徳丸無明のブログ

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ロッテ BIGスイカバー

2024-07-12 23:41:33 | 
今日は果実棒です。




今年も夏がやってきました。むやみに暑く、暑すぎる夏が。夏はスイカです。アイスなら皮まで食べられます。ウチのばあちゃんは、スイカの皮で漬物を作ってました。
スイカと言えば、塩かけたりするじゃないですか。スイカに塩。塩をかけると、甘みが増すっていいますよね。
皆さんはスイカに塩かけます?僕はかけません。しょっぱくなるからです。
子供のころ、一度だけ薦められて塩をかけてみたことがあります。したら、まずしょっぱい味がして、そのあとスイカの甘みがきました。直後に、しょっぱさと甘さの混じった、不可解な味になりました。その経験から、二度とスイカに塩はかけるまいと誓いました。
僕はまるで理解できないのです。なぜスイカに塩をかける習慣があるのか。
子供のころは、それは錯覚なのではないかと考えていました。スイカに塩をかけると甘みが増すというのは、塩のしょっぱさのあとに甘みに触れるから、その反動というか、ギャップみたいなものによって甘みが増したように感じているだけではないかと。だから、スイカに塩かけてる人は、錯覚にだまされてるだけのアホなのだと思っていたのです。(それにしても、なぜ数ある果物の中で、スイカだけに塩をかけるのでしょうか)
でもまあ、ひょっとしたら本当に甘くなってはいるのかもしれません。塩がスイカに付着するとなんらかの化学反応をもたらし、糖度が増加する、ということが実際に起きているのかもしれない(そのへんの詳細をご存じの方、情報提供お願いします)。
でもですよ、だとしてもですよ。しょっぱくなっちゃうじゃないですか、スイカが。塩がスイカに化学反応をもたらすとしても、もたらしたうえで塩がきれいさっぱり消えてなくなるわけではない。塩は、スイカの上に残るのです。だから、どうしても甘さの前にしょっぱさを感じてしまう。しょっぱさはなくならないのです。
だから僕はイヤなのです。甘い果物を食べるのに、しょっぱさは感じたくない。仮に甘さが増したとしても、しょっぱさによって甘さが相殺されてしまう。そんなことをするくらいなら、甘みの薄いスイカを食べたほうがマシです。ナチュラル指向です。
チョコレートかけたポテトチップスとか、塩豆大福なんかは好きですけどね。スイカに塩はないですね。
ゆで卵にケチャップかけたりもしないし、唐揚げにレモン絞ったりもしません。
今はもう品種改良もだいぶ進んでるでしょうから、スイカもずいぶん甘くなってることでしょう。特別高級な品種じゃなくても、充分な甘さを感じられるようになってきているのではないでしょうか。
だからたぶん、スイカに塩も、過去の風習になりつつあるのだろうと思います。ひょっとしたら、もう一部の年寄りしかやってないのかもしれません。
「スイカに塩」の習慣がなくなってしまうのはさみしい?日本の伝統がひとつ消えてしまう?
いやいや、僕はなくなっていいと思います。だって、アホな習慣ですもの。甘さだけでなく、しょっぱさも感じなくてはならない、バカげた食べ方ですもの。果物という、甘味を食べる場面で、塩気を味わうという、理不尽な食べ方ですもの。
「昔はスイカに塩をかけて食べていました。昔の人は、それでスイカが甘くなると信じ込んでいました。実に愚かな習慣でした」いずれそのように語られるときがくるでしょう。それでいいと思います。そうなるべきです。
僕はスイカに塩はかけません。もちろんスイカバーにもね。


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