還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

カルタゴの子孫がローマに

2011-02-13 16:04:25 | 日記

イタリアでは、ベンアリ政権が崩壊したチュニジアから大量の難民が地中海を挟んだイタリア南部ランペドゥーザ島に入っていると言う。イタリア政府は非常事態を宣言し、難民を国内の他の施設に移動させるなど、人道支援を積極的に行っているらしい。

漁船などで不法に入国した難民が3000人近くに達し、今も増え続けている。

チュニジアといえば、闘将ハンニバルで有名なカルタゴを祖とする民の国だ。

ハンニバルは紀元前200年頃、当時のローマ帝国に果敢に攻め入り、ローマを震撼させた。アルプス山脈越えの攻撃をローマは予想もしなかったという。

そのハンニバルの子孫が、ローマを祖とするイタリアに救いを求め、イタリアもそれに反応している・・・

歴史の流れは興味深い。

 

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六角堂・へそ石の謂れ

2011-02-13 15:19:38 | 京都ウロウロ

家から歩いて15分ほどのところに六角堂がある。

以前に、人に慣れ過ぎている六角堂の鳩に襲われて?ヒチコックの「鳥」を思い出したことがある。本願寺にも鳩は沢山いるが、境内の面積が違うので、それほどに「いっぱいいる」感覚にはならない。

今日も、ブログで六角堂の「へそ石」を紹介しょうと六角堂に入った途端、鳩に取り囲まれた。こういう時はじっとするにかぎる。へたに動くとその動きに鳩が反応して余計にざわつく。で、うまい具合にやリ過ごした。

六角堂の謂れは、聖徳太子がこの六角堂のあたり(当時は林の中だったのだろう)の池で水浴するために、持ってきた如意輪観音像を箱に入れ、傍に置いたところ、箱の中から如意輪観音像が動かなくなってしまった。

そして夢の中で、観音がこの地にとどまり民衆を救うことを希望したということで、それを祀る六角堂を建てたことによるという。だから、平安京よりも先に六角堂は存在したわけで、後に平安京を作る時に、堂が道路に引っ掛かるので、移転を余儀なくされ(今で言えば強制執行みたいなもので)、記念に残したのが、元の堂の基礎である「へそ石」といわれ、以後この場所が京都の中心だといわれている。

六角形は、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって生ずる六欲のことを表す。人間の欲望(煩悩)を脱して角を無くし円満になること。即ち「六根清浄を願う」という祈りを込めて、六つの角を造ったということです。

堂はもちろん六角形だが、へそ石も六角形でした。

この六角堂(正式には頂法寺という)の南面の通りを六角通という。

 

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京都の通り名の歌の歴史と松原通りの謂れ

2011-02-13 13:59:43 | 京都ウロウロ

京都の人間なら誰もが知っている例の「通り名の歌」・・「丸・竹・夷・二・押・御池・・・・」というやつだが、いつ頃から歌われているのかを御存知だろうか?

文字として最初に出てきたのは、1723年に三浦庚妥という人の著書『便用謡(びんよううたい)』(享保8年・1723刊)に出典の記述が見られるということだ。三浦庚妥という方は謡曲の節回しを教えていた方のようで、言わば作曲家みたいな人のようだ。

その『便用謡』は、江戸時代以降、町会所で使われていた教本で、九九や日本の地名、社会生活上のマナーなど、実用的な知識に節をつけた謡(うたい)曲が収められており、その中に「九重」というのがあって、それが「京の通り名」のオリジナルであろうと云われている。

この事から元々の原曲?は、室町末期あたりと思われ、貴族だけではなく、広く武家や町衆に普及し始め、必須の教養であったと考えられ、江戸時代の中頃にはメロディやリズムを付けて謡う覚え方が常識になっていたようだ。(
南北だけでなく東西の歌もあるが、東西の歌もおそらくこの時期に完成したと思うがよくは知らない。)

謡に歌われたのは室町時代だが、通り名自体はほとんどが平安京時代と言うからビックリする。それぞれに謂れのある名前がついているのだろう。この前も蛸薬師通りと錦通りについてブログで紹介したが、他も調べなくてはと・・・

謂れが不詳のものもあり、分かったものからブログで紹介したいと思う。

 

先ずは「松原通」から。元々今の松原通りは平安京時代は五条通(五条松原通)だったのだが、豊臣秀吉が二筋南に五条通(現在の五条通)を建設したため、松原通という通り名になったようだ。

したがって、牛若丸と弁慶の出会った五条大橋は今の松原橋あたりということになる。蛇足だが、「義経記」では義経と弁慶の出会いは五条大橋でなく五条天神で、その後、五条通りをまっすぐ東に向かい清水寺の舞台で弁慶が「まいりました」になったとある。五条天神は今も松原通り近くの街中に楚々と存在する。

話を元にもどして、「松原通」だが、その名前の謂れは、この街道の松並木が綺麗だったことに由来するが、特に今も松原通りにある新玉津島神社の松並木が見事だったようだ。この神社は1186年に藤原俊成が歌道の神といわれる衣通郎姫を祀ったことに始まるという。

今も命名当時、見事と言われた松が境内の奥にひっそりと存在している。

 

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映画「ウオール・ストリート」

2011-02-12 19:23:25 | 映画日記

映画「ウオール・ストリート」を見てきた。マイケル・ダグラスが23年前に同じ題名の映画で同じゴードン・ゲッコ―役を演じている。

今回は、前作の最後に逮捕され刑務所に入り、ウオール街から追放されたゴードン・ゲッコ―が、出所して密かにウオール街の昔の仲間たちに復讐をたくらむ物語だ。そこに同じウオール街で一攫千金を目論む娘の彼氏が絡んでくる。

リーマン・ショック前後のウオール街を背景に、拝金主義の父を避ける娘が、同じ拝金主義に傾倒する彼氏に父の姿をオーバーラップさせていく。

最後に、ウオール街への復讐を終えた父は、娘と娘の彼氏に約束の投資をして、怪しくなりつつあった二人の中をとり持つ。

ハッピーエンドになっているが、最後の親子の仲直りの部分がよくわからない。まあいいけれどね。

マイケル・ダグラスは昨年8月に喉頭癌の手術をしているというが、まだまだ頑張ってもらいたい役者だ。

それに今噂のチャーリー・シ―ンも前作の流れでチョイ役で出ていた。久しぶりだ。

勝手評価 ☆☆☆☆ 

 

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泉踊寺から清水山へ

2011-02-11 16:07:07 | 京都ウロウロ

昨日の夜、ネットで「東山トレイル」の図面を見て、今日は是非ともまだ歩いていない東山トレイルのコースを歩こうと心に決めた。

この前、伏見稲荷から東福寺まで歩いたので、今日は泉踊寺から将軍塚まで歩こうと朝から出かけた。将軍塚から先は南禅寺から大文字山、瓜生山と歩いた事があるので、これで何やかやと言っても狸谷不動まで歩いたことになる。

もちろん、歩いて泉踊寺へ。途中、今熊野の東大路とJR線の交差を通る。通りから線路を見下ろしていると、懐かしい小学生時代の思い出が蘇ってきた。

小学生の頃、特急「こだま」が走っているのを見たくて、ここまでやって来て、線路沿いの土手まで降りて間近で「こだま」が走っているのを見た記憶がある。今でも鮮明に憶えているから子供ながらに相当の衝撃があったのだろう。今から思うと、よく土手まで降りて見たものだとぞっとする。すべり落ちたらおしまいだ。子供ものんびりで、国鉄ものんびりで、そんな事が容認される時代だったのだろう。

そんな懐かしい思い出を浮かべながら、泉踊寺へ。泉踊寺の起源は諸説あるみたいだが、有力な説としては開創者を空海とする法輪寺が起源で、文字通り日本の仏教界の草分け的寺院だ。それ以降、皇室の祈願寺となって、歴代天皇の墓所となったことから皇室と深い関わりを持って行った。

確かに今も山間いの静寂さが荘厳さを醸し出している。

先を急ぐので玄関先でユーターンして、今熊野観音から清水山へ・・・

 泉踊寺裏山、京女学園裏山を通って国道1号線へ。この国道の下に掘ってあるトンネルを渡って清水山中へ。なにやら怪しげなトンネルを越えて・・・・

いよいよ山中へ。結構な登りだ。すぐに息が上がってしまった。それでも休むことなく15分。清閑寺山山頂に到着。清閑寺山があること自体知らなかった。三角点もなく、簡単な表示がしてあるだけだ。標高は202mとある。

そこから5分ほどでいよいよ清水山山頂に」到着。ここは標高242.5mとあった。

あまり記憶がないが、このあたりは文字通り清水寺の裏山だから、幼い頃、よく遊んでもらった山中なのだろう。その清水山から少し将軍塚へ向かったところに、僕が「将軍塚」と勘違いしていた石碑があった。

この前、将軍塚に行った時に何か印象が違ったのだが、小さい僕は、この石碑を「将軍塚」と見誤っていたようである。石碑を見た途端、子供の頃の思い出が蘇ってきた。よくこの石碑の前をうろついていた。

ここから東山ドライブウエーに行ったり、稚児ヵ池という池に行ったり・・・・

ほどなく東山山頂公園に。ほんまもんの将軍塚に。山頂からの京都盆地の景色は残念ながら曇っていた。

もう時計は12時を過ぎていた。今日はこれ位にしておいてやろう。

 

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「死」に夢中?

2011-02-11 15:22:06 | 日記

今日の朝のワイドショー番組で鳥越俊太郎とクリント・イーストウッドとが対談していた。鳥越俊太郎70歳、イーストウッド80歳という。

イーストウッドといえば、夕陽のガンマンで、自分の棺桶(実はこの中に彼の愛用の銃が入っている)を引きずりながら荒野を歩くシーンが頭の中にでてくる。僕の青春時代の懐かしい映画だ。鳥越俊太郎さんも彼への懐かしさは強いようで、是非会いたいとの思いが実現したという。

鳥越さんは大腸がんを罹患され、以後転移などで4度も手術をされているという。4度もしているとは知らなかった。僕も癌になり手術をしたが、幸いその後の経緯はすこぶる良く何の治療もしていない。

4度も手術をすれば、やはり「死」というものを身近?に感じるんだろう。イーストウッドとの対談でも、この「死」をモチーフに話が進んで行った。イーストウッドのまもなく公開される映画「ヒア・アフター」もこの死がテーマだ。

僕は医師から癌を宣告された時、先ず僕のいなくなった家族をイメージした。「死」が恐怖だとか、「生きたい」とかそういう気持ちよりも無機質に僕が家族の中で透明人間化していた。

イーストウッドは鳥越に「死ぬことに夢中にならないように」と言っていた。「死に夢中」・・・「夢中」の訳をしているが英語で何と言ったのか知りたいが・・・

僕は「死」が現実の問題となった時、「死」に夢中になるなというよりも、むしろ人間は「死」に夢中になれないのではないかと思う。あまりにも厳しい現実が迫った時、人間の心理機能はその現実を無機質化していくように思うのだが・・・

ということは、「死」に夢中になっている間は「生」に執着していることになる?

 

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映画「シチリア シチリア」

2011-02-11 14:50:29 | 映画日記

映画「シチリア シチリア」を見てきた。「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作だ。

トルナトーレ監督の父親の自叙伝というか、監督の自叙伝でもあるような題材だ。時代背景はムッソリーニ時代のイタリア・シチリア地方から始まる。

若きトルナトーレ監督の父親がムッソリーニの圧政に反発し、次第に共産党活動に入っていく。そんな中で監督の母となる女性と出会い、恋に落ち結婚する。共産党活動と言いながらも、実体はマフィアに対する民衆の抵抗活動だが悲壮感はない。

画面いっぱいにシチリアの綺麗な風景と当時の民衆の生活が爽やかに描かれ、辛く厳しい生活をしながらも大らかに前向きに生きている人々の姿が綿密に描かれている。おそらく監督が幼い時に出会った人たちが題材になっているのだろう。

感動をする場面もなく、淡々と流れていく映像の中に監督の故郷バ―リアへの強い思いが存分に描かれている。

最後の場面で、古い建物が次々に壊されて行く所が映しだされている。時を懐かしむ監督の忸怩たる思いがあるのだろうか。

勝手評価 ☆☆☆    映像はきれいだったけれど監督の私的映画みたいでした。

 

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働かないアリと人間の世界

2011-02-10 20:00:56 | 日記

ニュースで「働かないアリに意義がある」という新刊本が紹介されていた。

アリの世界では、一見全員が一生懸命頑張って働いているようだけれど、実は7割は適当に休んでいて、さらに1割は全く働かないで一生を終えるらしい。一生働かないで暮らせるんだからこれに越したことはない。

少し関連性があると思うのだが、若い頃、職員教育の仕事をしている時に知った「人間集団」の定説で、5人の人間が存在すると、必ず構成として「良く出来る」・「出来る」・「普通」・「出来ない」・「全くできない」に分類されるというのがあった。

そこで、各グループから、「全くできない」連中を5人集めてグループ化すると、やはり「良く出来る」から5段階の構成が成立するという。同じように「良く出来る」を5人集めても同じ結果になるという。面白いね、人間社会も。

 

おそらく、アリの世界ではこの働かないアリたちが、アリ集団が大きな悲劇などに見舞われた時に、「働く」群れから離れており悲劇に会わずに生き残り、次世代へ遺伝子を伝達する役割をもっているのだろうと思う。そして彼らも決して働かないのではなく、僕の理論からいうと、彼らだけが残れば、そこにやはり「一生懸命アリ」が誕生するわけだろう。

そう思うと、なかなか意義のある「働かない」行動だ。

ところで、もうひとつ気になるアリの世界の行動規範が載っていた。老人アリたちの行く末だ。

老人アリたちは、外界の最も危険の多いエサ獲りなどの仕事に就かされると言う。「一生懸命動いた末、外敵にでも食べられて来い」ということか・・・・人間社会もそうなりつつあるか・・・・

 

 

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抗議のネズミ食い

2011-02-09 20:13:33 | 日記

今もエジプトをはじめ世界のあちこちで反政府行動というのが起こっている。

その行動の多くは街中を歩いて抗議するデモ活動だが、中には自爆テロのようなものや焼身自殺のような過激なものもあるし、ハンガ―ストライキという食事を断って抗議するものもある。

ところが、アフリカのウガンダではもっと奇妙な抗議行動をしている人がいる。

大統領の前で生きたネズミを抗議の意味を込めて食べるというものだ。まあ、世界は広いとはいえ、生ネズミを食べて抗議するというのは・・・

ネズミを食べるのは猫に任せておきたいね。

 

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イギリスと日本の皇室

2011-02-09 19:20:46 | 日記

天皇陛下が運動負荷がかかると「心虚血状態」になるということで、東大病院に入院されるという。美智子皇后もこの前、「せきぜんそく」とかの病気をされたが、お二人ともに忙しい日程をこなされているのだろう。是非、養生をしていただきたい。

ところで、同じような皇室を持つ国として有名なのはイギリスだが、我が国とイギリスでは皇室に対する国民の感覚が随分違うように感じる。もっともイギリスで生活をした経験もないから想像にすぎないが・・・・

とりあえず、皇室に対する映画の取り上げ方が全く違う。というのは、2月末に日本でも公開されるが、「英国王のスピーチ」という映画がある。今年のアカデミー賞を例のソーシャル・ネットワークと競っている映画だが、テーマは吃音で苦労した英国王ジョージ6世の物語だ。ジョージ6世は今のエリザベス女王の父上である。

400年も500年も前の出来事ならいざ知らず、そんな生々しい時代の決して栄光ある出来事でもない隠されていたと思われる事象を取り上げた映画だ。おそらく日本ではありえない映画だろう。

さらに言えば、ダイアナ元皇太子妃の事故死を巡って窮地に陥るエリザベス女王を題材にした「クイーン」という映画もあった。主役のヘレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞を獲得した映画だ。これも日本ならどんな反応が出てくるのだろう。

表現の自由とか言論の自由とか、日本は確かに一定の担保・保障があるが、こと皇室の問題に関しては、右翼的にも・左翼的にも大らかさがないように思う。もっと身近な皇室を実現するための仕掛けを是非お願いしたいものだ。

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口笛の練習

2011-02-08 19:06:29 | 日記

先日、夜に機嫌よくテレビを見ていたら、妻が唐突に「口笛、上手に吹けるか?」と聞く。

何を聞くんや・・と思いながら・・・だいたい、こういう質問をする時の人間の心理は、①うまく吹けないから教えてもらおう・②上手に吹けるのを自慢したいから のふたつにひとつだ。妻の性格からして、どう見ても後者だ。

「そんなもん、吹けるわいなあ。当たり前やろ」と言ったものの・・・考えると小学生の時は四六時中吹いていたように思うが、中学・高校になって吹いた記憶がない。と言う事は半世紀にわたり?吹いてないことになる。

「ピー・ピー・スー・スー」・・・うまい具合に吹けない。妻「なんや。吹けへんやないの。何にも出来へんなあ」

「何で口笛吹けへんかったら、何にも出来へん事になるんや」と短略な考え方にムッとしながら・・・

 

口笛も自転車と同じで身体が覚えているもので、少し練習したら上手に吹けるようになるだろう。ということでそれ以来、仕事の車の中で口笛を練習している。家の中では妻の耳と目があるから・・・街中を歩きながら吹くと、いかにも「ボケ老人」のようだし・・・

すると口笛に合う歌がある事に気づいた。最近、僕のハマっている歌で言うと、神田川やなごり雪は難しい。無縁坂などさだまさしの歌は結構、口笛に合っている。精霊流しなんか最高に上手い具合に吹ける。

これから休みの日に鴨川ウオークや東山ウオークをする時は、口笛を吹きながら歩くことにしょう。

東山の山中で、季節外れの「精霊流し」を口笛で吹いているのが聞こえたら僕だと思ってください。

それにしても、何故、妻は唐突に口笛の話をしたのだろう?

 

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ダウン・シフタ―

2011-02-07 20:50:25 | 日記

ダウン・シフタ―という言葉を御存じだろうか。

アメリカの経済学者ジュリエット・B・ショアが名づけた人間の生き方で、「消費主義から抜け出し、余暇を持ち、スケジュールのバランスをとり、もっとゆったりしたペースで生活し、豊かな人生を過ごしたいという価値観に合った日々を過ごすことを選ぶ」生き方で、そういう生き方を実践する人を言う言葉らしい。

とりわけ、サラリーマンなど組織内の競争を強いられる人生から、人生の価値を競争原理の世界から別のライフスタイルに転換するというものだ。

そんなに激しい組織内の競争でもなかったが、そういう世界に生きてきた身としては何となく理解はできる。

 

ダウン・シフタ―の生き方の基本に「足るを知る」というのがある。この言葉はもともと老子の思想にあるが、正確には老子は「足るを知る者は富めり。 強(つと)めて行う者は志有り」と言っている。

「満足することを知るのが富んでおり、 自分をはげまし行動するものがその志すところを得る」

この両者の生き方は表裏の関係にあるのだろう。両者のバランスが程良いところで成立することが肝要か・・・・

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懐かしのフォークソング

2011-02-06 19:38:41 | 日記

 最近、時々寝る前に「懐かしのフォークソング」を聞いている。本当は練習を兼ねてC&Wを聞かなくてはと思うんだけれど、気持ちがなかなかそちらの方に向かない。

「懐かしのフォーク」といっても聞く曲が決まっていて、それを繰り返し聞いているに過ぎない。イルカ「なごり雪」・かぐや姫「神田川」「赤ちょうちん」・さだまさし「無縁坂」を繰り返している。無縁坂以外は何となく学生時代のノスタルジアに浸っている感じだ。

もちろん、京都の人間で京都の大学だから三畳一間の下宿などの経験もなく、横丁に風呂屋はあったが彼女と入った経験もない。汽車で故郷に帰る彼女と別れた経験もない。

それでも学生時代の色々な情景が浮かんできて切なくなる。いわゆる学生紛争の真っただ中にいたのが切なさを倍増させるのか。たかだか20年しか生きていない青臭い人間が時間の経つのも忘れて精一杯、人生を語り、世の中を語りあった思い出はかけがえのないものだ。

あの頃の自分をまぶしく感じるのは・・・・今が輝いていない? ナルホド

 

 

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蛸薬師・錦小路の名前の謂れ

2011-02-06 17:45:13 | 京都ウロウロ

今日は鴨川や東山にも行かずに近場の街中をウロウロした。

高倉通を四条から錦小路へ。錦小路は相変わらず観光客で混雑しており敬遠して蛸薬師通へ。

ところで、錦小路の名前の謂れは結構有名で、平安時代は「具足小路」と呼ばれ、携帯品や調度品などを売っている店が並んでいたらしい。その「具足」の呼び名がなまって「クソ」になって、いつしか「クソ小路」になってしまったという。

それを聞いた帝が「これではいかん」と、錦綾にちなんで、北にある綾小路に対抗して錦小路と命名したらしい。

もうひとつ、時の右大臣がお腹をすかせた聖に食べ物を与えたら、その聖と一緒に来ていた鳥獣類も食べ物を食べ、その後、この界隈で本当にクソを沢山したという話が「宇治拾遺物語」に記されている。まあ、この説は「それはないやろ」っていう話だけれど・・・

 

ところで、蛸薬師通の「蛸薬師」はどういう謂れがあるのだろうか。特にタコはめずらしい。因幡薬師なら我が家の近くにあるけれどね。

蛸薬師通りの東の突き当りに蛸薬師堂・永福寺がある。昔、ここの若い僧侶が病床の母親の「蛸を食べたい」という願いと僧としての戒律との板挟みに悩む。逡巡のすえ、市場で蛸を買い求める。ところがその光景を見ていた町人にタコの入った箱の中身を見せるよう迫られる。

僧侶は薬師如来に祈りを捧げ、蓋を開けると蛸の足が教典に代わり、雷光が鳴り響いたという。

まあ、謂れだから・・・タコはサッカーの予想もするし、仏教典にもなるということで。

 

 

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映画「白いリボン」

2011-02-06 17:27:07 | 映画日記

「白いリボン」を見てきた。第一次世界大戦直前の北ドイツの田舎で起こる奇怪な事件をテーマにしたミステリーだ。

答はなく見ている人それぞれに問いかける形でエンディングとなる。

村のドクターの落馬事故から農夫の妻の転落死、領主の子供の怪我・・・次々と続く奇怪な事件に村人は恐怖を感じてくる。

事件の裏に教会牧師の子供たちが関係していることは想像されるが、その理由も行為もわからない。

白いリボンは子供たちに「幼い頃の純粋な心」を呼び起こさせるためのリボンで、牧師は我が子にそのリボンをつけさせる。

しかし、事件はさらに続いて行く。子供は純粋なだけ残酷だ。

見終えたあとに背筋が凝りつくような戦慄を覚えた。

間違いなく言える事実は、映画の舞台となった時代のドイツの子供たちは、1930年代にナチズムが台頭したときに、それを支える世代になったという事だ。

勝手評価 ☆☆☆☆   久しぶりに心の琴線に触れる映画でした。

 

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