日々の出来事 9月2日 魔法使いサリー
今日は、夢野サリーの誕生日です。
夢野サリーは、テレビアニメ“魔法使いサリー”の主人公で、魔法の国のお姫様です。
魔法使いサリーは、横山光輝がアメリカのテレビ映画“奥様は魔女”をヒントに、女の子向けの漫画を作ろうと考えたことが始まりです。
この漫画は、“りぼん”1966年7月号より連載が開始されました。
そして、テレビアニメ化され、1966年12月5日から毎月曜7:00~7:30の時間帯にテレビ朝日で放映され、開始当初は白黒で、18話以降はカラー放送となりました。
魔法の国のお姫様であるサリーは、人間の世界に憧れて密かに魔法の国を抜け出し人間界へやって来ます。
そして、魔法使いであることを隠して、花村よし子や春日野すみれと共に希望ケ丘小学校5年3組に通い、魔法界では経験できないような経験を積みながら成長して行くと言うお話です。
お話以外に有名だったことは、円柱形の“サリーちゃんの足”と“サリーちゃんのパパの髪型”でした。
魔法使いサリーの主題歌レコードは30万枚売れ、当時の子供番組の主題歌としては売り上げの新記録となりました。
そして、この曲は“魔法使いサリー”が何回も再放送されているので、知っている世代も幅広いです。
魔法使いサリー( 作曲 小林亜星、作詞 山本清 )
マハリ~ク マハ~リタ ヤンバラヤンヤンヤン ♪ヾ(´∀`*)ノ
マハリ~ク マハ~リタ ヤンバラヤンヤンヤン ♪ヾ(´∀`*)ノ
ヾ(*´∀`*)ノ 魔法の国から やって来た
ちょっとチャームな 女の子♪
サリー サリー
不思議な力で 町じゅうに
夢と笑いを ふりぃまくの♪
サリー サリー
魔法使い サリー ♪ヾ(´∀`*)ノ ヒュ~
ヾ(*´∀`*)ノ ほうきに乗って やって来た
ちょっとお茶目な お姫さま♪
サリー サリー
魔法の言葉を となえると
愛と希望が 飛びぃ出すの♪
サリー サリー
魔法使い サリー ♪ヾ(´∀`*)ノ ヒュ~
魔法使いサリー
☆今日の壺々話
魔法の言葉
3758378357375783753181275858
5378358357566686637899999553
2383515832737785319573875312
5853212383766957535369573572
魔法の言葉を解く鍵
1.ペイントを開く
2.テキストボックス開いて上の4列をコピペ
3.黒色で背景を塗りつぶし
4.きみは真理を得るお!
☆“魔法の言葉を解く鍵”のさらに詳しい解説
パソコンに慣れてない人のために、親切な俺がやって来ましたよ。
えっと、
(1)画面左下のスタート
↓
(2)すべてのプログラム
↓
(3)アクセサリ
↓
(4)ペイントを開く
↓
(5)外枠の左上にある「A」をクリック
↓
(6)適当に枠を作成
↓
(7)そこに先ほどの数字の羅列をコピーして張り付ける
↓
(8)「A」の3つ上の缶をこぼしたような絵柄をクリックして枠の中を塗りつぶす
そうです、魔法の言葉は、○○○です!
ボンボン、バカボン、バカボンボ~ン♪
天才一家だァ、バ~カボンボン♪
バカボンのパパなのだ!!
これで、いいのだァ!!
☆魔法の言葉“○○○”の解答は、明日です。
猫の魔法
俺は正直動物が好きではない。
何となく苦手。
それなのに、ある日うちの玄関前で猫がちょこんと座ってたんだ。
えぇ~…と思いつつ、なるべく目を合わさずに玄関の戸を開け、部屋に入り座ると隣に猫がいる。
正直ビビった。
変な奇声発してたと思う。
猫もビックリしてた。
その動きにまたビビる俺。
猫を触ったことない俺は、どうしていいやら分からずしばし放置。
なかなか帰ってくれないのでコンビニで猫缶を買い、与えてみた。
噛まれそうで怖いので、へっぴり腰で。
満腹になった猫は、こっちがビビってんのとか無視で俺の膝に乗ってぐぅぐぅ寝始めた。
あれから三年。
今では4匹に増えている。
猫の為にペット可の広い部屋に引っ越した。
猫に魔法かけられた気分………。
大学の食堂にて
配置
・女=美人、多分ハーフ
・男=イケメン、山P似
・後=二人の後輩、可愛い
後「 女ちゃん!男さん、こんにちは!
あ、今日お化粧してます?
綺麗~!」
女「 やほ~お化粧してますよ!
早起きは三文の得!」
男「 今日は10分早く起きたんだと。
しっかし、お前化粧下手だな。
マスカラだまになってんぞ!」(女の頬っぺたを持って自分の方に向ける)
後「 10分、まぁ姫は化粧しなくても綺麗ですけどね。
そうだ!お誕生おめでとうございます!」
女「 ありがとう~、ついに二十歳!
姫から妖精になりました。」
後「 ???」
男「 あと10年で魔法使いだな。」
後「 え?女ちゃん、え?」
女「 彼氏いない歴も20年に更新で~す!」
話によると、男とは幼なじみで親友、学科、サークルも一緒で勿論登下校も。
“男のせいで彼氏できないんだ~!”って言ってた。
でも、多分、男が好きなんだと思う。
2番目の願い
とある王国に生まれつき目が見えない姫がいました。
さらに不幸なことに、姫の顔は言葉では言い表せないくらい酷く醜かったのです。
不憫に思った王は、姫が自分の顔を見ることができないのをいいことに、侍女や家来に姫が絶世の美女であるかのように接するよう命じました。
チヤホヤされることにより、自分の中で美女として生きてほしかったからです。
姫の20歳の誕生日、盛大なパーティーが開かれました。
パーティーに来た魔法使いが、姫の成人を祝して何かひとつだけ魔法を使いましょうと王に申し出ました。
王は困ってしまいました。
目が見えないこと以外、何不自由ない姫の一番の願いは、当然目が見えるようになること。
しかし、その願いをかなえてしまうと醜い自分の顔を見て、さぞかしショックを受けるでしょう。
なにより、今までついてきた嘘がばれてしまいます、
王は姫に嫌われたくないのです。
王は悩んだ末、姫が2番目に望む願いをかなえるよう魔法使いに頼みました。
王「 さぁ、おまえの2番目に望む願いはなんだ?」
姫「 私が2番目に望む願い、それは目が見えるようになることです。」
王「 馬鹿な!それはお前がもっとも望む願いであろう!」
姫「 いいえ、私がもっとも望む願い、それはこの醜い顔を美しくすることです。」
机
俺のうちは昔、超貧乏で欲しいものなんか何一つ買ってもらえなかった。
着てる服は近所の子供のお下がりだったし、おやつは氷砂糖だけだった。
そんな俺でも、義務教育だけはちゃんと受けさせてもらっていた。
ただし、勉強道具はすべてお下がりだった。
生まれてからずっとお下がりばかりだったから、別になにも不満はなかったんだけど、ひとつだけ嫌なことがあった。
それはお下がりでもらった学習机だった。
その学習机はお下がりなのにまだ新品の光沢を保っていて、ひきだしをあけると木材のかぐわしい香りが楽しめた。
俺はその学習机をひどく気に入って、暇な時間は柄にもなく机の上で本なんかを読んでみたりした。
学習机がきて一週間くらい経った頃、妙な体験をした。
いつものように椅子に腰掛けて机の上で本を読んでいると、右足にひんやりとしたものが触れた。
本を読んでいる最中だったので、足に触れたもののことなど気にしなかった。
足を、ひんやりとしたものに当たらないように少しずらす。
しばらくすると、またひんやりしたものが足に触れた。
気持ち悪かったので、右足でひんやりとしたものを奥に蹴り込んだ。
すると、足の先にぐにゃっとした変な感触があった。
視線は机上の本にありながら、意識は机下の足先に集中した。
俺は右足をそっと動かしながら、そのぐにゃっとしたものの表面を確かめた。
ぐにゃっとしたものは、凹凸があり、所々に穴があいていた。
やわらかいかと思うと、かたい所もあったりして何なのかさっぱりわからない。
足先はなめるようにぐにゃっとしたもの表面に触れていき、最後に上部に達した。
そこで細い糸のようなものが沢山ある感覚を感じた瞬間、自分の足が触れているものが何かわかった。
俺はそっと体を曲げて机の下を覗いた。
そこには青白い男の子がいた。
俺の足先は男の子の頭に触れていたんだ。
俺はびっくりして椅子ごと背後に倒れた。
でも顔は常に机の下の男の子を向いていた。
男の子も微動だにせず俺を見ていた。
立ち上がることもできず、ハイハイ歩きで部屋を出た。
すぐにオヤジの所に行き、体験したことを泣きながら話した。
でもオヤジは全然信用してくれなかった。
もし信用してくれたとしても、うちには新しい机を買うお金なんてないので買い換えることはできない。
結局俺は、小学校時代ずっとその机を使い続けた。
机で勉強していると、足にひんやりとしたものが触れることが度々あったけど、机下を覗かないようにした。
またあの男の子がいたら怖いからだ。
いるのは確実なんだけど、見ないことでやり過ごそうとした。
中学になってそれとなく母ちゃんに聞いてみた。
俺の使っている机は誰からもらってきたのかと。
すると母ちゃんは少し困ったような顔をしてから、あの机は近所のワタルくんの家からもらってきたんだよと教えてくれた。
ワタル君は俺と同い年で幼稚園が一緒だった。
小学校に入学する数日前にワタルくんは川に落ちて死んだ。
頭がよかったワタルくんは、入学する前から勉強を始めていたらしい。
俺が使っている机で勉強しながら、これから始まる学園生活にワクワクしていたんじゃないだろうか。
事情を知った俺は、机下にいるワタルくんのことを怖がらなくなった。
ワタルくんのぶんまで勉強しようと思った。
それからもワタルくんは俺の足に触れることがあった。
俺はワタルくんが足に触れるときは、勉強頑張れって励ましてくれていると考えた。
ワタルくんの励ましが支えになって、俺は結構勉強ができるようになった。
少しして、中学校で野球がはやった。
俺も参加したかったんだけど、バットやグローブを買うお金がなくて困った。
俺はいつものようにオヤジを頼った。
するとオヤジは、ちょっと待ってろと言った。
数ヵ月後、オヤジはバットとグローブを俺にくれた。
またしてもお下がりだったけど、気にしなかった。
これで野球ができる。
俺は野球のメンバーに混ぜてもらい、思う存分楽しんだ。
だけどある日、友達の一人が俺のグローブを見て言った。
「 それ、ヨシロウのグローブじゃねぇか?」
ヨシロウというのは、中学で野球部に所属していた同級生だ。
野球の才能があって中一の頃からレギュラー入りを果たしていた。
だけどヨシロウは、つい最近死んだのだ。
帰宅途中に川に落ちて溺れてしまったらしい。
自分が使っていたグローブがヨシロウの物だったことを知り、俺は思った。
ヨシロウのぶんまで野球を楽しんでやろうと。
そのとき、ふと思った。
“ ヨシロウとワタルくんって、何か似てるなぁ・・・。”
二人はどちらも若くして亡くなっており、死因も死んだ場所も同じだ。
そして二人の形見を俺がもらっている。
こんな偶然ってあるのだろうか?
数ヵ月後、再び俺はオヤジに頼みごとをした。
今度はテレビゲームが欲しいと。
すると、オヤジはいつものように、ちょっと待ってろと言った。
二週間後、オヤジはテレビゲームをくれた。
またしてもお下がりだった。
オヤジからテレビゲームをもらうちょっと前に、新聞に載っていた記事を思い出した。
近くの川で、近所の中学生が溺れて死んだらしい。
体全体に寒気が走った。
その日の夜、いつものように自室で勉強をしていると足先に何かが触れた。
何年もの間、その何かを、死んだワタルくんが俺を励ましているものだと思っていた。
でも、本当は違ったんだ。
その何かは、必死に訴えかけていたのだ。
俺は今も机下を覗くことができないでいる。
童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ