↑は「サラマンダー」のGerry
WOWOWで放送された「サラマンダー」を見た。このところWOWOWではGB(ジェラルド・バトラー)の出演作を4本も放送している。「トゥームレーダー2」「タイムライン」「ドラキュリア」そして「サラマンダー」全てWOWOWで見ることができた。来日報道もしてくれない地上波各局より、よほどGBファンの要望に応えてくれている。この勢いで「ワンモアキス」「アッティラ」も放送してくれないかな。お願いします!
つくづく思うのだけど、ジェラルド・バトラー氏にとって「オペラ座の怪人」という映画は彼の役者人生を大きく変えた画期的な作品だったのですね。それ以前とそれ以後では、役者としての認知度も扱われ方も、もちろんギャラも全く違うのではないでしょうか?「サラマンダー」を観てなお一層その感を強くしました。「オペラ座の怪人」がなければ、彼を知ることもなかった。彼がこれまで出演した映画で私が見たことのある作品は「クィーン・ヴィクトリア・至上の恋」たった一本だけ。映画は面白かったのですが彼のことは全く印象に残っていませんでした。「オペラ座」以後に見た3作にしても、「ドラキュリア」は作品はともかくとしてGBはその美しさと時々かいまみせる愛嬌(?)で印象に残りましたが、あとの2作は「オペラ座」を見ていなければ風のように消えていった作品でした。たぶん「オペラ座」がなければ見ることもなかったと思います。
「サラマンダー」はちょっと違います。面白い映画でした。”火を噴く竜”(サラマンダー)が地球に現れて地球は壊滅状態。わずかに生き残った人々が竜と対決するお話しです。時代は2020年。荒唐無稽なゴジラ映画みたいなもんです。現代にエイリアンじゃなくていかにも中世風な”竜”が現れるという発想がユニーク。主役のクリスチャン・ベールもいいし、マシュー・マコノヒーはちょっと異様で怖かったけど、サバイバーたちが住んでいる洞窟とか廃墟と化したロンドンとかダークな雰囲気が漂って独特の雰囲気を醸し出していました。映画のテンポもよく、飽きずに最後まで楽しむことができました。できれば映画館で見たかったなと思ったくらいです。問題のGBといえば、タイトルロールには4番目に名前が出ているわりには、あまりにもお粗末な扱われ方でした。C・ベールの友人役で、映画冒頭ではまあまあ出番もありますが、M・マコノヒーが登場してからは、一体彼はどこに行っちゃったの状態。小さい画面を食い入るようにみつめてしまいました。そうかと思ったら突然現れてあっけなく死んじゃうし、いくら脇役だからってこんな扱いはひどいと腹がたちました。でもそこでやめることなく最後まで見たのだからやっぱり面白かったんだと思います。今回のように脇役に注目して映画を見ると、主役とのテンションの違いがよくわかります。GBは肩の力がぬけていたもの。パニック映画だから変といえば変なんですが、飄々としていて素敵でした。特に、火を噴く竜と同じくらい暑苦しい芝居をしていたマコノヒーと一緒のシーンでは「あなたたち同じ映画に出ているの?」と訊きたくなったくらいです。ま、冗談はさておき、WOWOWさんありがとう!しかし「太陽の帝国」の少年も立派な青年に成長したもんだ。
WOWOWで放送された「サラマンダー」を見た。このところWOWOWではGB(ジェラルド・バトラー)の出演作を4本も放送している。「トゥームレーダー2」「タイムライン」「ドラキュリア」そして「サラマンダー」全てWOWOWで見ることができた。来日報道もしてくれない地上波各局より、よほどGBファンの要望に応えてくれている。この勢いで「ワンモアキス」「アッティラ」も放送してくれないかな。お願いします!
つくづく思うのだけど、ジェラルド・バトラー氏にとって「オペラ座の怪人」という映画は彼の役者人生を大きく変えた画期的な作品だったのですね。それ以前とそれ以後では、役者としての認知度も扱われ方も、もちろんギャラも全く違うのではないでしょうか?「サラマンダー」を観てなお一層その感を強くしました。「オペラ座の怪人」がなければ、彼を知ることもなかった。彼がこれまで出演した映画で私が見たことのある作品は「クィーン・ヴィクトリア・至上の恋」たった一本だけ。映画は面白かったのですが彼のことは全く印象に残っていませんでした。「オペラ座」以後に見た3作にしても、「ドラキュリア」は作品はともかくとしてGBはその美しさと時々かいまみせる愛嬌(?)で印象に残りましたが、あとの2作は「オペラ座」を見ていなければ風のように消えていった作品でした。たぶん「オペラ座」がなければ見ることもなかったと思います。
「サラマンダー」はちょっと違います。面白い映画でした。”火を噴く竜”(サラマンダー)が地球に現れて地球は壊滅状態。わずかに生き残った人々が竜と対決するお話しです。時代は2020年。荒唐無稽なゴジラ映画みたいなもんです。現代にエイリアンじゃなくていかにも中世風な”竜”が現れるという発想がユニーク。主役のクリスチャン・ベールもいいし、マシュー・マコノヒーはちょっと異様で怖かったけど、サバイバーたちが住んでいる洞窟とか廃墟と化したロンドンとかダークな雰囲気が漂って独特の雰囲気を醸し出していました。映画のテンポもよく、飽きずに最後まで楽しむことができました。できれば映画館で見たかったなと思ったくらいです。問題のGBといえば、タイトルロールには4番目に名前が出ているわりには、あまりにもお粗末な扱われ方でした。C・ベールの友人役で、映画冒頭ではまあまあ出番もありますが、M・マコノヒーが登場してからは、一体彼はどこに行っちゃったの状態。小さい画面を食い入るようにみつめてしまいました。そうかと思ったら突然現れてあっけなく死んじゃうし、いくら脇役だからってこんな扱いはひどいと腹がたちました。でもそこでやめることなく最後まで見たのだからやっぱり面白かったんだと思います。今回のように脇役に注目して映画を見ると、主役とのテンションの違いがよくわかります。GBは肩の力がぬけていたもの。パニック映画だから変といえば変なんですが、飄々としていて素敵でした。特に、火を噴く竜と同じくらい暑苦しい芝居をしていたマコノヒーと一緒のシーンでは「あなたたち同じ映画に出ているの?」と訊きたくなったくらいです。ま、冗談はさておき、WOWOWさんありがとう!しかし「太陽の帝国」の少年も立派な青年に成長したもんだ。