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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 391 過剰な矯正

2006-09-08 | AMCT治療






先日行われたAMCT復習会での出来事。HRV(自律神経系の変動を測定する機器)でAMCTで矯正前と後に測定し、AMCTの矯正がどのように自律神経系に影響を与えるかを測定した。

その際に、AMCTで矯正後、更にマニュアルアジャスメントによって頚椎の矯正を行った。AMCTで行った矯正後は必要以上の過剰な刺激になり、自律神経系に悪い影響を与えた結果が出た。その数値が視覚的に捉えている。

グラフの見方はいずれも画面中央の赤と青の棒グラフに注目いしてほしい。。赤が交感神、青が副交感神経である。理想的な比率は交感神経(LF)が6副交感神経(HF)が4である。

写真上は治療前
LF45対HF55 副交感神優位 SDNN27.7

写真中央はAMCT治療後
LF58対HF42 6対4の理想的な比率である SDNN31.0

写真下はAMCT治療後に頚椎をディバーシファイドで矯正後
LF49対HF52 副交感神経優位になった。 SDNN28.7

以上のように正しい矯正後に不必要な矯正を行うことによって、自律神経系の交感神経と副交感神経のバランスに悪影響を及ぼす。更に、SDNNもAMCT矯正後に上昇したが、頚部の矯正後には下がってしまった。

SDNNはこのモデルの患者さんの年齢的には50以上の数値が平均的である。この数値が一桁台になると、梗塞や心疾患のリスクが高くなる。カイロプラクティックのアジャスメントは単なる骨盤の歪みや骨格異常の矯正が本来の目的でないことが言える。

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