Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2012年1月28日(土) 「あな いみじ」 雪化粧の屋根 箱根湯本逍遥 「玉簾神社」

2012-01-28 | 季節の美と楽しみ

今日は、箱根湯本へお茶会に行ってきました。
朝の地震には驚き、平穏を祈りましたが、
昨日、原稿を全部送ったので、気分は晴れ。

お茶会が終わって、
皆で橋を渡っていると、
冬枯れの木々、残り雪、川の流れ
そこへ、雪舞

ロマンチック。

一人で温泉街を歩きたくなり、
ふらりふらりと歩く。


お土産屋さんに「鳥に乗った七福神」の置物があり、
子供の頃の温泉旅行を思い出し、
レトロな風情が懐かしくて、
思わず買って、
さらに、奥へと歩く。


このあたり、車で通り過ぎたことはあるが、
そぞろ歩きは、ひょっとして初めてかも。

案内板を見ると、玉簾の滝・・・と書かれている。
寒いけど、さらに歩いてみようか。

想像力をたくましくすれば、
昔、文人墨客が丹前を着て歩く光景が
頭の中のスクリーンに絵になって浮かぶ。

すると、
待合みたいな(私は色っぽい往年の待合を、見たことはないが・・・)
旅館があった。

草葺屋根に雪が残り、
秘密めいた入り口は
あな いみじ」。
気をそそられて、
入り口の戸をガラガラ。

すると、女将さんが顔を出し、
帳場のすぐ前の庭をちょっと見せてもらえないかなーと思ったが、
バッチリ着物を着て、
お座敷かごを持って立っている私に、
「お客さんが来てますから、入れませんよ」
ですって、
誰が来ているのか・・・
隠れ家風。


さらに行くと、
玉簾の滝。
玉簾神社 箱根九頭龍神社の唯一の分宮
と書いてある。

お参りさせてもらって、
湧き出るお水をいただきました。

すごく寒いのに、川魚のうろこの匂い、
生臭みのある空気を感じたのは
龍のお使いが、
天から降りていらしたのかもしれません。