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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1081 身体との会話47

2010-10-13 | AMCT治療
カナディアンのバドルを漕ぐときの動きは身体の上下運動と体幹の捻りを加えた前屈運動のバランスが影響する。この動きが連動しないと身体運動のエネルギーがバドルから水の抵抗を捉える力が減少する。

このときの身体の上下運動の視点となるのは股関節である。この股関節の可動域が減少すると捻りを加えた前屈運動と股関節を中心とした上下運動が大きくなり、艇の沈下が大きくなり水抵抗は増大する。その結果推進力も減少する。

艇の推進力を減少させないためにも身体の無駄な動き、特に股関節を中心とした上下運動は少ないほど良い。さらに、股関節に動きが無いと捻りを加えた前屈運動もできなくなる。スポーツの競技特性をはあるにしても、股関節を中心とした身体の重心運動には変わりない。

ここでも、以前にも紹介した屈曲、進展回旋運動の複合運動になる。如何なる場面においても股関節の動きが重要になってくる。では、股関節の動きを制限している原因は? 幾つかあるが此処ではAMから見てみる。

まず、股関節の動きを構成している筋肉である。股関節内転勤とか外転勤とか、色々な関連筋があるがここではコアの部分から見ていく。股関節だけに目を奪われると本質的な所を見失い本来の目的が達成できない。

カイロの本質的な神経学的な所から見ていく。これはカイロの基本であり原則である。間違っても股関節の歪みを元通りに戻すなどと思わないほうがいい。まず、脳神経学の方からみると、卒中の患者さんの代表である症状は体側四肢の麻痺である。

卒中ではないが、脳の疲弊によって体側四肢の筋肉が影響を受ける。AM臨床研究会に参加された先生方は理解できるはずである。脳の疲弊は力学的な要因より心理的な要因が影響する。心理的な問題は、それぞれの治療法に譲るとする。

すべての身体内外の情報は中枢系に送られ、処理されて抹消に行く。脳に行くものもあれば、脊髄を経由してくるものもある。このときに機能するのがフィードファード・メカニズムとフィードバックである。これらの神経学的なメカニズムある程度理解して入れば神経機能を改善する効果がわかると思う。

これらの神経学的なメカニズムが筋肉の張力をコントロールして筋肉の緊張を保ち身体を重力下での立位姿勢や運動を司っている。このメカニズムが機能しなくなると運動系は全く能無しになる。骨盤の歪みとはこれらの神経機能が働かないから筋肉の張力の変化が顕著になり、左右のバランス、前後のバランスが崩れ姿勢の変化が出てくる。それを歪みを外力で矯正しては無理が生じる。

拳骨


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