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「夕暮れ時はさびしそう」を聴きたくて ~ 『 N.S.P.Ⅲ ひとやすみ 』

2007-05-09 21:38:55 | 音楽のある暮らし
今回は、おっちゃんが一番最初に買った「NSP」のアルバムです。

『N.S.P.Ⅲ ひとやすみ』です。
このアルバムは1974年9月25日に発売されていますが、
おっちゃんが買ったのは1977年です。

「夕暮れ時はさびしそう」が発売された1974年7月10日、
この時期は「吉田拓郎」「かぐや姫」に夢中だった。
ギターを買ったのも74年。
『落葉』で挫折。『二十二歳の別れ』で挫折。ギターは挫折の繰り返し。
しかし、Fコードを克服し、スリーフィンガーをピックを持って弾けるようになり、
ギターたこが出来て、指が痛くなるまで弾いていた。


そして、運命の77年。
「夕暮れ時はさびしそう」ってどんな曲だった?て感じで買ったのが、
この『N.S.P.Ⅲ ひとやすみ』でした。

お兄さんの男の歌に憧れて、ちょっと背伸びした恋に憧れて、
「吉田拓郎」や「井上陽水」「かぐや姫」「グレープ」を聴いていた。
それが、『N.S.P.Ⅲ ひとやすみ』を聴いた時、
ストレートな詩・素朴なメロディが身近に感じました。

すぐに、オカリナと弾き語り本を買って「夕暮れ時はさびしそう」を練習しました。

『N.S.P.Ⅲ ひとやすみ』
1. 春はもうすぐ
2. かげふみ
3. なんて空だろう
4. 夜
5. 仲直り
6. 夕暮れ時はさびしそう
1. 雪どけ水はつめたくて
2. 一片の幸せ
3. くちづけ
4. 冬がのぞいている
5. 雪の精
6. いなかっぺちゃん
7. いい


このアルバムの中であとでジワ~ってくるのが、B面2曲目の「一片の幸せ」です。
『天中平~夕陽を浴びて』までを何度も聴いて、あれ?て浮かんでくるのです。

「古い本をひっぱり出して ページを開くと」
で始まり、スリーフィンガーのアルペジオが暗い雰囲気で追っかけていきます。
そして、NSP特有のリコーダが聴こえ、どこまでも暗い曲です。

しかし、別れてしまった人に会って幸せを感じられる付き合い方・別れ方が、
理想なんだろうなって思えてくるんです。

「古い本をひっぱり出して ページを開くと」
「かびくさいにおいが ボクをつつむ」
「それだけで いい気分になってしまう」
「それだけで ものがたりが目に浮かぶ」
                  (詩:天野滋)

それはたぶん、NSPの曲を愛している人は、
天野くんの声を聴くと、
好きだった人、今好きな人、好きな詩、好きなメロディが思い浮かび、
幸せにつつまれるんだと思う。



『Yamaha Channel NSP特集』でアルバム・アルバム内の作品を視聴・購入することが出来ます。

  


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