最近は学校をはじめ自治体や警察などが地域で不審者に対する監視活動を活発化している。
そんな不審者情報のニュースがでていたが、大体、1週間に1度の頻度で不審者情報が携帯電話のメール機能を活用して保護者に情報を送るようになっているらしい。
ところが、その情報が1,2件なら注意の仕方もあるが、10件を超える情報が入って来ると「気をつける」と言っても・・・街中を歩けなくなってしまう。
ニュースでは、セールスマンが道に迷って外で遊んでいる子供に尋ねた行為で不審者になったという。まあ、よくある話だが怪しい時もある。
僕らの幼い頃でも、「子取り」とかいう単語があって、よく「子取りが来るから早く帰りなさいよ」とか言われた記憶があったが、それでも地域がしっかりしていて、見なれない人が来ると皆が注意する環境が出来ていた。
不審者情報を出す自治体、学校も大変だ。おそらく不審者の連絡が入ればその真偽を確かめる前に情報として流すのだろう。情報の真偽よりも「遅れ」が致命傷になるから。
保護者も情報がほしいわけだから、少々の疑問があってもあまり問題視せずに受け入れる。
かくして、セールスマンも本当の不審者もわからなくなってしまう。
思考回路を地域コミュ二ティの原点に戻って組み直しては・・・
街には元気な年寄りがいっぱいだ。