昨日の夜、ネットで「東山トレイル」の図面を見て、今日は是非ともまだ歩いていない東山トレイルのコースを歩こうと心に決めた。
この前、伏見稲荷から東福寺まで歩いたので、今日は泉踊寺から将軍塚まで歩こうと朝から出かけた。将軍塚から先は南禅寺から大文字山、瓜生山と歩いた事があるので、これで何やかやと言っても狸谷不動まで歩いたことになる。
もちろん、歩いて泉踊寺へ。途中、今熊野の東大路とJR線の交差を通る。通りから線路を見下ろしていると、懐かしい小学生時代の思い出が蘇ってきた。
小学生の頃、特急「こだま」が走っているのを見たくて、ここまでやって来て、線路沿いの土手まで降りて間近で「こだま」が走っているのを見た記憶がある。今でも鮮明に憶えているから子供ながらに相当の衝撃があったのだろう。今から思うと、よく土手まで降りて見たものだとぞっとする。すべり落ちたらおしまいだ。子供ものんびりで、国鉄ものんびりで、そんな事が容認される時代だったのだろう。
そんな懐かしい思い出を浮かべながら、泉踊寺へ。泉踊寺の起源は諸説あるみたいだが、有力な説としては開創者を空海とする法輪寺が起源で、文字通り日本の仏教界の草分け的寺院だ。それ以降、皇室の祈願寺となって、歴代天皇の墓所となったことから皇室と深い関わりを持って行った。
確かに今も山間いの静寂さが荘厳さを醸し出している。
先を急ぐので玄関先でユーターンして、今熊野観音から清水山へ・・・
泉踊寺裏山、京女学園裏山を通って国道1号線へ。この国道の下に掘ってあるトンネルを渡って清水山中へ。なにやら怪しげなトンネルを越えて・・・・
いよいよ山中へ。結構な登りだ。すぐに息が上がってしまった。それでも休むことなく15分。清閑寺山山頂に到着。清閑寺山があること自体知らなかった。三角点もなく、簡単な表示がしてあるだけだ。標高は202mとある。
そこから5分ほどでいよいよ清水山山頂に」到着。ここは標高242.5mとあった。
あまり記憶がないが、このあたりは文字通り清水寺の裏山だから、幼い頃、よく遊んでもらった山中なのだろう。その清水山から少し将軍塚へ向かったところに、僕が「将軍塚」と勘違いしていた石碑があった。
この前、将軍塚に行った時に何か印象が違ったのだが、小さい僕は、この石碑を「将軍塚」と見誤っていたようである。石碑を見た途端、子供の頃の思い出が蘇ってきた。よくこの石碑の前をうろついていた。
ここから東山ドライブウエーに行ったり、稚児ヵ池という池に行ったり・・・・
ほどなく東山山頂公園に。ほんまもんの将軍塚に。山頂からの京都盆地の景色は残念ながら曇っていた。
もう時計は12時を過ぎていた。今日はこれ位にしておいてやろう。