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国民保護協議会の傍聴、松原市議会選挙の応援に

2006年08月30日 |  #玉島 #平田 #阪急東 #茨木市議会議員
 住民を戦争思考に洗脳し、体制に順応させていく有事法制。国民保護計画はその一つ。2回目の協議会を傍聴した。市長の横には自衛隊の中隊長が座り進行していく。この日は国際人道法概要という事で日赤大阪府支部の担当課長の講演があった。非戦闘員(民間人)を戦争から保護し、戦闘員も、戦闘能力を失った場合は一人の人間として扱わなければならないなど大いに勉強になった。

 ただ「戦争も犯罪も火事も無い方がいいがなくならないし、今後もそうだ。だから備えが必要だ」の発言にはがっかりした。自然災害はやむを得ない面があるが、それでも被害を小さくすることはできる。まして戦争、犯罪、火事は天災ではなく人災である。難しいとしても無くしたり、小さくすることはできる。

 大した威力もないノドン、テポドンに大騒ぎするふりをして1兆円を越すミサイル防衛をたくらむこの国の政府権力者。戦争をなくしたり未然に防ぐ努力が皆無どころか、かえって誘発しているかのような昨今である。講師の発言は人災である戦争を意図的に自然災害であるかのようにごまかし、やむを得ないものと見せかけている国民保護法そのものと思える浅薄な発言だった。

 平和憲法を持ち、長年にわたって海外派兵してこなかった日本もあれば、慢性戦争中毒症の米国もある。犯罪の発生率やその内容は国によって、また地域によって違う。犯罪も国家や権力による犯罪もあれば、出来心や貧困ゆえの個人犯罪もある。

 私は人間のすること、そして人間の構成する社会も理論的には100㌫の白、黒は考えられるが、実際は全て灰色、相対的であり、より白いか、より黒いかの違いに過ぎない。しかし、それを分析し、賢明な判断やより良い社会を求める事は永遠に追求していくべき営みだと考えている。だから乱暴で一面的決め付けには反発してしまうし、もっと丁寧にやろうよと言いたくなる。

 傍聴を終えて松原市議選に立候補している古川一夫候補の応援に。小山前泉南市議らと一緒に自転車行動。帰りは新大阪まで羽場岡山市議と語り合う。

小山前泉南市議、羽場岡山市議の娘さんと
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