ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

RUMOR HAS IT...

2006-05-31 | 映画
邦題「迷い婚」ってどうよ?
このタイトルで見たいって人がいるんだろうか?
せめて「噂の真相」とか「卒業のあと」とか「30年後...」(?)とか、
これでもダメか?(笑)
たとえ「迷い婚」なんてタイトルでも、
ケヴィン・コスナーが出ていれば私は行きますけどね。
行きますけど、この役はどうしたもんでしょうね。
「卒業」のダスティン・ホフマン演じたベンの、
モデルとなった男の30年後って・・・・。
しかもIT界の大物。はっきりいって似合いません。
できれば、落ちぶれた野球選手とかゴルファーとか、
ロバート・デュバルと一緒にカウボーイとか、
そういうほうが彼には似合っていると思うんですけど。
そういえば「ドラゴンフライ」の医者役もピンときませんでした。
超悪人になったなんだっけアレのほうが....
すごいですねぇ、ぜ~んぶ見てますね、映画館で(笑)

この映画は映画「卒業」のモデルとなった家族のその後のお話し。
絵の中に有名な絵が描き込まれているようなもんです。
姉に説明するときに、
「だから、カラバッチョの絵にモナリザが描き込まれてるようなもんよ」
といったら、
「すごい比喩だねぇ」と笑われました。
「卒業」はマイク・ニコルズ監督。
私としてはダ・ヴィンチに例えてもいいんじゃないかと(笑)
ロブ・ライナーをカラバッチョに例えたら娘に殺されますね(笑)
そのアイデアは面白いのですが、いかんせんお話しが。
要するにあのベンさんは、
ミセス・ロビンソンとその娘とさらにその娘と3世代の母娘と
寝てしまったというオチ。
「いい加減にしろ~」と叫びたくなるのは私だけではないでしょう。
そんな男をケヴィン・コスナーがやるなんて世も末です。とほほ。

映画はお粗末でしたが、実はその前に胸きゅんの出来事があって、
白状するとそのことで胸がいっぱいで映画どころではなかったんです。
お姉ちゃん、ありがとう!!!


銀河ヒッチハイク・ガイド

2006-05-27 | 映画
レンタルにて「銀河ヒッチハイク・ガイド」を見る。
今回3本レンタル(あと2本は↓参照)した中ではダントツに面白かった。

人生、笑ったもん勝ち
答えのでない問いに惑わされるな
一瞬の人生をせいいっぱい生きるしかない

そんな成熟した(達観した)精神に貫かれていて
なるほど大人の国イギリスが生み出したコメディだと妙に感心した。

もちろん喜劇なんですが、
わっはっはと大笑いするような笑いではなくて、
くっくっくと含み笑いするような感じかな。
例えば「価値観変換銃」とか?
私これ欲しい・・・(笑)
誰に使うんだ?(笑)

人類なんてこのちっぽけな地球でも3番目の知性しか持っていない。
どこかの奢りまくっている大統領に訊かせてやりたい台詞だ。
あの人の場合は3番目以下であることは間違いない。
SF(この映画がそれに属するかどうかははてな)は苦手だったけど、
これなら続編も見てみたいな。
おすすめ。

コロンバインの空に

2006-05-27 | 映画
レンタルDVDにて。「コロンバインの空に」
マイケル・ムーア監督の「ボーリング・フォー・コロンバイン」でも有名な、
コロンバイン高校銃乱射事件で、子供の一人を失ったある母親の実話。
しかし映画のテーマは事件そのものではなく、
シングルマザーの母親(デヴラ・ウィンガー)とその子供達をめぐる、
ヒューマンなファミリーもの。
昨日のジョディ・フォスターに引き続き、
こちらはデヴラ・ウィンガーの独壇場。
しばらく映画界から遠のいていたが、
「デヴラ・ウィンガーを探して」に登場してから、女優復帰したのか?
高校の教師、4人の子供の母親、そして難病。
健気に生きる女性の姿を体当たりで演じている。

ダイアン・レインが演じるような素直で可憐な女性像でもなく、
ジョディ・フォスターが演じる男勝りな強い女性像でもなく、
彼女が演じる女性は平凡などこにでもいそうな・・・
けれども今を精一杯生きている自然体の女性が多く、
平凡な私たちにはすんなりと受け入れられる。
そのあたりが彼女の魅力なのかな?
私は彼女の「永久の愛に生きて」という映画大好きです。

フライトプラン

2006-05-25 | 映画
今夜は「フライトプラン」をレンタルして見ました。
ジョディ・フォスター、あなたはすごい!
母は強し!女は強し!を演じさせたらあなたの右に出る者なしです。
話に多少無理があったっていいじゃありませんか。
これはジョディ・フォスターのための映画。
あ~それなのに、それなのに、
「羊たちの沈黙」以来ジョディ・フォスターのファンである相棒ときたら、
「一体いくつになったんだ。年取ったな~。美人はつらいな」
と、ためいきまじり。
そんなことない。若くてきれいばかりが女優じゃない!
りりしく、逞しい、魅力的なおんなを、
これからもキリッと演じてね!と声援をおくりたい気分です。


写真は昨年秋に行ったヨーク近くの村にて。

夏に予定しているイギリス行きのためのメモ用に、
新しいブログを作りました。
気の早い話ですが、旅というのはこの準備段階から楽しまなくちゃ。
ということでお時間のある方はたまに覗いてやってください。
イギリスへの旅



ミーハー姉妹

2006-05-24 | 映画
亀有MOVIXのシアター10は素晴らしかった!
昔のテアトル東京や東劇や新宿プラザを彷彿とされる大画面。
久しぶりにワクワクした。
姉妹は「嬉しいね!」「嬉しいね!」とうなづきあい、
映画の始まるのを待った。
そうして超話題作「ダ・ヴィンチ・コード」を見た。
・・・・・・・・・
エンドタイトルが流れる中、劇場を後にする。

超話題作になんの疑問ももたずにとびつく、
あまりにもあまりにもミーハーな私たちへの戒め?
あるいは罰?
それが二人の一致した感想だった。
外に出ると、どしゃ降りの雨。
雷まで鳴っている。
あ~やっぱり・・・・(笑)

しょっぱなのルーブル美術館、
あんな絵もこんな絵も大画面で見せてくれてありがとう!
あ~あのまま石澤さんのナレーションで、
ルーブル探訪だったら・・・・もごもご。
もしくは。
テンプル騎士団やアウヌスティウスのお話だったら・・・もごもご。
(注:リドリー・スコットの演出で)・・・・

ポール・ベタニーとイアン・マッケランはよいです。
(ほら、ふたりともイギリスの役者だ・・・)

姉と別れ、そぼ降る雨の中とぼとぼ歩いていたら、
「どちらまでお帰りですか?どうぞ傘にお入りなさい」と、
優しく声をかけてくださった人がいる。
「こういう人をイエスと末裔というのだ」とふと思ったのだった。

お姉様、このお写真でかんべんね(笑)