映画「英国王のスピーチ」を見てきた。今のエリザベス女王の父親であるジョージ6世の吃音をテーマにした人間ドラマだ。
兄、エドワード8世から国王を譲位されたジョージ6世はスピーチの重要性をいやというほど理解していながら、同時に思うように話せない自分に嫌悪感を抱いている。
その吃音治療にあたったローグとの人間的なやりとり中で、徐々に会話がスムースになっていく。
そして、王妃の献身的なサポートと、そして何よりも本人の努力が開花し、全国民、全世界の前で実に流暢で堂々たるドイツとの開戦宣言を行ったという映画だ。コリン・ファースの演技も素晴らしい。
吃音は生まれながらの人は皆無で、幼い時の様々な体験が引き起こすらしい。ジョージ6世も乳母との葛藤などの体験が原因のようだ。
僕も実は少し吃音ではないかと思う時がある。早口で言葉に詰まってしまったりする。ボケてきたのか、吃音なのか。
で、ジョージ6世に親近感を覚えた次第です。
アカデミー賞を、ソーシャルネットワークとこの英国王のスピーチが競っているという。僕が審査員なら英国王のスピーチです。
勝手評価 ☆☆☆☆☆ 久しぶりに満点映画でした。