日々の出来事 5月4日 ノストラダムス
今日は、ミシェル・ノストラダムス師の予言集の初版が刊行された日です。(1555年5月4日)
1990年代、ノストラダムスの予言は、漠然とした将来に対する不安のもとに大ブームとなりました。
L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois
Du ciel viendra un grand Roi deffraieur
Resusciter le grand Roi d'Angolmois.
Avant apres Mars regner par bon heur.
1999年、7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモワの大王を蘇らせるために。
その前後マルスは首尾よく支配する。
省略された詩の表現は、読み手自身の願望を組み込むことが出来ます。
また、過去にあった出来事を解釈し得る詩を百詩篇集等から選び、予言の的中とすることも可能です。
不安を煽り、人の心の弱みに付け込む怪しい勧誘や宗教には注意しましょう。
ノストラダムスです
↓
☆今日の壺々話
隊長と副隊長
「 今日は、いよいよノストラダムスの大予言の日だ。」
「 空から恐怖の大王がやって来るのですね。」
「 そうだ。」
「 恐怖の大王って、何なんですかね?」
「 だから、今日はテントを張って、空を監視するのだ。」
「 何か、恐ろしいですね。」
「 どうせ、死ぬんだから、恐怖の大王が何かを確かめよう。」
「 ちょっと、怖いですが、どうせ、みんな死ぬんですから。」
「 ああ、とにかく、今日で、人類は最後なのだ。」
夜になりました。
「 よし、今夜はここでテントを設営する。」
「 ハイ、隊長!」
「 恐怖の大王が何かを確かめてやるぞ!」
「 あいあいさァ~!」
でも、いつまで経っても、恐怖の大王がやって来ないので、二人は寝入ってしまいました。
そして深夜、隊長と副隊長はふと目が覚めました。
「 副隊長、そこから何が見える?」
「 星が見えます、隊長。」
「 う~ん、そのことから何がわかる?」
「 はい。
天文学的には、数多くの惑星があることがわかります。
宗教学的には、神は偉大で人間はちっぽけなものだとわかります。
気象学的には、明日はいい天気だとわかります。
そして、重要なことは、我々は生きていると言うことです。
他に何かありますか、隊長?」
「 ああ。
我々は、寝ているうちにテントを盗まれた。」
くしゃみ一発。
「 は~~くしょん!!」
空からやって来る恐怖の大王は、“スギ花粉”かな。
1999年7の月 コマンド
1999年7月04日(日) 日曜洋画(テレ朝) 『エンジェル・コマンド』
1999年7月05日(月) 月曜映画(深夜、日テレ) 『コマンドー』
1999年7月06日(火) 深夜映画(テレ東) 『地獄の戦場コマンドス』
1999年7月07日(水) 深夜映画(TBS) 『地獄のコマンド』
1999年7月08日(木) 木用洋画劇場(テレ東) 『地獄の女囚コマンド』
1999年7月09日(金) 金曜ロードショー(日テレ) 『必殺コマンド』
1999年7月10日(土) ゴールデン洋画劇場(フジ) 『コマンド戦略』
1999年7月15日(木) 木曜洋画劇場(テレ東) 『エグゼクティブコマンド』
1999年7月22日(木) 木曜洋画劇場(テレ東) 『ルモンド』
ノストラダムスの大予言
小学3年の夏、友達の家にあった雑誌で、初めて「ノストラダムスの大予言」を読んだ。
1999年、地球は滅びる。
その頃はまだ1980年代。
と言うことは、まだ私が20代の時に地球は滅びる。
まだ10歳にもならない私は、かなりショックを受けた。
その日から毎晩1日もかかさず、寝る前、神に祈った。
最初は、布団の中で両手を合わせて祈った。
( 神様、地球の滅亡をとめてください。)
そのうち、祈る姿勢が悪いとダメかもしれないと考え、布団の上に正座して祈るようになった。
( 神様、1999年の地球の滅亡をとめてください。)
そのうち、ずっと同じ方向ばっかり祈っていると違う方角の神様が気を悪くするかもしれないと考え、毎日、東西南北変えて4回祈った。
( 北の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください。)
( 東の・・・。)
そしてそれは、いつの日か8方角8回になった。
( 南西の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください。)
祈りはどんどん進化し、それぞれの方角に変わるたびに両手を高くふりあげてお辞儀をしたり、そのお辞儀も、各祈りの前1回、後2回という具合に増えていった。
その他細かいルールがどんどん増えていき、最後の方では祈り終わるまで軽く5分はかかっていた。
夏なんか、うっすら汗ばむほどの運動量だった気がする。
こんな事を小学校を卒業するまで、約3年半毎日かかさず続けた。
親には「また始まった・・・」と気味悪がられ、弟には「くるくる地蔵」と馬鹿にされた。
それでも(こんな家族をお許しください!神よ!)みたいな気持ちで祈り続けた。
修学旅行の時もやった。
幸い、友達は減らなかったが、かわいそうな目で見られていたような気がしないでもない。
現在、地球が無事なのはイタすぎる小学生の頃の私のおかげだと思う。
小学校高学年
小学校4年女子。
2012年の12月12日に日本が滅びるとかの噂?を友達からきいたらしく、必要以上に怖がって、思い出すたびに泣いてる。
もし大地震が起こったら~的な内容のテレビ(アンビリーバボーなど)をみて、さらに怯え、暗くなってから自分の部屋に一人で行くのも怖いと泣く。
夜寝るときに、布団の中で上記の噂を思い出して泣く。
その都度、大丈夫だよ~と声かけてはいるんだけど、どうしたものか・・・。
2012年12月12日って一体なによ?!
この間も、何とかの予言で滅びるとか言ってたけど何もなかったよー。
お母さんの子供の頃は2000年で滅びるといわれたけど何もなかったよー。
昔からよくある話よ、と言ってみたら?
実際何度も言われてるよね。
なつかしいなー。
自分も子供の頃、ノストラダムスの予言信じて一人で泣いてたなぁ。
親には馬鹿にされたけど、一人で本とか読んでビビってたんだよねー。
昔ね、ノストラダムスの大予言とかあったけど、大丈夫だったよとか、そういう話をしてみたらどうかな?
あとはまぁ、思春期の一貫だと思うようにしてみるのはどうかな?
ノストラダムスの予言、小学生の頃流行ってたよね。
その頃、27歳に滅亡か・・婆になる前に死ねるからまぁいいやと思ってたのに、子供も産んですっかり婆に・・・。
うちの娘(小4)はもし不審者きたら怖いとシクシクないてる。
主に寝る前。
小さな頃より、死ぬ事や痛みに対しての恐怖をリアルに想像出来るようになったんだろうなと思う。
ちょっと前は滅亡も怖がってた。
でも「前は1999年で、次は2023年、あと2046年にも滅亡するはずだよ。」 と言ったら収まった。
いつだったかな、今日明日にも滅亡って日に、新品の大きい消しゴム持ってる子がいて、滅亡なのに新品買うなよ、みんなで使ってやる、って男子にガンガン使われて泣いてる子がいた。
自分が子どもの頃の滅亡の日の思い出。
自分が高学年の時に、流星が衝突して人類が滅びる映画見て、毎晩泣いてたのを思い出した。
自分の頃はノストラダムスよりも東海大地震の方が怖かったな。
今年の7月に東海大地震が起きる!という雑誌を持ってきた子がいて大騒ぎ。
子供も去年、東海大地震が今日来るって学校で聞いたと大騒ぎしてたな。
防災リュックを枕元に置いてビクビクして寝てた。
まあ、これは本当に来ると思って備えてた方がいいけど、日付指定の予言は昔から当たらないと教えておいた。
小学校の時に、担任が「ハレーすい星が来たら空気がなくなる。なんとか生き延びれることが出来るといいですね。」ってことを言っていて、素直に恐かったのを覚えてる。
よくよく考えると、ずいぶんインチキなことばっかり言ってた先生だったな~。
子供に、はだしのげんの漫画を見せた。
おばけや予言や噂話より、過去に実際にあったことのほうが、怖いことだと思ったらしい。
ウチも図書館で借りてきてたよ。
怖くて、息子の後ろから覗き見していた当時一年生の弟が、夜驚症を復活させてしまったので大変だった。
父は、
「 おまえらが大人になる頃に戦争が起こり、人々は地獄の苦しみの中で滅亡する。
俺はその頃には死んでるからあの世から高見の見物だが、お前はもだえ苦しんで死ぬんだ。」
母は、
「 私は悪性のガンであと数年で死ぬ。
自分の体は自分が一番良くわかってるから。
あんたは親を失くして一人で泣いて生きていかなきゃいけない。」
とずっと言い続けて私の将来の希望を奪ってくれたが、二人とも70代になった今も元気だ。
人類が消えてから
2日後
水の汲み上げがストップすることにより、ニューヨークの地下鉄は完全に水浸しになる。
7日後
原子炉の冷却水を循環させる発電機の非常用燃料が尽きる…。
1年後
電波塔の警告ランプの点滅や、高圧線の電流が止まる。
これにより今まで世界で何十億羽と死んでいた鳥たちが死ななくなる。
燃え尽きた原子炉の周囲に、動物たちが戻ってくる。
3年後
暖房熱が失われた寒冷地では、とうとう水道管が破裂しはじめる。
収縮・膨張を繰りかえした建築物はきしみが出るようになり、屋根と壁の間に隙間ができる。
暖房の無くなった寒冷地では、冬を1~2度越すとゴキブリが全滅してしまう。
20年後
10年前に雨漏りが始まっていた屋根は、もうすでに消えている。
100年後
線路や道路を支える鉄柱が腐食し、湾曲する。
パナマ運河が埋まっていき、大陸が再結合しはじめる。
野菜は味の悪い野生の品種に戻っていく。
象牙の貿易が無くなって100年。50万頭まで減っていた象が20倍に増加。
飼われていた猫たちは野性化し、猫の獲物となった狸、イタチ、狐などが激減していく。
300年後
ニューヨークの橋が落ちる。世界中のダムが枯渇したり溢れたり崩れたりする。
ヒューストンのような三角州に作られた街は流される。
500年後
気候が穏やかな都市は森となり、丘が減り、開拓者たちが開拓する前のような土地に戻っていく。
森にはアルミやステンレス、プラスチックの食器やら調理器具やらが埋もれている。
ニューヨークのコンクリートジャングルは氷河に埋没する。
人間が作った建造物で残っているものは、地下深くに掘られたドーバー海峡の英仏海峡トンネルだけである。
3500年後
煙突が立ち並ぶ工業時代に廃棄された鉛が、ようやく土で浄化される。
ただしカドミニウムは75000年後まで待たねばならない。
二酸化炭素の量が原始時代の頃と同じくらいになる。
25万年後
地球の自然の放射能により、プルトニウム爆弾の濃度が腐食した金属とともに消えて行く。
数十万年後 あるいはもう少しかかるかもしれないが、進化した微生物がプラスティックを分解できるようになる。
720万年後
アメリカ黎明期の大統領の顔が刻まれたラシュモア山は、隕石や地震で破壊され、痕跡がわずかに残る程度に。
1020万年後
ブロンズの彫刻や像はまだその形をとどめている。
30億年後
我々が思いもよらない生物が地球上で栄える。
45億年後
50万トンの劣化ウランがようやく半減期を迎える。
太陽は膨張し、地球の温暖化が進む。
しかしもう数億年は原始生物に似た微生物が生きながらえて行く。
55億年後
太陽は死期に近づき、地球は膨張した太陽に飲み込まれて焼失する。
そして、我々がたれ流した恥ずかしいテレビやラジオの放送電波は、まだ宇宙を漂っている。
そう、永遠に・・・・。
じいちゃんの予言
じいちゃんは私が小学6年生に上がる直前に死んだ。
百か日も過ぎた頃、仏降ろしというものをやった。
“えんじっこ”と呼ばれるイタコのような人が、亡くなった人の霊を死後の世界から呼び、霊の言葉を代弁するのだ。
代弁する時の言葉はえんじっこによって違うようで、その時は古典で使われてるような言葉で話してた。
いざ仏降ろしが行われると、最初に降ろされたのはじいちゃんを連れて行ったという御先祖様。
そこからもう一人降ろしてからじいちゃんが降ろされた。
その頃には、その場にいた家族、親戚はみんな泣いてた。
だが、えんじっこがじいちゃんからの予言を言い出した途端、周りの空気が凍った。
予言は以下の二つ
1.家族内で1年以内に2人入院する
2.じいちゃんにゆかりのある人が近いうちに事故死する
そしてこの予言は本当になる。
私と父親が仏降ろしから1年以内に入院した。
じいちゃんが生前お世話になっていた、出稼ぎ先の会社社長が交通事故で亡くなった。
じいちゃんすげーな、ってくらいにしか思ってなかったんだが、あの予言には続きがあったそうだ。
じいちゃんはあの日、仏降ろしに来ていた人達の死ぬ順番も言っていたのだという。
子どもだった私はえんじっこが何を言っていたのかわからなく、最初の二つの予言しか教えてもらっていなかった。
なぜ今そんな話が出てきたのかというと、つい先日、私の前に名前が出されていた人が死んだからだ。
順番も今のところ当たっているらしいから、このまま行くと危ないかもしれない。
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