最近、時々寝る前に「懐かしのフォークソング」を聞いている。本当は練習を兼ねてC&Wを聞かなくてはと思うんだけれど、気持ちがなかなかそちらの方に向かない。
「懐かしのフォーク」といっても聞く曲が決まっていて、それを繰り返し聞いているに過ぎない。イルカ「なごり雪」・かぐや姫「神田川」「赤ちょうちん」・さだまさし「無縁坂」を繰り返している。無縁坂以外は何となく学生時代のノスタルジアに浸っている感じだ。
もちろん、京都の人間で京都の大学だから三畳一間の下宿などの経験もなく、横丁に風呂屋はあったが彼女と入った経験もない。汽車で故郷に帰る彼女と別れた経験もない。
それでも学生時代の色々な情景が浮かんできて切なくなる。いわゆる学生紛争の真っただ中にいたのが切なさを倍増させるのか。たかだか20年しか生きていない青臭い人間が時間の経つのも忘れて精一杯、人生を語り、世の中を語りあった思い出はかけがえのないものだ。
あの頃の自分をまぶしく感じるのは・・・・今が輝いていない? ナルホド