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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 244 寝違え

2006-03-03 | 感情ストレス
この3日間で、「寝違え」の患者さんが2人来院された。面白い。2人とも痛みの場所が同じで、首の動かし方によって増発する動きも同じである。

一人は20代前半男性。仕事はパソコン入力。ディスクワーク。左回旋と左側屈で増発する。左向きができないわけである。
もう一人の患者さんは、40代後半の主婦兼OLである。やはり、左回旋、左側屈で増発し、左を向くと痛い。

さて、カイロプラクターの治療はどうする。先ず、可動域検査、サブラクセーションをみつけだしディバーシファイド? ガンステッド? アジャストして「ボキ」小気味いい音がして、カイロプラクターは満足する。再度、可動域息の検査をする。動きがでたからOK。患者さんの一番の解決してもらいたいのは「痛み」である。これを即座に改善することが優先される。これも対処療法の一つである。

この二人に共通しているのは「左」である。左には何があるのか? 二人に共通する左にあるものは「人」である。「人」相手に対する感情が大きな原因になっている。この二人は、仕事上左の人に特別なマイナス感情が芽生え、しばらくそのことで感情的になっていた。1,2週間前から肩こりが出ていたようだ。

仕事が忙しくなり、パソコンに向かっている時間が多くなり、その所為だと思っていた。これが一般的な原因だと思う。「寝違え」の発症メカニズムをストレスとの関係から推測してみる。

日頃の感情的なストレスから自律神経系の機能異常、特に交感神経系が優位になる。(必ずしも交感神経が優位になるとは限らない。慢性的ストレスに侵されている人は副交感神経系が優位になることもある)

交感神経優位は血管収縮を起こし血流減少し、更に組織の酸欠状態を生じる。筋細胞、脳細胞の酸欠状態は痛みの物質も多くなる。また、脳レベルの緊張も生じる不眠症などは脳の緊張が続くと起きるといわれている。脳が疲弊すると筋のトーンに変化を起こし、筋肉の機能低下によってトーンが高まる。

当然、関節の可動域が減少し、体が硬くなる。起床時のこわばりなどは、これにアレルギーの「ムクミ」が加わり、そんなときに身体を動かしたりすると、ギックリ腰や寝違えを起こす。筋肉の機能低下や関節の可動域の減少は結果である。原因ではないということになる。

患者さん痛みからの解放が先決であるから、対処療法で即座に痛みをとるのは当たりまえだが、カイロプラクティックが「根治療法」というなら、やはり原因を突き詰めて「原因」を改善しなければ「根治療法」「原因療法」とはいえない。


スギ花粉自己治療

昨日も、「Egg」である。やはり「胃経」の経絡ブロックが取りきれていない。後、2,3回はかかるかもしれない。症状は、朝の起床時のくしゃみなし。鼻水でない。目のしょぼしょぼ少しあり。楽なほうである。

拳骨