ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

キャスティング・ディレクター(HURLYBURLY)

2005-06-30 | 映画
アクターズスタジオにショーン・ペンが登場したときにこの映画のことに触れケヴィン・スペイシーとの短いシーンを見た。こういう映画は日本では公開してくれないんだよな~なんて思っていたら、実は公開されたらしく、DVDの発売が遅れたということらしい。全く知らなかった。ショーン・ペン(好き嫌いは別にして)、ケヴィン・スペイシー、メグ・ライアン、 ロビン・ライト・ペン、チャズ・パルミンテリ、ギャリー・シャンドリング、アンナ・パキンという豪華な出演陣。ハリウッドのキャスティング・ディレクターを主役した映画となれば見たくなるというもの。原作は芝居のためにかかれたものでショーン・ペンは舞台でも演じたらしい。原題の「HURLYBURLY」は「大騒ぎ・混乱」の意味。

感想は.....
上手い役者の演技合戦は確かに見応えアリ。あちこちで化学反応が起き火花が散っている。それは面白いのだが、この作品、一体何が描きたいのでしょう?空っぽな人間の苦悩でしょうか?男と女の違いでしょうか?人生は空しい、空虚なものだということなのでしょうか?ショーン・ペンを中心にした男4人は実に饒舌に上っ面な会話をかわし、クスリを吸い込み、勝手に嘆き、嫉妬し、説教をたれ、時には本質に迫りながらもそれすらもすらっとかわしていく。お互いがお互いをどう思いどう評価しているのかということに執拗にこだわり、勝手に傷つき、人を傷つけていることには気がつきもしない。大切なのは自分だけで何故これほど苦しいのかと吠え立てるだけ。特に印象深かったのは、この人達の女性観。ハリウッドという土地柄からか、少女を友人に捧げものとしてもってきたり、結婚が破綻しかかっているパレミンテリにいたっては「女は感情の生き物で何もわかってない」と気に入らなければ殴りつける。メグ・ライアン、、、、そうメグ・ライアン 誰とでもしちゃう娼婦の役ですよ。これには驚きました。ロビー・ライト・ペンはまともそうにみえて、そうでもないし....
ハリウッドってとこじゃ、女はこんな扱いしか受けられないの?といや~な気持ちになりました。でも、男がどーでもいいようなことをぐちゃぐちゃしゃべっているのに比べると、女は地に足がついているというか......これはこれでいいとこを突いているのかもしれない。だいたいが女の方がずっと率直で正直でやさしいしまともだ。こんなにも共感できない人ばかりに集まられても困るって。特に主役のショーン・ペンが演じた男。彼のねちっこい芝居も加わってか、言っていること全てが空虚で白々しく、「あんたの苦悩は全てあなたの空虚な生き方のたまものでしょうが!」と首根っこをつかまえて揺さぶってやりたくなった。でも映画を見おわってふと我に返ると、その空虚さはショーン・ペンの専売特許というわけでもなく、もしかしたら同じ時代を生きる私たちにもどこか似通ったところがあるのかもしれないと気づき慄然とした。言葉で人をやりこめたい願望や、自分が空っぽだから人に八つ当たりしたい願望や、孤独をおそれるあまりうわっぺらだけでも人とつきあいたい願望や、もしかしたら現代特有の何かを描き出したのがこの作品なのかもしれない。
それともうひとつ、字幕でみるのと、原語だけで見るのとは、この映画の場合微妙なズレがでるかも。ニュアンスのズレというか。こういう言葉が命のような作品には彼らの言っていることをダイレクトに理解できないことは作品を理解するためのハンディになるような気がした。それくらい台詞が書き込まれている。


Speakless Japanese

2005-06-28 | Gerard Butler
↑と言った自分の冗談に、自分で受けてたGerryにキュン
昨夜の「英語でしゃべらナイト」の一幕。
(因みに質問は「英語が上達する方法をアドバイスして」)

先日TVでKABA.ちゃんが好みのタイプをきかれて、
「深爪、なで肩、・・・・」(もうひとつが思い出せない)と答え、
大きくうなづいたものだが、
私の場合そこにもうひとつ
「自分の冗談につい笑ってしまう奴」というのが加わるらしい。

カトリーヌさまのパワーに押され気味ながら、
ストレンジャーというよりはむしろ
スコットランドの気のいいお兄ちゃんという風情を漂わせて素敵でした。

今日は病院で待ち時間がたくさんあったので、Gerryお目当てで買った「MOVIESTAR」という雑誌を読み漁った。で、こんな記事をみつけた。
「英国俳優の復讐」をテーマに、ヒュー・グラントだのクライブ・オーエンだの蒼々たる英国俳優が並んでるなかにあった「キングダム・オブ・ヘヴン」にも出ていたデヴィッド・シューリスの記事。
□□□□□
彼の最近のブームはインターネットのファンサイトに出没して書き込みをすることだとか。
「うちのお袋が昨年のクリスマスにPCを購入して、それ以来僕のファンサイトをみつけるたびに
お礼の言葉を送っておきなさい!と連絡してくるんだ」と彼は話している。
□□□□□
なんて可愛らしいお母さんなんだろう。
そのお母さんの連絡を受けて書き込みをするデヴィッドもなんていい奴なんだろう。
思わず微笑んでしまった一コマでした。

ホステージ(HOSTAGE)

2005-06-28 | 映画
ブルース・ウィリスの泣き顔が頭にこびりついた。全編泣いていたんじゃないかと思われるほど、この映画ではよく泣いた。ダイハードなイメージのウィリスが、である。ダイハードなイメージっていうのは私の中ではちょっと違うかな?私の場合、B・ウィリスといえば「ブルームーン探偵社」。あの饒舌な軽妙洒脱な探偵さんが大好きだった。今でも時々たまらなく見たくなることがあるくらい。S・シェパードとのコンビも最高にイカしてた。スマートなコメディセンスに溢れてた。そのイメージが強いせいか、「シックスセンス」にしても、今日のような作品にしてもどうもピンとこない。
そんなしかめっ面ばかりしてないで、ほらもうちょっと笑わせてよ!なんて言いたくなる。
でも「人質事件」じゃ、それは無理な話。はい、ごめんなさい。
ストーリー的にいろいろ?マークが飛び交うものの、まあまあ面白かったかな。
監督のねちっこさみたいなものも感じたし、悪役をやった青年もすさまじかった。なんていうかすっごくワルなんだけど、それとは裏腹に静かな哀しみも漂わせていて妙な存在感があった。そのへんは監督の演出技なのだろう。そのねっちこさがもう少し洗練されたら面白い映画ができるかもしれない・・・という期待を抱かせる作品だった。


引き続き

2005-06-25 | Gerard Butler
ジェリー登場。
今度は何を見せてくれるかと思いきや......
だじゃれのジェリー。


ファントムのファンからファン(扇子)をプレゼント

あの~りりこさん、
もうちょっと真面目なこともお話しになったのではないでしょうか?
こんな面ばかりとりあげられるなんてさ、
ま、いいんだけどね、面白いから。
以上、王様のブランチより。

今日から「Dearフランキー」公開。
私も早く見たい!


週刊文春

2005-06-24 | Gerard Butler
駅のスタンドで文春を買い、
電車の中で「阿川佐和子さんとジェリーの対談」を読んで、
思わず椅子からずり落ちそうになった。
対談の面白さもさることながら、
私がびっくりしたのはツーショットの写真だ。
ふたりそろって「あっかんべー」ですよ!(笑)

あなたたちは20年来のお友達ですか

ジェリーってほんとにお茶目だ。阿川さんも負けてない(素敵!)
フレンドリーでフランクリーでフレキシブルで
フルサービスでフルスマイルなジェリー。
確かに怪人サマにもお茶目な一面はあった。
あの、お手紙攻勢とか.......黒鳥のベッドとか.....(?)

しかし、しかしだ、
今回の再来日でジェリーがかいまみせてくれた素顔は、
なんというか、
あまりにもあまりにも怪人サマとはかけはなれたものだった。
ここはひとつの試金石。
ますます溺れるか、もしくはさよならか?
ま、私の場合まちがいなく前者ですけどね。