還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

映画「英国王のスピーチ」

2011-02-26 17:17:59 | 映画日記

映画「英国王のスピーチ」を見てきた。今のエリザベス女王の父親であるジョージ6世の吃音をテーマにした人間ドラマだ。

兄、エドワード8世から国王を譲位されたジョージ6世はスピーチの重要性をいやというほど理解していながら、同時に思うように話せない自分に嫌悪感を抱いている。

その吃音治療にあたったローグとの人間的なやりとり中で、徐々に会話がスムースになっていく。

そして、王妃の献身的なサポートと、そして何よりも本人の努力が開花し、全国民、全世界の前で実に流暢で堂々たるドイツとの開戦宣言を行ったという映画だ。コリン・ファースの演技も素晴らしい。

吃音は生まれながらの人は皆無で、幼い時の様々な体験が引き起こすらしい。ジョージ6世も乳母との葛藤などの体験が原因のようだ。

僕も実は少し吃音ではないかと思う時がある。早口で言葉に詰まってしまったりする。ボケてきたのか、吃音なのか。

で、ジョージ6世に親近感を覚えた次第です。

アカデミー賞を、ソーシャルネットワークとこの英国王のスピーチが競っているという。僕が審査員なら英国王のスピーチです。

勝手評価  ☆☆☆☆☆    久しぶりに満点映画でした。

 

 

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武蔵は卑怯に☆☆☆

2011-02-26 16:40:39 | 日記

今日の朝の新聞に、山折哲雄さんが「武蔵ぎらい」というテーマのコメントを出されていた。

斎藤茂吉が昔、「武蔵が巌流島の戦いでわざと遅刻して、小次郎をいらいらさせる作戦に成功して勝利をものにした」と卑怯者呼ばわりしたというのが紹介されていた。実は僕も前からそれを感じていたので、同じように思っている人がいることを少しうれしく感じた。

勝負事は正々堂々と戦うのが前提だ。しかしスポーツの世界では決してそうではない。ロサンゼルス五輪で柔道無差別級で金メダルを獲った山下選手と決勝で戦ったエジプトのラシュワン選手が山下の痛めていた右足をせめずに戦った話が有名だが、スポーツの世界ではほとんどそういうことはない。

相手の弱点を攻め立てるのがセオリーだし、フェイントという技もある。

僕は高校までスポーツをしていて、大学は少し病気をして音楽を経験した。全くのアマチュアレベルの話だが、スポーツの世界の人間と音楽の世界の人間と比べた場合、音楽の人間の素直さが際立つように思う。

スポーツが戦いから出てきているのに比べて、音楽が融和から出てきているからなのかもしれない。

もちろん、生きていくには「戦い」も「融和」も必要になってくる。

山折さんは今、世間を騒がせている大相撲の話にふれられ、スポーツの世界の「卑怯」を許せない風潮が強まってきたと言われている。

そういう観点から言えば、僕はスポーツの成り立ちが言葉は適切でないかもしれないが「卑怯」であり、そこから切り離すことなど不可能に思うのだが・・・・

 

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ぶらっと石清水八幡宮

2011-02-26 15:58:32 | 京都ウロウロ

暖かい陽射しに誘われて、今日は京都の南、八幡市にある石清水八幡宮に行ってきた。八幡市までは懐かしい京阪に乗って。乗るとおっさん連中が夢中になって新聞を読み込んでいる。見ると、競馬新聞かスポーツ新聞だ。今日は土曜日で中央競馬の開催日だ。淀に着くと乗客が半分以下に減った。京阪も随分儲けているねえ。

席が空いてゆっくりする間もなく、次の駅が八幡市だ。電車から降りると前に「男山ケーブル」が待っている。山頂にある本殿までのハイキングコースもあって、1時間弱くらいで登れるようだが、時間がないのでケーブルカーに乗った。孫二人を連れた老夫婦がひと組だけ。孫を預けて若夫婦はどこかへ遊びにでも行っているのだろう。山頂駅まで3分ほど。そこからまた5分ばかり歩くと本殿に着く。静かな山の中から突然開けた本殿が神々しい雰囲気をもたせる。

縁結びの神、縁切りの神、知恵の神など色々と代表的な売り?が神社にはあるのだろうが、「縁」も必要ないし、「チエ」ももう使う事もないし、いつもの金運をお頼みして下山しょうとしたら、「エジソン記念碑」なるものがあった。エジソンがフィラメントに一番適している材質として竹素材を見つけて、世界中の竹から一番フィラメントとして長持ちする竹をさがしていたら、日本で時の伊藤博文や当時の京都府知事などから、ここ八幡宮の竹を勧められ使用した。凄く長時間灯し続けられ、以後ここの竹を使用したという。

日本の竹を使ったまでは知っていたが、ここ八幡宮の竹とは知らなかった。今でも子孫の竹が鬱蒼としている。

京都の鬼門(北東)にある比叡山延暦寺に対峙して、ここ八幡宮は京都の裏鬼門(南西)を守護する社で、空海の弟子である行教が清和天皇の命により860年に創建したという。以後、天皇・上皇・法皇などの行幸啓が多くあったという。

本殿の神々しい雰囲気はそんなところから出てきているのかもしれない。

それにしても、ケーブルカーで往復6分でお参りするようではねえ・・・・・

 

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