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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 954  神経機能(思考)改善でパフォーマンス8

2009-04-10 | PCRT(心身条件反射治療)
三つ目はの潜在意識に影響する記憶は「プライミング」といわれ、先に来たものが後に影響を与える。例えば関連性のない単語リストをみせた後に、別の単語リストをみせる。そのときに単語のなかに欠落があり「○師」と見せると最初のリストの中に「医師」が含まれていると「医師」と答える。これも「意識に想起されない記憶」である。
 
 これらの「手続き記憶」は膨大な量を大脳に生理機構として記録し、意識に再生されるものもあるが、大部分の記憶は再生されず大脳の記憶の貯蔵機構のなかで維持される。

膨大な記憶は、個々ばらばらに孤島の集団のように存在するのではなく、連想が記憶を引き出すように感覚的、意味的、感情的に連係的にグループ構造を持って大脳の神経細胞のネットワークのどこかに記憶され、この再生されない膨大な記憶は「意識外」あるいは「意識でない領域」に存在し無意識、潜在意識として潜んでいると考えられる。

もう一つ「無意識」「潜在意識」を説明するのに「受動意識仮説」がある。『「意識」とは「無意識」下の情報処理の結果を受け取り体験した後にエピソード記憶するための受動的、追従的なシステムである。』(錯覚する脳:前野隆司著から引用)というものである。

自由意志であるかのように体験する意図的な言葉や行動、あるいは意思決定も意識がはじめに行うのではなく、無意識下で処理された結果、意識に流し込まれた追従的なシステムと考えられている。

要するに日常の意識はこじ付けみたいなものである。意識が先のように思うが、実際は意識の前に潜在意識がはたらき意識とて想起され、あたかも自身が意識して話したり、行動を起こしたりしてると思っている。言葉や行動には必ず潜在的な理由があるということである。

行動がともなわない、身体が動かないのを意識して何とかしようとするが動かないことがあると思う。考えは浮かぶが行動できない。良くあることである。意識の前の潜在意識が制限してるからだ。・・・拳骨


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