今日、夕方に用事があって車で外へ出た。国道を走っていると何処からか救急車のピーポーサイレンが聞こえてきた。
ピーポーサイレンは方向性がわかりにくく、「匂いはすれども姿は見えず ほんにあんたは屁のような」(スミマセン)ではないが、どうも救急車は神出鬼没だ。
まあ、それはそれとして、しばらくすると反対車線の前から姿が現れてきた。こちらも信号待ちで動かずしばらく救急車を観察していると、反対車線は結構スムースに動いており、ほとんどの車が左側に避けて救急車を先に行かせようと譲っていた。
ところが1台・ちょうど僕の車に一番近いところにいた反対車線の車が左に譲らずにそのまま走行車線上で停車した。見るとおじいさんが運転している。おじいさんはにこにこしながらじっと止まっている。
救急車は左には避譲した車に、右の走行車線上はじっとしているおじいさんの車に行く手を阻まれ、立ち往生した。
しばらくして、左に避譲した車たちが前に行ったり、さらに左へ少しづつ譲りあい、なんとか2車線の真ん中が空いたようで、救急車が「車と車の真ん中を走ります。動かないでください」とアナウンスしながら走り去って行った。
道路交通法で緊急車が来たら避譲するようにとなっているだろうに・・・ニコニコじいさんの気持ちがわからない。
それにしても、ピーポーは患者に優しい音色になっているのだろうが、元気な人には緊迫感がないのか、横断歩道で譲らない人もいる。困ったものだ。
そんなことに負けずに、頑張れ・ピーポーサイレン