少し早い目の・・・

大みそかはいつも少し早い目にお風呂に入って、そのあとは、日本酒を片手に酩酊状態になって新年を迎えるのが定番になっている。

今年もさきほどお風呂に入って、さらに久しぶりに真新しい下着に着替えて日本酒を片手に・・・

一年間を振り返っても、あまり記憶に残る出来事はないのだが、それでもこの日でないと一年など振り返ることなどしない。

そんなことをし出してくると、じわじわと新年を迎える気持ちが湧きだしてくるものだ。

この歳では新しい年を迎えるにあたっての決意も抱負もないが、それでもせめて全てをシャッフルして新しい無垢な心で新年を迎えようという気持ちになってくる。

お酒を一口一口飲むにつれて、僕を取り巻いている空気が和らいでくる。

もうしばらくしたら、年越しそばを口にして・・・もうこれで準備万端・・・整う。

少し早い目の「おめでとうございます」・・・新しい年もブログにお付き合いください。お願いたします。

「腹の探り合い」と「正々堂々」

正月の恒例行事？である箱根駅伝のメンバーが発表された。

各大学ともにライバルを意識して、エースを補欠にするなどダミーのメンバー表を出しているという。少しさびしく感じてしまう。

ふと、プロ野球でダミーのスターティングメンバーを出して相手チームの先発投手によってメンバーを変更するというのを思い出した。

スポーツはイベントでもあるが勝負だから、こういう「腹の探り合い」は仕方ないのかもしれないが・・・

ロンドンオリンピックで惨敗した柔道が、「国際化による勝負の駆け引きについていけてない」と批判された。それは柔道に勝っても勝負に負けたら何にもならないということだ。

大相撲の世界で、横綱が下位の相手との相撲で「立ちあいの変化」で勝つと、猛烈に批判される風潮がある。

先日、引退した野球の松井選手が甲子園で５連続四球の洗礼を受けている。打たせてもらえなかったのだ。

スポーツには「正々堂々」という言葉が存在する。政治の世界ならともかく・・・

「腹の探り合い」と「正々堂々」との境界線はどこらあたりに・・・

少し複雑な気持ちで箱根駅伝を見よう。妻に「何が面白いの」と言われながら・・・

散髪で年末を

今日から、年末年始のお休みに入った。

去年は年末年始で、盛岡の娘家族の家へ出かけたので少しは正月気分を味わえたのだが・・・

今年はどこにいく予定もなく、ただ単にいつもの休日が少し長くなっただけのような気持ちで・・・

で、折角なので、散髪くらいしようかと散髪屋さんに出かけることにした。

小さい時は、散髪をして、大みそかのお風呂のあとに真新しい下着をつけて新鮮な気持ちで正月を迎えた。

子供が小さい時も同じように気持ちを新たにして新年をむかえたものだ。

最近は新年も単なる通過点で、新しい年に向けての特別の抱負もなく、今年を振り返っての反省もなく、ただ淡々と・・・

ところが、散髪屋さんの満員のお客さんを見て「正月を迎えるんや」と思わず・・・さらに散髪を終えたあと、店員さんに「良い年をお迎えください」と言われて・・・

散髪屋さんで年の瀬を感じた。

「お酒で乾杯」条例

京都市議会が全会一致で「清酒で乾杯しょう」の条例を作った。

つまらない条例案をくだくだ議論するくらいなら、この条例の方がよほどオシャレだし意義がある。

京都は言わずと知れた「伏見の清酒」の酒どころだ。灘の男酒に伏見の女酒といわれるように、少し甘口のやさしいお酒のようだ。

というのは僕には味がわからない。ただ個人的には糖尿の心配もあって辛口の灘のお酒の方を好んでいる。実際は糖尿病にはどちらも同じように良くないんだけれど・・・

ところで、昔の宴会と言えば、升酒が定番であったように記憶している。お祝いの宴席なら鏡開きをして升酒で乾杯が・・・

あの升酒の独特の風味が懐かしい。

最近はおしゃれにシャンパンで乾杯が多い。シャンパンはシャンパンで良い感じなのだが、オシャレでない日本人にはやはりお酒が似合っている。

文化として「お酒」を啓蒙するためにも、今回の条例は京都市のヒットだ。

皆さん、条例を守りましょう。

 

ウワベのツキアイ大作戦

東日本大震災の時に、「トモダチ作戦」で支援に来てくれていたアメリカ空母・ロナルド・レ―ガンの兵隊さんが東京電力を相手に損害賠償の訴えをしたらしい。

正しい情報をもらえなかったので、被爆によって発ガンの危険性が高まったというわけで金額も２００億円弱というとてつもない金額になっている。

まあ、当時の情報下では「安全」も「危険」も具体的に出てなかったようだが・・たしかに卑怯だった・・・

しかし、その危険性は一定覚悟もあったと思うし、せっかく「トモダチ」で来ているのに、この手のひらの返しようはどうかと考えてしまう。

たとえは良くないかも知れないけれど、水道管破裂した友達の家に、手助けに行ったときに、「水にぬれる」とは聞いてなかったからと言って、濡れた服の洗濯代を請求するみたいなもんで・・・

ここは、濡れた服の子の親が「友達も困ってるんやから、そんな洗濯代なんか請求せんとき。ママが洗濯代出してあげるから」と言うたらどうか・・・

何か、ええ格好して、「トモダチ」とか言ってたけど、結局は「ウワベのツキアイ」やったということか・・・

 

愛犬に母屋を盗られる

「庇を貸して母屋を盗られる」という言葉がある。

あまり良いことには使われない言葉だけれど、実は僕も我が家の愛犬・ルカぼんに「母屋」を盗られてしまった。

ここ数日来、極寒？の日々が続いているけれど、この寒さは「年寄り」には結構堪える。

妻に言わせると、ルカぼんは来年には人間で言うところの７２歳の回り年になるから僕よりも年上の人生？の先輩になる。

したがって、寒さは僕以上に堪えていそうだ。

毎夜、僕は暖かい布団にくるまって寝ているが、ルカぼんは居間のカーペットの上で丸まって寒々と寝ているように見える。

あまりかわいそうなので、先日からルカぼんを僕の布団の中に入れて一緒に寝ることにした。

最初は足元やらお腹辺りなどに潜っていたのだが、昨日はとうとう僕の頭というか枕を使って寝だしてしまった。

おかげで、僕はベッドの隅に追いやられ、もちろん枕から外れて上半身が少し布団からはみ出るような格好で寝るはめに陥った。

まあ、相手が妻なら・・・ともかく、ルカぼんだから我慢・ガマン・・・

ホンマモンのスパイ大作戦

アメリカが韓国に、高性能大型無人偵察機グローバルホークなるものを４機売却したという。

どれだけ高性能かというと、上空２０ｋｍのあたりから地上の３０ｃｍのものが動くのが監視できるというものらしい。

凄い性能だ。僕がベランダでギターを弾きながら歌を歌っていたら、さすが歌声は聞こえないだろうけれどギターコードの押え間違いなどはわかるのだろう。

ホントかウソか、まあウソっぽいけれど、このグローバルホークかどうか知らないが妻に言わせると少しくらいのものは透視できる偵察機もあるという。

もうプライバシーもへったくりもない。盗撮なんか簡単なことになる。露店風呂なんか「見てください」状態だし、何せ透視できるんだから、部屋中のお風呂場も危険になる。

まあ、そんなものを見るために高性能な偵察機を作ったわけではないけれど、これで韓国は北朝鮮や中国も手にとるように見ることができるわけだ。

それだけではない。日本もしっかり見られることになる。

しかし、すでにアメリカは世界にこの偵察機を張り巡らしているんだろうし、それに対抗して反米諸国はこの偵察機に向けて妨害電波とか出しているんだろう。

僕らが地上でチマチマ生活している上空で、凄いせめぎ合いが続いているのかと思うと・・・ホンマモンの「スパイ大作戦」や・・・

手洗い装置付き小便器

小便器に手洗い機能がついたものがニュースに出ていた。

見ると、小便器の上に蛇口がついていて、そこから水が出ている。

大便器の手洗い機能のものとは違って、水を溜めるシンクはなく、そのままダイレクトに水が便器に流れるようだ。

その便器に流れる水を途中で拝借して手を洗うというわけだろう。

水が出るキッカケは便器の前にセンサーが付いていて、人が離れると水が出ると言う仕組みで、今も小便器で水が流れて便器を清掃しているが、その方式と同じだ。

したがって、手を洗う場合は、いったん便器から離れた・・・と見せかけて実は離れずに・・・半身に手を伸ばして手洗いをすることになる。

まあ、今までなかったので新鮮味はあるけれど、実用にはどうなんだろう。

普通、トイレには手洗い用の洗面設備があるしなあ・・・そんな不自然な格好して手洗いしなくても・・・

 

 

聖ニコラスの空間

娘から写メールが届いた。

今日の朝から孫二人がサンタさんからプレゼントされたレゴで遊んでいる写真だ。

僕の幼い頃は、まあ家が浄土宗だったこともあったけれどサンタさんからのプレゼントなんていう風習はさらさらなかった。

学生の頃でも、クリスマスといえば我が家の近くの場末の飲み屋街が大はやりで、おっさん連中が髭付きのめがねをかけて巷をうろついていた。

その少し後くらいあたりから家庭でクリスマスを楽しむ環境が芽生えてきたように思う。

僕もキリスト教に改宗してからは、クリスマスといえば教会に礼拝へ行き、あとは家で家族とお祝いしてきた。

そして、翌朝は子供たちがサンタさんからのプレゼントを喜ぶというシナリオが続いた。

娘が中学か小学校高学年あたりの時だったか、「サンタさんを信じていたのはいつ頃までや？」と聞いたことがある。

その時の娘の答えが「そんなの随分ちっちゃい時からわかってたよ。けれど、パパやママに悪いからしばらく騙された風をしていたの」と・・・

その時は、「そんなことやったら、わざわざ寝てからプレゼントを枕元に置いたり、ばれないように押し入れに隠しておかなくてもよかったなあ」と思う反面、娘の気持ちに暖かいものが・・・

サンタさん・聖ニコラスは本当はそういう空間におられるのではないだろうか。

メリークリスマス

ライフル協会の声明

アメリカ・ライフル協会が先日のコネティカット州の銃乱射事件を受けて声明を出した。

先日は「今回の事件を踏まえて、意味のある声明を出す」と約束していたので、そんなに期待？もせずに待っていたのだが・・・

予想？に違わずライフル教会らしい声明が出てきた。

「学校に武装した警備員を配置する」というものだ。

僕は日本人だから、他国の治安の問題をとやかく言うべきではないが、アメリカ社会の根底に流れる意識を思い知らされた気持ちがする。

建国の時代から、力でネイティブアメリカンを排斥し、奴隷を受け入れ、「強いアメリカ」を創造してきた。

よくも悪くも出自も関係なく、力を持った者が夢を実現する。まさにそれがアメリカン・ドリームだ。

この意識を変えるにはもうしばらく時が必要のようだ。

その間に、どれほどの血が流されるのだろうか。

山歩きも折衷案で

今日は今年最後の山歩きをしょうと鴨川から三条通りを蹴上へ・・・

南禅寺から大文字へ行こうと南禅寺の裏山から山に入るやいなや、保温のためと着こんできたヒ―トテックのシャツが熱くて熱くて、休憩所で思わず脱いでしまった。

元来、寒い中を「寒い、寒い」と言いながら、我慢に我慢を重ねて６０余年生活してきた習癖が直るわけがない。ヒ―トテックてな文明の利器？はどうもなじめない。

で、その休憩所で、しばらく休んでいると、「しんどいのに大文字山など行かんでもええやないか？近場の日の岡あたりに向かったら？」と僕のヨコシマな心が囁いてきた。

つづいて、「何を言うてるんや。大文字へ行こうと決めてたんやろ。情けないこと言うな」と「正しい？」僕が反論してきた。

葛藤の末、日の岡のヨコシマ案をとって歩き始めた。

が・・・歩きながら逡巡すること数度・・・「折衷案」を選択して、引き返して再び南禅寺から大文字山へ至るル―トを辿り、途中で南禅寺の奥の院に至るルートへ・・

ふと・・・前の職場で意見の分かれた中で判断をするときに、日本人らしく、よく「折衷案」を考えて意見の異なる職員の不満を吸収したことを思いだした。・・・懐かしいなあ・・・

アホ・・・自分のことくらい、「折衷案」なんか使うな。

映画「レ・ミゼラブル」

映画「レ・ミゼラブル」を観てきた。

ゴールデン・グローブ賞の作品賞をはじめ、沢山のカテゴリーでノミネートされている。

間違くなくアカデミー賞にもノミネートされるだろう。

原作はご存知なのでストーリーの詳細は省略するけれど、ミュージカルで多くの観客を魅了している作品は映画に脚色されても素晴らしい結果を出している。

挿入歌の「夢やぶれて」が流れた画面の中で、ジャン・バルジャンにジャべ―ルにフォンテーヌにコゼットが歌い躍動する。

「神のご意思は」・・・ジャン・バルジャンはやむを得ず犯した罪を背負いながら生きていたが、ある時、教会で司教様の「正しい人に」の言葉を受けて・・・

「正しい人」とは？・・・「神のご意思」は・・・を自ら問い続けて、ジャン・バルジャンはフォンテーヌの娘・コゼットを育てていく。

コゼットを探しあて、手元に置くことができた時、彼は「神のご意思に基づく新しい世界」を体感する。

そして、ある時、彼を執拗に追いかけていた警部・ジャべ―ルの命を救う。

ジャべ―ルは罪を犯した者を捕えることが「正義」であり、それが「神のご意思」と信じて疑わなかったが、ジャン・バルジャンに救われたことにより・・・

「ジャン・バルジャンに救われた私・ジャべ―ルは、神の意思を貫いてきたと信じて疑わなかった今までのジャべ―ルではなくなった」と、自ら命を絶った。

フランス革命前後の世相を背景に「神のご意思」を命題にした壮大なドラマが２時間繰り広げられた。

ミュージカルで観たくなった。

それにしても、英国の役者さんは実力者がそろっている。

勝手評価　☆☆☆☆☆　　　良かったです。

活断層か膨潤か？

原子力規制委員会が下北半島にある東通原発敷地内の地質調査結果を発表した。

予想通り？活断層が走っているらしい。で、原発の安全設計に疑問があるとの結論を出している。

一方で、東北電力は断層ではなく、粘土層が水を含んで膨らんだ膨潤作用が原因だとしている。

まあ、どちらでもいいけれど、日本国内のどこを調査してもおそらく活断層は走っている。そういう地質の上に国土が形成されていると考えてもおかしくない。

で、その活断層と言われているものが何時の時点で揺れるのかが問題で・・・１０年？１００年？１０００年？・・・

一方では、現に存在する原発をいつまで稼働させるのかを考えながら・・・１０年？・３０年？・・・

高額な研究調査費用を地質調査に出すくらいなら、その費用を原発周辺の住民対策や新たなエネルギー対策に費やしてもらいたい。

もう、学者の売名行為のような「危ない・危ない」発言はいらない。電力会社の「大丈夫・大丈夫」発言もいらない。

そんな中、政府の地震調査委員会が首都周辺で３０年以内に震度６弱以上の地震が発生する確率が増してきたという発表をした。

もう、そんなわけのわからない発表はいらない。日本のどこで大きな地震が発生しても決しておかしくないんだから・・・

三連休はカスミを食って

今日から三連休だ。

といっても、何も、全くワクワク感はない。連休最後の日はクリスマス・イブだけれど何にも感じない。まあ、信者として教会へ行かなければと言う義務感はあるけれど。

街中を歩いていても、もう歳末でクリスマス前だというのに何かしら元気がないようにも感じるのだが・・・

というよりも、僕が歳をとってきて活気を感じることができなくなってきたのか。

ふと、この感覚が「年寄り」の感覚かもしれないと・・・

異性にやたら？惹かれる１０代・２０代から、車がほしい・家を建てたいとかの物欲に精を出す３０代・４０代から・・・

会社でも社会の中でもある程度の役割を果たしたいと思う自己実現欲の５０代・・・

で、いよいよゴールの棺桶？が見え隠れし出してくる６０代・７０代は、今までの全ての世俗的？な欲から解放されて・・・

カスミを食って余生を粛々と・・・

とはいうものの、明日は映画「レ・ミゼラブル」を観に行って、十字屋でも寄って、「これがシカゴ・ブルースや」てな音楽ＣＤを買って、家でウイスキーをチビチビして音楽を聴く。

次の日は、少しゆっくり目に起きてから鴨川ウオークに出かけて、その足で今年最後の大文字へ・・・

２４日は美術館に日展を見に行こうかと。知り合いの絵描きさんが出展されているので。で、夜は教会へ・・・

一応の予定だけれど、カスミだけでは体力がもたない。

 

どうした民主党

総選挙で見るも無残な敗北を屈した民主党。

その余波がまだおさまらないのか、党首も決まらないようでダッジロール状態になっている。

日本にも健全な二大政党制の実現をとの期待から政権を獲得したのだが、残念ながら数は豊富だったけれど、中身が・・・

自民党のはぐれ政治家や野党体質のしみついた政治家などなど・・・やっと野田政権になって民主純粋培養の政治家がと思ったのだが、時すでに遅く、国民の離反は勢いづいていた。

贅肉を落として、この結果だからもうこれ以上は落ち込むことはないだろう。

まだ参議院では第一党なのだから、早く党の体制を再構築して、次期国会に臨み参議院選挙をしっかり迎えてもらいたい。

強いていうなら、菅さんを何とか整理出来たら復活できると・・・彼の政治手法では与党は務まらない。

若手政治家は沢山存在するのだから、しっかり立て直して再度二大政党の一角を担ってもらわないと、それこそ歴史が逆戻りしてしまう。