沢』の評価は人それぞれということで。
歯が気持ち悪いっていうのはですね、なにわ小吉さんは『王ロバ』までは単純化された、マウスピースみたいな歯を描いてたんですけど、『くぴっと』からは一本一本描き分けるようになりまして、それが彼の描くキャラクターの顔全体と組み合わさったとき、妙に気持ちの悪いものになっていたんですよ。
言葉で説明したんじゃわかんないだろうから一度見てもらいたいですけど、どうでしょうね、ブックオフの100円コーナーあたりにまだあるかな・・・。
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ブックオフ・・・ (和田ヶゐ)
2020-07-20 22:52:28
ブックオフなのに本ねーじゃん!!!(@_@)
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和田ヶゐさん江 (徳丸無明)
2020-07-21 22:56:00

和田さんの近所のブックオフの話ですか?
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いや・・・ (和田ヶゐ)
2020-07-21 23:34:09
CMの話です(@_@)
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和田ヶゐさん江 (徳丸無明)
2020-07-22 22:10:35
そんなCMありましたっけ?
ひょっとしたらこっちじゃ流れてないやつかもしれません。
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