忠烈洞

台湾旅行では付きものの忠烈洞（本当は示へん）も行った。これは２０年前にも観光？に行った。忠烈洞そのものが観光地ならいざ知らず、衛兵の交替シーンが観光になっているのがいま一理解できない。

ガイドさんの「衛兵は汗も拭いたらあかん。蚊が顔に止まっても動いたらあかん」という説明にも。

実は若い頃、僕にもその類の経験があって、その動いたらあかんという組織律や決して動こうとしない兵隊さんの気持ちも理解できる。

けれど、それは観光やないやろという思いがする。

そうは言っても、兵隊さん、御苦労さまです。

お父さんと旅行

今回の台湾旅行は旅行代理店のパックツアーで行った。妻はこの代理店を結婚する前からたまに利用している。今回もそれで申請したもんやから、当然、二人の苗字が違う。

何の違和感もなく旅行に行ったわけやけど、ツアーガイドさんが観光地に行くたびに人数確認の点呼をされる。「田中さん。山田さん」と。で、僕と妻の順番に来ると「○○さんと××さん」と呼ぶ。

若い二人なら新婚旅行てなもんやけど、このおっさん・おばさんは何者や。と一様に怪訝な目線が注がれる。「不倫か、何かやろか」と。

興味津々のツアー客は妻にそっと聞きにくる。「お兄さんと旅行ですか？」これはまあ許される。中には「お父さんと旅行ですか？」

僕をどんな歳やと思ってるんや。妻はご機嫌や。何が嬉しいのや。

いちいちガイドさんに、「実は夫婦で・・・」てな事を釈明？するのも煩わしいし最後まで、これで通した。

何人の人が、僕をお父さんと思ってたんやろか。中には「弟さんと旅行」という人もいたかもしれない。

台湾・士林夜市

台北市の士林夜市に行きました。シーリンナイトマーケットと観光ガイドに書いてあったけど、、そんなハイカラな感じやない。食べ物屋さんもその他諸々の売り屋さんも何でもありの活気あふれる夜市です。ソウルの東大門市場界隈の雰囲気にそっくりな感じです。

台湾も韓国もエネルギッシュやね。この活気には圧倒される。漢字文化なので、読むと大体分かる。「大腸包小腸」てなのはいいね。小腸で包む大腸なのか、その反対なのか分からないけど、ウインナーです。

バッタモン屋、コピー屋。ビールを飲みながら、ウロウロしていると時間があっという間にすぎてしまう。

ただ、ここでも臭豆腐ベースのニオイに参ってしまう。クサヤとか、鮒ずしとか、大概は食べるけど、これはあかん。

臭豆腐が台湾のイメージになってしまう。

台湾・九ふん

久しぶりのブログです。実は妻と台湾へ行ってました。妻はショッチュウ行ってますが、僕は２０年ぶりで、ほとんど記憶にない状態です。

まず九ふんに行きました。「ふん」はニンベンに分と書きます。ご存知のように昔、さびれた寒村であったのが、金が採掘できるということで、人々が集まって（もちろん、当時の日本軍も）隆盛したという村です。

由来はともかく、山間の村で、階段が多く、おまけに狭い通路に沢山の土産店がひしめいて、３８度近い気温も相まって、暑くて疲れるだけやないかという感じでした。

千と千尋の神隠しのモデルになった家も見ましたが、「ふーん。そうか」という位の印象です。

一番印象に残ったのは、暑さの中での臭豆腐をベースにした強烈なニオイ攻撃でした。

ソウルのキムチは嫌いやないけど、台湾の臭豆腐は後１０回位行かないと好きになれないと思う。

晩御飯はパンの暴れ食い

仕事中、妻からメールが来た。最近、この時間帯の妻メールはろくな事はない。案の定、「夕方、映画見に行くから御飯食べてきて」とあった。

さて、家へ帰って自炊もいいけど、どんな食材があるか分からない。帰りに食べるにしても職場の近くで食べるか、家の近くで食べるか、はたまた街へ出て少し贅沢をするか。

そんな事を考えながら、日頃の習慣で地下鉄に乗ってしまった。乗り換えの駅で移動中、パン屋さんがあった。思わずパンを大量に買い込んでしまった。ついついエキナカビジネスにはまってしまった。

で、晩御飯はパンの暴れ食いとなってしまった。

それにしても、帰宅途上の地下鉄で、還暦すぎた男がパンの入ったビニール袋を持って乗っているのも何か侘しいね。

人生幸朗・地下鉄１００景

地下鉄に子供達が帰って来た。最近は夏休みが早く終わるのか、もう子供が学校に行き出した。４月の頃はか弱そうな１年生も、夏を過ぎてたくましくなってきている。子供の成長は早い。

そんな微笑ましい風景とは裏腹に、今日も地下鉄で腹立たしいシーンに出会った。帰りの地下鉄で１４、５人が同じ入り口で乗車待ちをしていた。２列だから１列が７、８人という所だ。

電車が来て、車内へ入ろうとすると、先頭にいたお姉さんとおばさんの境目位の女性が乗った場所で立ち止まり、左右を見渡している。友人でも探しているのか。すぐ後ろの僕は扉の所で止まってしまった。さらに後ろの人は乗ることもできない。

何を考えてるんや。さっさと中へ入れよ。思わず身体で押して中へ追いやった。

また人生幸朗になってしまった。いっそのこと、「人生幸朗・地下鉄１００景」てな本でも出そうかと思う位、マナーの悪いシーンが目につく。これはもう僕が年寄やからでは収まらない。

ヒゲ石鹸

シャワーを浴びていて、ふと思った事がある。僕のヒゲも伸びてきてもみあげ付きのカールおじさんになって来た。そこで感じたのは、頭髪はヘアシャンプーで洗うが、ヒゲは何で洗えばいいのかと。

ボデイシャンプーは肌を洗うものやろうしね。ヒゲは肌には入らないし、と言ってヘアでもないし。

そもそもいつの頃からか、シャンプーをヘアとかボデイとかに分けられたけど、昔は何もかも一緒やったと思う。おまけに石鹸という日本語があるのにシャンプーになってしまっている。

幼い頃は四角い固形石鹸で、頭も身体も洗っていた。別に何の不自由もなかったし、肌が荒れたとも思わない。

そう思うと、どちらでヒゲを洗えばなどと、考えてた僕がアホらしくなってきた。要するに、どちらでもええわけやね。

秋眠暁を？

京都も昨日あたりから、すっかり秋の気配がしてきた。昨日の夜なんかは最高に気持ち良く休めたし、朝も心地よく目ざめた。

「春眠暁を覚えず」という言葉があるけれど、秋眠も暁を覚えないね。よく休める。

実は、「春眠・・・」の本当の意味は、同じ時間に起きても冬から春になると、徐々に日の出がずれてきて、太陽がすっかり出てから目を覚ます事になるという事のようだ。

すると、「秋眠・・・」は、反対に同じ時間に起きても、陽の上がりが遅いと言う事になる。という事は、ついつい寝過ごしてしまうのは、本当は秋眠という事になるね。

新しい発見でした。

コーヒーメーカー2

晩御飯の後、妻が唐突に「コーヒーの豆やけど、どの位の値段のを買っているの？」そんなもの、覚えてない。だいたい、豆売り場で２００Gくださいと言ってるだけで、１００Gいくらやとか気にしているわけやない。

妻いわく「この前、お友達の事務所開き祝いにプレゼントしたコーヒーメーカーで淹れたコーヒーが物凄く美味しいの。豆が違うかなあと思って」

確かに豆も違うかも知れないけど、友人の性格からして、そんなに上等な豆を買っているとは思えない。すると機械が原因か。

僕「祝いの時に、うちのコーヒーメーカーをプレゼントしたら良かったんや。少し使ってますけど、とか言って」

妻「何という事を言うの。信じられへんね」

確かに、そうやね。そやけど、新しいコーヒーメーカーを買うというんかいな。買ったばかりやで。

めずらしい便り２件

今日は二つめずらしい便りが偶然重なった。一つは小学校の同窓会のお知らせだ。まだ、本決まりではないが、もし会えば、ほぼ２０年ぶりになる。もう皆、還暦すぎているから顔も分からないかもしれない。

有名なお寺の和尚もいたり、怪しげな業界の人間もいたりするが、会えば小学生に戻るだろう。２０年前もそんな感じだった。

もう一つ、学生時代のバンド仲間から、皆で集まって演奏しょうというお誘いだ。半年ほど前にも一度、１０人ほどが集まってワイワイしたけれど、その時は懐かしい演奏会のテープを流したり、レコードを聴いたりだけであったが、今回はカントリーミュージックの店を貸切でやろうとの誘いだ。

大学のバンドだったので、先輩方や後輩も入れて、総勢２０人位で遊ぼうという事になった。僕はバンドでは２代目のベースマンだが、ここは後輩のベースマンに席を譲ってボーカルをやろうかと今からワクワクしている。

１０月は５０年前に戻ったり、４０年前に戻ったり大変だ。

バイオリズム予測

バイオリズムが見事に当たっている。先週、ブログでも紹介したが、今週は身体、感情が上向きで、知性がガタ落ちと出ていた。それで、こういう時は仕事を休んで旅行でもするのが一番やと言っていたが。

本当にその通りになって来た。今日なんかは仕事をすれば障害に当たり、右へ行こうが左に行こうが、いわゆる八方塞がりの状態である。まあ、たいした仕事でもないが、がっかりの連続だった。

妻に言わせると、「常でも知性がない」のに、その少し不足？している知性がさらに最悪となると、救いようがない。

その分、身体は快調だ。これも妻に言わせると、「常でも無駄な動きが多い」と言われる位、ハツカネズミのように動いているが、今日も市内を縦横無尽に走り回って来た。が、成果はなかったわけやけど。

このバイオリズムの傾向が９月の初めまで続く。どうしたらいいのや。

地下鉄吊り広告

地下鉄の吊り広告を見ていて、ふと感じた事がある。以前は吊り広告というと、週刊誌や月刊誌などの見出し広告が多く、それを見ているだけで世の中の三面世界の様子が分かった。

ところが、最近は、そもそも吊り広告自体が減って空き家が沢山ある。おまけに広告の内容も、ローンの返済やら、結婚相談やら、何かマイナスイメージのものが多い。

不景気風やネット世界の影響を受けているように思うけど、空き家の雰囲気も相まって色合いに活気がない。

ここは、思い切って芸大あたりの学生さんの発表の場として安く提供したり、今は流行りのジジババさんたちのデジカメの投稿写真の場として安く提供したりしてはと思う。

利益はあまり期待できないけど、市民の足・地下鉄としての雰囲気は出そうに思う。

ハッピーマンデー

死語に近いかもしれないけど、「ブルーマンデー」という言葉がある。

確かに以前の職場で、頑張っていた頃は、休日明けの月曜日は憂鬱で身体もどことなくだるくて仕方ない時もあった。今から思うと、軽いストレス病だったのかもしれない。

ところが、新しい職場では、その「ブルーマンデー」を一切感じない。むしろ出勤の曜日の中で一番充実しているようにも感じる。

さすがに木曜辺りには疲れが出てきて、金曜日には次が休みかとホッとする。それでも月曜ははりきって出かけられる。

多分に職場の中のポジショニング、人間関係、仕事の責任度などが影響しているのかとも思うが、とりあえず、はっきりした原因は分からないが「ハッピーマンデー」の気分だ。

ひょっとして、妻の口撃から避難できるからやろか。

マイレージ

仕事から帰って来ると、ニコニコして妻が「あなたのマイレージでアメリカ往復チケットがとれたよ」

何が往復チケットや。仕事もあるし急に旅行なんか行けない。二人で行くんなら事前に相談してくれよ。困った人やね。と思っていると。

妻「まだいつになるかわからないけど、行ってくるね」

何やそれ。僕とやなしに君一人が行くのかいな。それで、自分のマイレージを使わずに僕のを使って行くというわけか。

まあ、僕もいくら暇な仕事とはいえ自由に休みもとれないし、マイレージ自体がカードでの買い物の付録みたいなもので、おまけに期限が過ぎたら無効にもなるし。

何か割り切れない気持ちもあるけど、僕の腹が痛むわけでもないから行っておいで。

もののはずみ

友人の奥さんと妻の会話。妻「ご主人と仲がよろしいね」奥さん「何を言うたはるの。もう、存在だけで暑苦しいわ。奥さんもよく結婚しやはったね」妻「まあ、もののはずみっていうやつやね」

何や。「もののはずみ」って。僕ははずんで出てきたわけか。

と言っても、確かに過去の出来事を思い出すと、はずみというか、成り行きで物事が動いて行った経験が多々ある。

カントリーバンドに入ったのも、友人が入るというので、付いて入ってその場の成り行きで入ってしまったわけだし、就職にしても、全く希望もしていない所に、どうしたわけか入ってしまった。

運もあって、不運もあって。人生は、はずみと成り行きの連続で成立しているものやね。

妻の「はずみ」の相手の僕は、どうして妻と結婚したんやろうか。