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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 953  神経機能(思考)改善でパフォーマンス7

2009-04-09 | PCRT(心身条件反射治療)
前述した「共縮」現象を引き起こす心理的ストレスは「ライバル」「勝たなければ」という意識的なストレスであった。もう一つの心理的ストレスは無意識のストレスである。この無意識のストレスは潜在意識ともいえる。

無意識、潜在意識とはそれぞれ専門分野の解釈の仕方で違いがでてくる。ここでは「意識に想起されない記憶」と解釈する。

「意識に想起されない記憶」には「手続き記憶」がある。「手続き記憶」には3つあり、その一つは、「身体で覚えた」記憶などがある。

自転車の乗り方を覚えたら次から乗り方を意識して乗る人はいない。自転車の乗り方、楽器の扱い、ダンス、スポーツの動作などは大脳基底核で学習することで記憶に変わり長期的な記憶になる。

道具を扱うスポーツは、やはり早期教育(小さいうちにはじめる)がいい結果が得れるのはこのような「身体で覚えた記憶」が関与している。一流のスポーツ選手をみているとイチロー選手、石川亮選手、錦織選手などは物心が付くような時期にボールやバット、ゴルフクラブ、ラケットなどを持って五感で遊んでいた。

二つ目は、ある条件の刺激に特定の反応を示す。「パブロフの犬」で有名な「条件反射」である。この条件反射は「良い条件」で起こる「古典的条件づけ」といわれている。反対に「悪条件」で起こる「オペラント条件づけ」がある。

PCRTはこの理論で説明が付く。この「悪条件」で起こる「オペラント条件づけ」は大脳基底核が働くだけでなく、情動の中枢でもある編桃核が海馬による記憶の定着に影響を与えるといわれ、怖い体験、うれしい体験は記憶に強く残ると考えられている。

この条件づけは情動との関連しているため心の動きに反応する。心理的ストレスとしては大きく影響をしている。ここで注目したいのは「情動との関連」である。

情動、感情(この二つは専門的にみると解釈の仕方が違う)など、誰でもある「こころ」の表現が、ある一定の条件下で想起される。この条件づけは、味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚などの五感や動作などあらゆる身体情報と情動、感情と条件づけされる。・・・続く

拳骨



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