還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

生きた「殺虫剤」

2011-02-18 19:48:12 | 日記

ニュースで「みんなのトイレの神様」というのをやっていた。少し目を通すと、懐かしい「言い伝え」が出ていた。

「夜に出る蜘蛛は幸運のしるしなので、殺してはいけない」・・・幼い時、よく母親に言われた。ところがオヤジはクモが大嫌いで、よく「殺す・殺さない」でケンカをしていた。で、大抵は母親が勝っていた。懐かしい思い出だ。

「夜に新しい靴をおろしてはいけない」や「夜中に爪を切ると親の死に目に会えない」もよく言われたものだ。しかし、爪に関しては散々夜中に切っていたけれど、お陰さまで両親の死に目には会えた。

「夜に笛を吹くと蛇がやってくる」というのもあった。けれど下河原の家では笛を吹かなくても、ヘビの青大将が出てきた。どこかに住みついていたように思う。

時々、2階の天井あたりで、ザ―・ザ―・ザ―というヘビが歩く?物音がしていた。当時は衛生環境が悪くネズミも沢山いたが、そのネズミをヘビが狙っているようだ。天井でガサガサ・ガサガサ・ザ―・ザ―とバトルの物音がしていた。

幼い僕には天井で物凄い事が起きているような気がして怖かったが、田舎者の母親は平然と「ヘビはネズミを追いだしてくれるし、クモはゴキブリを追いだしてくれる。大事にしないとね」

うーん。今で言うと、「生きた殺虫剤」みたいなものだったということか。

 

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年寄りと物欲・食欲

2011-02-18 18:45:38 | 日記

歳を重ねて来ると、確かに物欲が無くなって来る。物欲はあるんだけれど、すぐに「勿体ない」が頭をよぎる。

若い時は車が好きだった。トヨタの車はカローラから当時は一番の高級車だったクラウンまで乗った。外車も色々と乗った。今も時々、車の広告を見る。が、欲しいと思わない。今買ったところで、まもなく高齢者で免許返上するかもしれないのに勿体ないと。車は乗るよりも乗せてもらうのが一番だと・・・思うようになってきた。

服や靴もそうだ。若い頃はメンズクラブの雑誌に出てくる恰好そのものの出で立ちで京都の街中を闊歩していた。それからも服や靴は結構気を使っていた方だった。が、今新しい服や靴を買ったところで、いつお迎え?が来るかもしれないし、たとえそうでなくても街中を闊歩出来るのはあと何年だろうと思うと、勿体ないと。遺伝なのか、おやじも兄貴も服や靴に贅沢だったが、死んでしまったら、高価な服や靴でももう二束三文か粗大ごみでしかない。

食べ物もそうだ。年寄りは美味しいものをちょっとだけで十分だ・・・・が

これだけはそうはいかない。食欲だけはいくら歳をとっても達観したくない。妻曰く「いい加減にしておきなさいよ。若い子よりも沢山食べて、身体に良くないよ」・・・・それでもタラフク食べるぞ。

世が世なら、姥捨て山に一番に捨てられる立場だね。人の倍ほど食べて、仕事は半分ほどで・・・

それでも、負けへんぞ。姥捨て山に捨てに来た若いもんよりも体力があるぞ。

 

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