還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

懐かしのフォークソング

2011-02-06 19:38:41 | 日記

 最近、時々寝る前に「懐かしのフォークソング」を聞いている。本当は練習を兼ねてC&Wを聞かなくてはと思うんだけれど、気持ちがなかなかそちらの方に向かない。

「懐かしのフォーク」といっても聞く曲が決まっていて、それを繰り返し聞いているに過ぎない。イルカ「なごり雪」・かぐや姫「神田川」「赤ちょうちん」・さだまさし「無縁坂」を繰り返している。無縁坂以外は何となく学生時代のノスタルジアに浸っている感じだ。

もちろん、京都の人間で京都の大学だから三畳一間の下宿などの経験もなく、横丁に風呂屋はあったが彼女と入った経験もない。汽車で故郷に帰る彼女と別れた経験もない。

それでも学生時代の色々な情景が浮かんできて切なくなる。いわゆる学生紛争の真っただ中にいたのが切なさを倍増させるのか。たかだか20年しか生きていない青臭い人間が時間の経つのも忘れて精一杯、人生を語り、世の中を語りあった思い出はかけがえのないものだ。

あの頃の自分をまぶしく感じるのは・・・・今が輝いていない? ナルホド

 

 

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蛸薬師・錦小路の名前の謂れ

2011-02-06 17:45:13 | 京都ウロウロ

今日は鴨川や東山にも行かずに近場の街中をウロウロした。

高倉通を四条から錦小路へ。錦小路は相変わらず観光客で混雑しており敬遠して蛸薬師通へ。

ところで、錦小路の名前の謂れは結構有名で、平安時代は「具足小路」と呼ばれ、携帯品や調度品などを売っている店が並んでいたらしい。その「具足」の呼び名がなまって「クソ」になって、いつしか「クソ小路」になってしまったという。

それを聞いた帝が「これではいかん」と、錦綾にちなんで、北にある綾小路に対抗して錦小路と命名したらしい。

もうひとつ、時の右大臣がお腹をすかせた聖に食べ物を与えたら、その聖と一緒に来ていた鳥獣類も食べ物を食べ、その後、この界隈で本当にクソを沢山したという話が「宇治拾遺物語」に記されている。まあ、この説は「それはないやろ」っていう話だけれど・・・

 

ところで、蛸薬師通の「蛸薬師」はどういう謂れがあるのだろうか。特にタコはめずらしい。因幡薬師なら我が家の近くにあるけれどね。

蛸薬師通りの東の突き当りに蛸薬師堂・永福寺がある。昔、ここの若い僧侶が病床の母親の「蛸を食べたい」という願いと僧としての戒律との板挟みに悩む。逡巡のすえ、市場で蛸を買い求める。ところがその光景を見ていた町人にタコの入った箱の中身を見せるよう迫られる。

僧侶は薬師如来に祈りを捧げ、蓋を開けると蛸の足が教典に代わり、雷光が鳴り響いたという。

まあ、謂れだから・・・タコはサッカーの予想もするし、仏教典にもなるということで。

 

 

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映画「白いリボン」

2011-02-06 17:27:07 | 映画日記

「白いリボン」を見てきた。第一次世界大戦直前の北ドイツの田舎で起こる奇怪な事件をテーマにしたミステリーだ。

答はなく見ている人それぞれに問いかける形でエンディングとなる。

村のドクターの落馬事故から農夫の妻の転落死、領主の子供の怪我・・・次々と続く奇怪な事件に村人は恐怖を感じてくる。

事件の裏に教会牧師の子供たちが関係していることは想像されるが、その理由も行為もわからない。

白いリボンは子供たちに「幼い頃の純粋な心」を呼び起こさせるためのリボンで、牧師は我が子にそのリボンをつけさせる。

しかし、事件はさらに続いて行く。子供は純粋なだけ残酷だ。

見終えたあとに背筋が凝りつくような戦慄を覚えた。

間違いなく言える事実は、映画の舞台となった時代のドイツの子供たちは、1930年代にナチズムが台頭したときに、それを支える世代になったという事だ。

勝手評価 ☆☆☆☆   久しぶりに心の琴線に触れる映画でした。

 

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道真ゆかりの梅の古木

2011-02-06 17:03:15 | 京都ウロウロ

今日は前日の土曜日が仕事だったので、ゆっくり休んでいた関係で、ウオーキングは近場で名所探索を・・・

我が家から歩いて10分ほどのところに、かの有名な菅原道真を祭祀とする菅大臣神社がある。菅原道真といえば学問の神様で北野天満宮がすぐに頭に浮かんでくるが、実はここに道真の邸宅があって産湯を使ったという井戸もある。だから、こちらの方が道真と関係が深いと言える。

常々、妻から「ボケんといてよ」と叱咤激励?されているので、道真さんにお願いして頭を活性化しようとやって来たが、境内の中には受験生どころが人影もなく、つまらない御利益を期待した自分に反省しながら歩いていると、目の前に大きな梅の古木が・・・・

まだつぼみが膨らんでいる状態で開花にはまだ少しかかりそうだが、この梅が「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 主なしとて 春を忘るな」の梅かと・・・・

ふと、歌舞伎の演目にある「天満宮菜種御供」を思い出した。道真が政敵・藤原時平にはめられて大宰府に左遷されていく。その後、「してやったり」と高笑いする時平。「時平の七笑い」として有名な演目だ。

時平に騙され、大宰府に出向く前に最後に、この梅の前で詠んだ歌かと思うと、感慨もひとしおだ。

境内は街中にありながら静寂に包まれていた。高辻の室町から少し西に入ったところです。

 

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