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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 392 木を見て森を見ず

2006-09-09 | カイロプラクティック
「木を見て森を見ず」という諺がある。人の身体を診るのも全く同じだ。

「木を見て森を見ず」ならぬ「木を見て森を推測する」事が重要である。特に構造重視の機械論的な診方は、まさに木しか見ていない。更に悪いことは枯れた枝葉しか見ない。

治療も枯れた枝葉を切りとるくらいである。どうして枝葉が枯れたのか。その原因は? 根が腐った。肥料が吸収できない。害虫にやられた。せいぜい診てもその程度である。

枝葉が枯れる原因はその木だけでなく、環境問題、土壌問題、開発など沢山ある。一本の木が枯れてきたら周りの森を見る。森に異常があれば環境的なところまで見なければならない。

特に西洋医学の診断は結果のプロセスを原因にすり替えていることが多い。例えば「椎間板ヘルニア」椎間板の突出が腰痛の原因のごとくいいうが、椎間板の突出は原因でなく結果である。

あたかも腰痛の原因を椎間板の突出が悪いように説明する。患者さんは何の疑いもなく信用する。臨床とはおおよそ結びつかない原因である。「椎間板ヘルニア」の裏に隠された本質的な原因を見つけなければ結果は出ない。

構造重視の治療は画像を手がかりに症状や病名を追いかける。目先に目を向け枯れた枝葉しか見ない。それでは対処療法の西洋医学と全く変わらない。視野を広くして大きく森を見れば本質的な原因が見える。

拳骨


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