ととコロッケは終了致しました

今年に入って「ととらーめん」は仕込みをストップしています。
「ととらーめん」のスープは現在改良すべく、試作中です、したがって現在、「ととコロッケ」は作ることが出来ないのです。
「ととコロッケ」はこのラーメンスープの副産物から作っていました、そして昨日最後の在庫もご注文頂き完売になりました。
昨日をもってこのメニューは終了することに致しました。
以前の「ととらーめん」は風味の劣化が早く、保存できる時間が短い、その反面昨今の不景気で来客数の減少、受注率の減少、それらも相まってとても仕込んで準備する状況ではなくなってしまったのです。
現在試作中のスープは、経時劣化を抑えるタイプのモノを試作中なのです。
昨夜からその新しいタイプのモノを試作しています、今日仕上がります、自分で今日仕上がったスープを試食して、それから保存性のテストをして、それから結論を出します。
頭の中では、経時劣化を抑え、保存性を高めた製法というのが出来ています、しかし実際にそれを作って、思い描いている通りになるかは分かりません。
そもそも何故風味が短時間で劣化してしまうのか、同じイノシン酸系でも牛豚鶏のような畜肉系の旨みは劣化しにくいのです、しかし魚介系の場合は期間が極端に短いのです、どうしてなのか分かりません、でもそれが事実なのです。
今回の場合、短期間に売り切れないから保存性を高める、といったあまり景気の良くない状況・理由からリニューアルを試みているのですが、じつは私、こういう開発・試作のような仕事、好きなんです。
昔、フランス料理のアメリケーヌソースを作った時も、原材料の原価を問わずただ作るのなら誰にでも出来るのです、でも店でこれを採用するにはコストを考えなければなりません、それからこの時もそうだったのですが、甲殻類の風味というのも経時劣化が激しいのです、何年も時間は掛かってしまいましたがその時はこれを完成させる事が出来ました。
今回の「ととらーめん」スープも当面の課題として、研究・開発を成功させたいと考えております。
もっともお客さんが沢山来てくれて注文もたくさんあって…そうならばこんな事しなくても良かったのですが…。

本日は
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