
3月16日に第一さくら幼稚園、3月19日に第二さくら幼稚園の卒園式がありました。
ご卒園おめでとうございます。
子どもの成長、喜びの姿を見ることはご両親にとっても本当に嬉しい事と思います。
私たち教師にとっても本当に嬉しく、そしてありがたいことです。
私たちも成長させていただきました。
子ども達、皆様に未来に幸せあれ!と祈ります。
私は、公務のため両日とも欠席でした。
そこで、ご両親に宛てたメッセージをお渡しさせていた出来ました。
お読みください。
ご卒園おめでとうございます。
大きな地震、東海・東南海地震が30年以内に60%の確立で起こるといわれています。
今秋から、『あと、○○秒で大きな揺れが来ます』という地震予知もされるようです。
100km離れた震源だと、最初の揺れから大きな本震まで11秒の差が生じる事がわかっています。
わずか10秒で身を守ることができるかが問われるわけです。
今、部屋の中、外、街の中、店の中で大きな地震に襲われたら・・・
足元や、頭上からの落下物まで、(阪神大震災では固定されていない家具、テレビなどが飛び交ったと聞きます。)気を配れる子どもに育てておかなければならないときが来たわけです。
そのために、まずお父さん、お母さんがこういった意識を持って『自分の命を自分で守る能力』を身に付けてください。
所用で、卒園式を欠席させていただきました。
卒園にあたって、お話しさせていただきたいことをメッセージに代えましたので、お読みください。
子どもが、育つには、食事・運動・休養が必要です。
よく食べる、よく動く(身体も頭も)そして、良く眠るというサイクルが、身も心も育ててくれます。
TVは見ないに、こしたことはありません。いろんな害が報告されてきています。
大人になったらできることと、子どもがしておかなければならない事をはっきりと認識してください。
よく食べて、よく動いて、よく眠る事を文科省も『早ね・早起き・朝ご飯』運動として推進しています。
子どもの時間と大人の時間をうまく分けて、早寝をさせてください。
絵本の読み聞かせは、一つの話を一週間繰返して。
教育学者シュタイナーは、絵本の読み聞かせは一週間繰返してから次の話にしなさいといっています。
一週間読み続けると毎回違った所で、違った発見があります。
子どもが喜んで繰返し聞くように、読み手も楽しんで繰返してあげてください。
子どもには、全てが新しい発見です。私たち大人にとってあたりまえの事も、発見なのです。
子育てを、子どもと一緒に、もう一度発見する喜びを楽しんでください。
自分の人生を楽しめる子どもに育ってくれと願うのならば・・・
親のレールに乗せることばかりではなく、親も子どものレールに一緒に乗ってみるのも一つです。
知人のカウンセラーが、子どもの成績を上げるには、子どもの担任、子どもの好きな教科、嫌いな教科、友達の名前等を知る事だと言いきっています。
私は、人生は山登りだと思っています。
目標に向かって、一歩づつ・・・。足を滑らす事もある。こける事もある。何処を歩いているのか、
目標を見失う事もあるかもしれない・・・
それでも歩きつづけると、思ったルートと違ったルートで、登りきる事もある。
子どもに夢を持たせることです。夢があれば、少々の事は我慢ができるようになります。
歯を食いしばった分だけ強くなれるんです。子どもの頃の夢、思いが人生を決めてくれることもある。
と、信じています。
第二さくら幼稚園で、お子様に出会えたご縁を、本当にありがたいと思っています。
私たち教師は、子ども達からいろんなことを学びながら成長させていただいています。
このご縁をいつまでも大切にしてゆきたいと思っています。
どうか、お元気で!! いつでも遊びにきてください。