無性に絵が見たくなって、国立西洋美術館に行ってきた。
企画展は「フランク・ブラングィン~伝説の英国人画家・松方コレクション誕生の物語」
ボストン美術館展やマネにも惹かれたが混んでるだろうなと思って。
初めてその名前を知った英国人画家ブラングィンは1867年生まれ、
クリムト、ボナール、カンディンスキーなどと同世代の画家。
陶器の絵付け、家具のデザイン、絨毯のデザイン、
(ウィリアム・モリスの工房にいたこともあったらしい)
壁画、版画、エッチング、そして油絵と実に多才。
極めつけは、西洋美術館の基礎を作った松方コレクションの、
松方幸次郎と日本に美術館を作ろうとその設計まで手がけていたこと。
この企画展は画家の絵を堪能するというより、
男たちの描いた夢により心惹かれるものだった。
新緑の考えるひと。
その後、こころゆくまで常設展を見る。
気がついたら4時間もいた。
この美術館はフラッシュさえたかなければ写真OKなのが嬉しい。
今回印象に残った作品。
まずブリューゲル。魅入ってしまった。
大好きなコロー。
ルノワールの「木かげ」
モネの部屋。
いまさらだが、モネってすごい!
年をとるほどそのすごさがわかる。
モネのロンドンの橋、2点。ほしい。
一階におりたら20世紀アートの部屋で、
裸の女性がうずくまっていた。
ポロックを写真に撮れるとしあわせになるのは何故だろう?
絵の前に佇んで過ごす至福の時間。
セガンティーニと、
デュフィのモーツァルトもお忘れなく。