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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 996 体が硬い3

2009-06-24 | PCRT(心身条件反射治療)
中学2年で175センチ位の体のがっしりした選手。顔がしまって運動能力の高そうな体型である。将来は活躍しそうな体型である。

しかし、難がある。とにかく体が硬い。慢性の腰痛があり最近は1,2ヶ月練習を休んでいる。体育の授業も休んでいる。とにかく腰が痛い。練習への復帰意欲も無くなってきている。

指導者と選手の関係は諸刃の刃である。選手の能力を引き出すために指導者は飴とムチを使い分け、あのて、この手で選手の能力を引き出す。また、そこが指導者の能力でもある。

また、選手の立場から指導者をみるとだいぶ違いがある。必ずしも自分を伸ばすための飴とムチとは理解できないことが多い。叱られて「なにくそ」と思う選手もいれば「どうせだめだ」と諦める選手もいる。

第3者からみればよくわかることだが、当人同士では感情が理性を上回り時として感情論で進行することがある。気づかないうちに溝が深まり修復ができなくなることがある。

こんあ経緯で潜在的な能力を発揮できず埋もれていく将来有望な選手が沢山いる。この選手もそのうちの一人になりかけていた。

「腰痛で運動ができない」と頑なに自分に潜在的にいい聞かせている。慢性腰痛の原因を説明して理解できた瞬間目つきが変わった。その後治療を行う前に再度可動域の検査を行った。

肩関節、首、体前屈、伸展どれをとっても説明前の動きとはまったく違う。気づきを得るだけで体がこんなにも柔軟になるとは小生も驚きである。気づかないうちに自然と自己制限をかけて心身ともに柔軟性が欠如していた。

将来は活躍できる選手になることは間違いないだろう。治療後は目が輝いていたのが印象的だった。


拳骨


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