還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

人間は安きに流れて

2011-02-20 20:54:56 | 京都ウロウロ

今日は散髪屋さんに行って比叡山に登ろうと心に決めて家を出たが、散髪をしている間に、「比叡山は逃げへん。そやけど、季節はどんどん変わっていく。もう梅も開花しているやろう。鴨川も春間近かになっているはずや」と心変わり・・・

散髪が終わった時にはすっかり比叡山は頭から消えていた。人間は「安きに流れる」というが、そのとおりで。

菅大臣神社の梅を見てから仏光寺通りを東へ。文字通りの仏光寺境内を久しぶりに訪れた。

真宗仏光寺派だが、浄土真宗というと、今でこそ東本願寺や西本願寺が有名だが、歴史は仏光寺の方が遥かに古く、後醍醐天皇が枕元で見た阿弥陀如来像が縁で、「阿弥陀仏光寺」との寺号を賜ったという。

境内は静寂に包まれ、近くのお年寄りが数人立ち寄られているだけだった。仏光寺からさらに東へ真っ直ぐ進んで鴨川へ。

鴨川に着いたころには陽射しが一段と強くなり、ほんのり汗をかいてきた。鴨川で春を見つけようとしたが、木立はまだまだ枯れたセピア色のままで新芽も見えない。歩いている人は確かに軽装になってきているが、自然に春が見えない・・・

しかし何かが冬と違うと思って観察すると、冬に辺りを席巻していたユリカモメがほとんどいなくなっている。確かに数匹は見られるが、集団で飛び交う姿はもう鴨川にはなかった。寒いロシアあたりに帰って行ったのだろうか。

荒神橋から寺町通りを南へウオークしていると、「車椅子駅伝」に出会った。今日は暖かで走っていると気持ちいいのではと思ったが、車椅子の選手を見ていると思いきり汗をかいている。上腕のような小さい筋肉で車椅子を走らせるのは大変だろう。

来週は今日行けなかった比叡山に登ろう。

 

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菅大臣神社の飛梅?開花

2011-02-20 17:40:36 | 京都ウロウロ

ここ数日は暖かい日が続いているので、もうそろそろ梅も開花しているのではと、菅大臣神社に向かった。今日も暖かい陽射しがさしていたが、期待したほどに梅の開花はしていなかった。白梅は三分咲きほどに花をつけていたが、紅梅はまだつぼみだった」

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」・・・こう歌って、大宰府に向かった道真は二度と都に帰ることはなかった。

そして、大宰府で無念の死を迎えた道真は、そこから大活躍?するわけだ。

道真を陥れた藤原時平は道真の後継の右大臣に、共に道真を陥れた源光を抜擢するなど権力を手中にし、我が世を謳歌していたが・・・・ 

遠く離れた大宰府での道真の死後、都では不吉な事が続きだした。まず源光が狩りの最中に沼に飲み込まれて死んでしまった。さらに時平に近い者が次々に死んで行った。都は雷鳴が続き、醍醐天皇は譲位したが、そのまま病に倒れ亡くなる。そして、時平も道真の亡霊に呪われながら死んでいった。

朝廷は、この道真の怨念を鎮めるために道真を無罪にし、元の右大臣に復した。すると、比良神社の神官に道真が現れ、「北野の千本の松が生えているところに祠を建てよ」と告げた。

そして建てたのが今の北野天満宮ということらしい。

ところで、飛び梅は白梅?紅梅? 

 

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映画「ヒア・アフター」

2011-02-20 16:38:36 | 映画日記

映画「ヒア・アフター」を見てきた。

死後の世界ー臨死体験をした女性、死後の世界の人たちと会話ができる男性、突然亡くなった双子の兄に会いたく死後の世界に接触しょうとする少年。それぞれが死とは何か。死んだ後はどうなるのかを追い求める。

この命題は、この世に生きてる人間にとって永遠の謎で、誰もが興味を持ち、追い求めてやまない問題だ。

そういう目線でいえば、少し消化不良というか、もう少し深く立ち入ってほしかった気もするが、映画の中でマット・ディモンが言っていたように、知らない方がいいのかもしれない。

昔、オヤジから臨死体験の話を聞いたことがある。「きれいな花が咲いた野原に行こうとしたら、その野原からオヤジ(僕にはおじいさん)が「来るな」と制した」ところで、気がついたという。

こういうシチュエーションの話はよく聞く。前に川(三途の川か?)がある場合もあるし、高い山がある話もある。大概、向こう側(死後の世界)は綺麗な花畑だったり、穏やかな場所だったりする。

たが、こんな話も聞いた。僕の知り合いで親戚の披露宴に出席している最中に心筋梗塞で倒れた人がいる。気がついたら病院だったようで、その時の状況を聞くと「テレビの電源をOFFにするような感じで、突然真っ暗になっただけ」と・・・・

彼が臨死状態(臨死でなければ体験はしないから)ではなかったのかもしれないが、本当は「死」とはこういうものだということかもしれない。

まあ、誰も死んでしまわないと分からないと言う事で・・・クリント・イーストウッドが言ったように、「あまり死に夢中にならないように」

勝手評価 ☆☆☆☆   イーストウッドのメッセージは読みとれたように思う。

 

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