ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

The Golden Compass

2008-04-23 | 映画
久しぶりに気持ちの良いお天気で、
新緑も美しいしそこいらを歩き回りたい気分。
そこで徒歩圏シアターまで行ってきました。
ポイントも貯まっていたし。
風を感じながら歩く・・これこそ至福!なんて思いながら。

映画は公開されてずいぶん経つのに一番大きなシアターでやっていた
「ライラの冒険~黄金の羅針盤」
まあ、ダニエル・クレイグ見たさ、ですかね(笑)
姉が「動物がかわいい!」と云っていたこと以外何の予備知識もなく見たのですが、
椅子からずり落ちそうになるくらい大受けしたのがこれ。

鎧かぶとをつけた白熊!!
これを見て私が即座に何を(誰を)連想したか、
わかる人にはわかるでしょう(笑)
熊に鎧かぶとをつけさせるなんて、原作者は絶対女だなと確信したら、
違いました。イギリス人の男性です。
好みとしてはやっぱり熊より人間です、鎧かぶとは(笑)
この熊の登場で一気に映画鑑賞に力が入りました。
といっても現実とは似て非なるパラレルワールドが舞台ですから、
想像力も枯れ果てた大人としてはストーリーに着いていくのがやっとこさでした。
このパラレルワールドでは誰にでもダイモンという守護精霊(?)が付いていて、
子供のそれは様々な動物に姿を変えます。
主人公ライラのダイモンは昆虫になったりリスになったり猫になったりします。
それが大人になると、例えばニコール・キッドマンには猿(笑えた)、
ダニエル・クレイグにはヒョウだか虎だかピューマだか、
そのダイモンを見るとその人となりもなんとなく判るって具合です。
面白いアイデアですが、私こんなのが始終側にいたら耐えられない。
といいつつ、公式HPで「あなたのダイモン」を調べてもらったら、
なんでも「Araphon」という名の鷲だか鷹だか隼だからしいです。
どうせなら私は、あの「鎧くま」がいいです。
ときどき熊じゃなくなるやつがいいです。
でも残念ながらくまはダイモンじゃないんです。
熊は「鎧くま族」というひとつの部族なんです。
あ~もう、何がなんだかわからなくなってきました(笑)

帰り道には熊以外すっかり忘れたけどまあまあ楽しめた映画です。

イギリスにはこういうファンタジー児童文学を生む土壌があるんですね。
そこに感心もしました。


整理

2008-04-22 | 美術
すご録君のHDD容量が底をついてきたので、
泣く泣くダビング~DVD作りに励む。
ほとんどが美術番組。
絵となると妙に凝ってしまうので時間がかかるったらない。
ううううう、
これだけやってもまだ「美の巨人たち」と「名画への旅」が
山ほど残ってる。
机には以前にダビングだけしておいたDVDが積まれている。
これもほとんど美術番組だ。
こんなに美術番組を貯めておいて、私は一体いつ見るのだろうか?

ところで先日TVで、
日本画家の松井冬子さんの特集を見た。
叶姉妹ばりの美貌も目を引くが、彼女の作品にも驚いた。
幽霊のような女性が内蔵をさらけだしていたりするのだ。
芸大目指して1000枚デッサンを描いたというのにも驚いた。
徹底した写実の上に自分の世界を描き出す。
それがどれも恐ろしいような痛々しいような、
なんというかすごく挑戦的な絵画だった。

ROOKIES

2008-04-20 | 雑記
娘に涙ながらに録画依頼された新ドラマが昨夜からスタート。
そんなに楽しみなドラマって一体どんな?
ということで編みものしながら横目でちらちら。
う~~~~む・・・コメントは控えさせていただこう(笑)
初回2時間拡大版、お待ちかねのRWといっしょにすぐ送りますよ。
待っていてね

Lions for lambs 「大いなる陰謀」

2008-04-18 | 映画
微妙です、この映画。
どう感想を書けばいいのか迷います。

「大統領選真っ只中に作られた反共和党映画」でいいのか?
たぶん、それだと思います。
それならマイケル・ムーアのようにストレートにそうだと云ってくれればいいのに。
理屈をこね回しているから混乱します。
私だけか?
トム・クルーズもばりばり反ブッシュなんて知らなかったしぃ。

映画のほとんどが対話。
一組目は共和党議員トムとジャーナリスト・メリル。
二組目は大学教授レッドフォードと優秀だがやる気のない学生。
この4人がしゃべるしゃべる!!!!!
しかも専門的な政治学を。
字幕を読むのに精一杯でほとんど映像は見ていません。
なんてこったい(笑)

泥沼化している対テロ戦争を黙認してきた
すべてのアメリカの有識者へのメッセージ。
すべてのアメリカ人でないところがこの映画の特色。
特に大学生に絞って
君らはこのまま無関心を装っていていいのか?と問いかける。
そこに共感すると同時にどうも何か腑に落ちない感がつきまとう。






Michael Clayton

2008-04-16 | 映画
「フィクサー」です。
ジョージ・クルーニーです。
しかし!!
黒いスーツでNYの街を歩いていても誰も振り向きません。
「(姉曰く)世界一ゴージャスなJ・クルーニー」を期待してはいけません。
パッとしない、人生に疲れた、地味な男です、マイケル・クライトンは。
私はそこが面白かったけど。
いつものニヤけたところもなく(笑)
顔を傾けるわけでもなく(笑)
どこにでもいそうな疲れた中年。
仕事だっていったい何をしてるのかよくわかりません。
弁護士事務所に勤めてるってことはわかるんですけどね。
そんな主人公でも、この映画はすこぶる面白かったです。
ダークなテンションが最後まで途切れなかったし、
アカデミー賞にノミネートされた3人の芝居を見るだけでも見る価値あります。
私だったらジョージ・クルーニーにあげちゃいます。
ダニエル・デイ・ルイスもさぞかし上手でしょうがもうもらってるし、
普通の男をリアルに演じる方が難しいと思うんだけどね。

マイケル・クライトンには息子がひとりいます。
10歳くらいかなあ。
この子が良かった。
大人顔負けの台詞回しにも驚いた。
ちょっとしか出てこないんだけど、
父と息子のシーンは強烈に印象に残ります。
おすすめ。

ところで、こんなの作ってみました。
小さなモチーフを方眼編みでつなぎました。
レースのパッチワーク。