テレビやネットでパンの広告を見ていると、「○○酵素入りの・・・」とか「××さんの手作り・・・」とか味のどこがどう違うのか分からないキャッチコピーが出ていた。
僕は時々、スーパーで昔懐かしいイチゴジャムみたいなのが入ったジャムパンや「クリーム」の定義を根本から変えそうなクリームの入ったクリームパンを買って食べる。
この昔の味が僕には懐かしくもあり、まさに口にあっているのだが・・・
ふと、果たしてスーパーのジャムパンの5倍も10倍もの値段のするパンが本当にそれだけの値打ちのある美味しさなのだろうか?と・・・そういうと、「味オンチ」とか「価値観」の違いだと批判されそうだけれど・・・
ところで、日本が「飽食の時代」と言われ始めたのはいつごろからなのだろうか。いつごろから日本人は食に贅沢になったのだろうか。
僕の若いころは出されたものは可能な限り平らげるというのが普通だったのだが、今は少し残すのがマナーみたいな感覚になっているのか、どこのお店へ行っても残飯があふれている。
そんな中で、先日、パンに虫が入っているというので、廃棄処分された給食パンのニュースが出ていた。
高熱処理されているのだから問題ないと思うのだが、まあ嫌なら虫を取り出して食べればいいのにとおもうのだが・・・
食の自給率が40%を割り、さらに食品の栄養価や農薬汚染などを意識して・・・挙句に食べ残しをしている国民・・・いつかはしっぺ返しにあうのではと・・・
「おもてなし」より「もったいない」精神を先ずは日本人に持ってもらいたい。
いつも怒りっぽく、攻撃的(特に僕には)な妻だが、今日はテレビに向かって憤慨していた。
何が彼女(妻)のご機嫌?を損ねたのかと、しばらくニュースを見ていると・・・
ニュースの内容は例のオバマ大統領と議会との衝突で「決められないアメリカ」の話題で・・・
日本のさほど有名でもない評論家が、このアメリカの混乱の話題の中で・・・
「共和党の姿勢もさることながら、オバマの・・・」というくだりで、妻の気持ちが爆発した。
妻曰く・・・日本のニュースを語る人たちは立派な意見を言う前に・・・常識を覚えなさいということのようで・・・
「日本人の評論家やニュース解説者で、安倍総理を「安部」と呼び捨てる人はいないが、平気でオバマ大統領を「オバマ」と呼び捨てにする」と・・・
これはオバマ大統領だけでなく、ロシアのプーチン、イギリスのキャメロン、フランスのオランド・・・
考えると、確かに日本のニュースではこの手の呼捨てが氾濫している。
妻のいうとおり、おかしな話だ。
オバマ大統領かミスター・オバマかオバマさんというべきだろう。日本の国際感覚もまだまだということか・・・