房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

ヤブミョウガ(藪茗荷) ~ 鹿島川上流(千葉市若葉区)

2015-08-20 08:14:17 | 写真
雑木林の入り口に白い花らしきもの発見。

ヤブミョウガ(藪茗荷)。ツユクサ科ヤブミョウガ属の生粋の在来種です。学名Pollia japonica、Polliaはヤブミョウガのことです。
ミョウガではありません。つゆ草の仲間です。食用とされているので食べられます。なんかやっと食べられる植物にめぐり合ってうれしいです。ちなみに私事ですがミョウガは一番苦手な食べ物でいまだに食べられません。



外へ外へとつぼみをつけて咲きます。花序(花がついているかたまり)は円錐形になります。



花は両性花と雄花があります。花柱が長く突き出て目立っている花が両性花で、花柱が短い花が雄花です。
花の大きさは両方とも8mmくらい。小さい花です。花は2重のような構造になっていて、外側3枚の丸い花びらはガクで花びらではなく、その3枚のあいだあいだにある内側のへら状の3枚が花びらです。両性花も雄花も同じ構造です。
花弁(花びら)は透き通ったようにキラキラ光ってきれいです。

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ヤブミョウガは1日花です。
午後には雄しべが雄しべを巻き込むようにしながら花びら3枚が閉じて、続いてガク3枚が閉じてまあるくなります。
花柱が飛び出した丸くなっているのはつぼみではなく咲き終わった花です。咲いている花のつけね下側のつぼみが次に咲きます。
午後の3時なのにもう花びらが閉じようとしていました。

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(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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