ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

蜷川宏子の本

2006-02-26 | 手芸
キルト作家・蜷川宏子さんの新しい本が出た。
「蜷川宏子のパッチワーク・キルト
~collaboration with Ninagawa Mika~」
娘である写真家の蜷川実花さんとのコラボレーション。
母娘で本を作る。なんというしあわせ!

私がキルト作りに惹かれたそもそもの発端が、
蜷川宏子さんの一冊の本だった。
「ミセス蜷川のパッチワークに夢中」という本。
ずいぶん前に図書館でみつけて、彼女の作る作品に強く惹かれた。
それがいつまでも頭のどこかに残っていて、
この年になってやっとキルト作りを始めることになった。
個性的な色遣いの魅力ももちろんだが、
私が何より惹かれたのは、キルト作りが楽しくてしかたないという声が、
作品のあちこちから聞こえてくることだった。
見ている人をしあわせにするキルト。
展示用ではなく実際に生活の中で使われるキルト。
私が作りたいのもそういうキルトだ。
キルトを学び始めて様々なことを学び、様々な情報が入ってくると、
自分の作りたいものを見失ってしまうこともある。
課題をこなしていくだけで精一杯なんてことも。
蜷川さんの本は、みるたびに私をスタートラインに戻してくれる。
楽しく作ることが一番!
自分らしさを大切に!って。