大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 9月7日 由井正雪

2018-09-07 10:39:57 | A,日々の出来事_







 日々の出来事 9月7日 由井正雪







 今日は、慶安の変が発覚した日です。(1651年9月7日)
1651年9月7日(慶安4年7月23日)、江戸幕府反逆を計画していた由井正雪の仲間である本郷御茶ノ水で槍の道場をしている丸橋忠弥が、反逆計画にビビッた奥村八左衛門の松平信綱への密告により、江戸で突如反逆罪で捕縛されました。
 江戸幕府初期は、大名の改易等で職にあぶれ、世の中に不満を持った浪人が約40万人ほど居ました。
江戸で楠流軍学を講義していた由井正雪は、大名や旗本などに知人が多く、たくさんの浪人が仕官先を紹介してもらおうとして訪れていました。
 そして、幕府の浪人を発生させる政治を止めさせることを出発点に、江戸幕府に注文をつけることを計画します。
まず、由井正雪は浪人3000人で久能山にある家康の遺金200万両を強奪し、駿府城を乗っ取ります。
 これに呼応して丸橋忠弥が、小石川にある幕府の火薬庫を爆破、対策のためにあわてて登城する老中たちを待ち伏せて斬殺し江戸城を乗っ取ります。
そして、次の将軍に予定されている徳川家綱を人質として、自分たちの要求を天下に主張することになっていました。
また、大坂でも金井半兵衛が同様の混乱を起こすことも予定していました。
 しかし、丸橋忠弥が捕まったため計画は頓挫、由井正雪は駿府茶町の旅籠梅屋で包囲され自害しました。
また、金井半兵衛も大坂の天王寺で自害し、丸橋忠弥は鈴ヶ森で処刑されました。
これ以降、江戸幕府は大名廃絶を緩和し、浪人対策に力を入れるようになりました。


















☆今日の壺々話










横山光輝の漫画“伊賀の影丸”( 由比正雪の章)




 慶安の変で由比正雪は自害し、門弟も一網打尽となった筈でしたが、自害したのはニセモノで、実は由比正雪は生きており再び活動を開始しました。
松平信綱は服部半蔵に討伐を命じ、影丸を含む6人の忍者が派遣されます。
そして、由比正雪率いる忍者群と死闘を繰り広げます。
 この漫画は、少年サンデーに連載されていました。
甲賀七人衆の頭である阿魔野邪鬼は、何回死んでもゾンビのように生き返ってきたなァ~。

 〃∩ ∧_∧
 ⊂⌒( ・ω・)
  `ヽ_っ⌒/⌒c
    ⌒ ⌒







 由井正雪(右下)















質問と答えイロイロ






(1)、友達が 日本史のテストで、

“1192年(    )が鎌倉幕府を設立” に、
“1192年(^ω^ )が鎌倉幕府を設立” と解答、

家に電話されたらしい。



(2)、世界史のテストで、
名言『 (  )おまえもか!』括弧の中に適語を入れよ、
の問題で括弧の中に、

( え っ ?)

と答えたヤツがいた。
正解はもちろんブルートゥス。



(3)、三勤交代 と模試で書いた人がいる。



(4)、攻め の対義語は?

「受け身」

……先生的には正解にしたいです。
と書いてあったらしい。



(4)、中2地理。

○→バチカン市国
×→バカチン市国



(5)、f フォルテ
ff フォルテッシモ
fff フォルテッシモシモ



(6)、問:銀河鉄道の夜の作者は誰か?

答え:松本零士

高校時代の友人が本気で間違ってた。



(7)、日本史

Q.右図の女性が来ている衣装の名前を答えよ。

正→十二単
誤→ポンチョ



(8)、地理

Q.図中①の平野の名前を答えよ

正→石狩平野
誤→モロ平野



(9)、数学の証明の問題

その式は正しいと言うことを、
わたくし○○(そいつの名前)が、
命を懸けて宣言いたします!!

と書いてるヤツがいた。



(10)、カタカナの部分を漢字にしなさい。

豆腐をイッチョウ買う。

友達の答え。
一兆
そんなに買ってどうするんだよ。



(11)、日本史で、

江戸幕府3代将軍は誰?

答.徳川3世

答.徳川家光



(12)、料理の調味料における「さしすせそ」とは何か答えなさい。

正答:
さ・・・砂糖
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・醤油(せうゆ)
そ・・・味噌

誤答:
さ・・・砂糖醤油
し・・・醤油
す・・・酢醤油
せ・・・醤油(せうゆ)
そ・・・ソイソース





















忍者男




 2年ほど前の話です。
休日に公園で読書してたら、そのまま眠り込んでしまい、起きたら暗くなっていた。
焦って携帯で時間を確かめたら9時過ぎていた。
どうも、6時間くらい寝ていたらしい。
 さすがに寝すぎたと慌てて公園を出て、車を停めてあった駐車場に向かった。
時間が時間だけに、だだっ広い駐車場内に人影は無く、停めてある車は俺のを含めて4台くらいだったと思う。
 その駐車場からは丘が見えるんだけど、その上が墓地になってたりして、暗い時間帯になると薄気味悪い。
ちょっと怖くなった俺は、小走りで車の前まで行って扉の鍵を開ける。
 ふと周囲を見渡すと、いつの間に現れたのか、20mほど離れた場所に人が立っていた。
さっきまで誰の気配もなかったのに、いつの間にかそいつは立っていた。
街灯の薄暗い光に照らされたそいつは男のようで、黒づくめのジャージかトレーナーのような服を着ており、顔には覆面のようなものを着け、目の部分だけが見えていた。
まるで忍者のような出で立ちのそいつは、ご丁寧に背中に棒状の物(忍者刀?)まで背負っていた。
その忍者男がじっと立って、こちらを見ている。
 なんとか悲鳴をあげずにいたものの、驚いて固まってしまった俺。
一瞬、そいつと見詰め合ってしまった。
忍者男は妙に黒目がちな目で俺を見ていた。
突然、忍者男がこちらに向かって走り出した!

「 うわあぁぁぁ!?」

と情けない悲鳴を上げた俺は、必死で車の扉を開けて運転席に飛び乗った。
扉を閉めてロックすると、そいつの方を確かめる。
 あの距離でダッシュしてきてるはずだから、もう運転席の前に来ていてもおかしくないはずである。
だか、何故か忍者男は、まだ先程の場所にいた。
どういう訳か、忍者男はその場で激しく足踏みしているだけで、走ってはいなかった。
目を疑う俺の前で、男は激しくその場ダッシュを続けていた。
 俺は忍者男を確かめながらキーを入れ、車のエンジンをかける。
その瞬間、忍者男は俺の車に向かって本当に走り出した。
今度はその場ダッシュではない、どんどん近づいてくる。
忍者男はあっという間に運転席の側まで来ると、運転席の窓を軍手を着けた手で叩き始めた。

“ パタパタパタパタパタパタ・・・。”

忍者男が妙なソフトタッチで、窓を叩く音が車内に響く。

「 うわあああぁぁぁぁ!!」

悲鳴を上げながら、俺は車を急発進させて逃げ出した。
 駐車場の出入り口まで来てからバックミラーで確かめると、忍者男はさっきの場所に立ったまま、こちらをジッと見ていた。
家に帰り着くと、その日はすぐに寝ちゃった。
 次の日、マンションの駐車場に置いてあった車を確かめると、窓にびっしりと手形が・・・というような事は無かった。
ただ、何故かわかんないんだけど、助手席の足元に一塊のお米が置いてあった。
俺は一人暮らしだから車使うのは俺だけだし、誰も車内に米を持ち込むヤツなんていないのに。
それも米粒が、なんか絵の具みたいなのを塗ってあるみたいで、全部黄色く染まっている。
 気持ち悪くって、お米はすぐに捨てて車内を綺麗に掃除した後、お守りをもらって来て、その後は車内に置くようにした。
忍者男とお米が関係あるのかもわかんないし、その時はとにかく薄気味悪かったから。
結局、忍者男が何者なのか、強盗の類か、異常者なのか、わかんないんだけど、俺はその後、数日間、何か起こらないか怖かったです


















忍者ごっこ




 私が保育園児だった頃の話。
両親は共働きで朝早くから出ていたので、私を保育園まで送るのは当時存命であった祖母の役目だった。
 祖母が化粧をしている間に暇を持て余した私は、しばしば『忍者ごっこ』で遊んでいた。
なんて事は無い、祖母の部屋のふすまを開けてその前の廊下を走って往復するだけの遊びだ。
ドタドタ廊下を走りまわっては、「今の見えた?」などと祖母に聞いていた。
 そもそも祖母は廊下に背を向けて化粧をしていたため、私の方を見てはいなかったのだが、飽きもせず走り回る私に付き合い、「見えなかったよ。今日の忍者さんは足が速かったねぇ。」などと言ってくれていた。
 ある日、祖母から「忍者ごっこをやめなさい。」と言われた。
理由を聞くと、床が傷むとか、仏間につながる廊下だからうるさくしたらいけないとか、そういう理由だったのだが、なかなか言う事を聞かない私に祖母はこう言った。

「 そこの廊下は私ちゃんが忍者ごっこをしていない時でも、時々誰かがおなじような事をしている。
私ちゃんは廊下を行ったり来たりするけど、その忍者はいつも仏間の方に行ったきり帰ってこない。
私ちゃんも、いつかそうなってしまう気がして・・・。」

そういえば、なんでこんな遊びをしようと思ったのかすら、私には分からない。


















高山君が忍者ハットリくんになった日






 高山君は、ガチャポンのカプセルを黒くマジックで塗りつぶした物を、みんなに見せびらかした事があった。

「 これ、なんだと思う?」

よく見ると、ひものような物が刺さっている。

「 じゃじゃーん!ボンバーマンの爆弾です!マジで本物!」

花火用の黒色火薬をほぐした物を詰めたそうだ。

マジで本物!じゃねーよ、高山君。
しかも、

「 今から、あのブロックを爆破します!」

とか言って、空き地に置いてあったレンガを積んだものを指さす高山君。
 さすがに子供心ながら“それはやべぇだろ”と思ったが、高山君はお構いなし。
颯爽と歩いていって地面にカプセル、いやボンバーマンの爆弾を設置。
100円ライターで火を付けた。
 長めの導火線だったためちょっと時間がかかった。
高山君が20メートルほど走って離れた。

「 ボボン!」

 どうやら、火薬が湿気っていたらしく大爆発では無かったが、近所中に響く程の音だった。
しかも、くすぶった火薬が20メートル離れた高山君のシャツ、半ズボンや足に飛び散ったので、熱さに大泣きしながら高山君はこちらに駆けてきた。

「 やっべー!俺1機死んだ!1機死んだ!」

穴だらけになったシャツや半ズボン、小さな火傷の後が赤くなった手足。
音と煙に慌てて飛び出してきた近所の人々。
 高山君はこっぴどく叱られ、学校では“花火を買ってはいけない”という決まりも出来た。
そして“ボンバーマンの爆弾はリアルでも非常に危険だ”という事も、高山君のおかげで強烈に味わう事となった。


 次に、ファミコンロッキーでハットリくん巨大化のテクニックが載ったので、それを真に受けて忍者ハットリくんを購入してきた高山君。
どう考えても無理だろう・・・、と思っていたが高山君は純粋に裏技を試すべく練習していた。
 成功しない事に業を煮やした高山君が取った行動は、

「 俺、忍者になる!」

だった。

 まずはおみやげ物の手裏剣を持ち歩くようになった。
2個しかないから投げない。
3つあったのだが、一個は学校の焼却炉に立てかけてあった木の板に投げつけて、跳ね返ってどこかへ行ってしまったから。
 そして忍術である。
忍術「(自称)影走り」は高山君基準で会得したらしい。
忍術「影分身」は調子がいい日はイケるらしい。
ずっと調子は悪かった。
忍術「ムササビの術」は1.5メートルほどの距離を飛んだ。
順調に忍術を会得していく高山君。
伊賀の里が憧れの場所だったらしい。

 しかし、悲劇は寒い冬の日にやってきた。
高山君は寒風吹く中、薄手の長ジャージ一枚でみんなを日曜日の学校に呼び寄せた。
小脇に抱えているのは風呂敷包み。

“ まさか・・・、学校の屋上からムササビの術・・・?”

などと考えていると、

「 今から新しい忍術を見せます!これは凄いです!」

と高山君が得意そうに発表を始めた。

 つい先日も、昼休みに砂場に穴を掘って土とんの術をやろうとして生き埋めになりかけた事を俺は知っていたので、別の意味で期待が膨らんだ。

「 今からプールへ移動しましょう!」

そう言って、友達を校舎の後ろにあるプールへと先導した。
 入り口のドア(鉄柵)を乗り越え、緑色の水を湛えたプールサイドに集まる。

「 それでは発表します!水ぐもの術です!じゃーん!」

そう言って風呂敷包みを解き、中からなにやら取りだして頭上に掲げた。
 手には魚屋で貰える発泡スチロールの箱の上蓋に穴を空け、ビニル紐を通して作った、かんじきの親分みたいなものが2個あるのみであった。

「 これを使って今から水の上をスーイスイと歩きます!スーイスイと!」

そう言うと、ビニル紐で出来た鼻緒に靴を引っかけた。
 発泡スチロールを足に、緑のプールへと足を踏み出す高山君。
少しの間、水面を片足でチャパチャパとやっていたが、やがて意を決したように踏み込んだ。

「 にんじゅt・・・。」

何やら言おうとしたが、沈んだ。
 俺たちは助けるのが面倒なのと、濡れるのが嫌なので眺めていたら、ほどなくして上がってきた。
ハットリくん、一瞬死んだな。

「 やっぱ、忍者への道は、ほど遠いかぁ・・・。」

そう言って、高山君は緑色に染まったジャージを絞りながらクシャミをした。
 今思うと高山くん、ほど遠いも何も、一歩すら近づいてなかったよ。
高山君はその後、まるで漫画のように風邪を引いて肺炎も併発して、噂では死にかけたらしいけど、それは些細な事ですよね。

















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9月6日(木)のつぶやき

2018-09-07 07:04:25 | _HOMEページ_



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