日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

30代、40代

2012-02-09 09:00:00 | (瑛)のブログ
 先日40歳を迎えました。会社の同僚たちに「介護保険料しっかり徴収だよ」と冷やかされたり、ケーキでお祝いしてもらったり。。。ありがたかったです。

 30代を振り返ってみると、「イオ」とともに歩んできたんだと改めて感じます。
20代を新聞記者で過ごした私がイオ編集部に配置されたのは31歳の頃。ご存知のように、イオは30、40代向けの雑誌ですが、「編集部に30代がいない。君が行きなさい」と命じられたのです。

 新聞と雑誌は同じメディアと言っても、仕事のやり方、原稿の作り方も違いました。それまでは、「現場に走って事実を確認し、正確に伝える」ことを記者の最大の使命と感じていましたが、雑誌で働きだしてからは、「事実の伝え方」「同胞メディアの存在」について深く考えさせられました。

イオで働き始めたのは、自分の家庭を築き始めた頃で、公私ともに環境が一変しました。そう、イオは仕事や結婚で独立し始める30、40代に向けた雑誌なので、常に読者対象が入れ替わります。その読者の関心やハートを、その時々の時代状況、生活実態に即した形でつなぎとめることができなければ、部数は減るのみ。さきほど、「同胞メディアの存在」と書きましたが、まさに自分の同世代の人たちがイオを読んでいるか、意識しているか、まったく関心がないのかは、肌身で感じる部分がありました。
しかし、自分が関わった当初のイオを見ると、反省点ばかり。でも現場は待ったなし。活字は残ってしまうのです。

 20代は、夢見た記者になったものの、原稿に四苦八苦しながらの毎日でした。先輩にたくさん叱られながらも、そのぶん面倒もたくさん見てもらい、取材で出会った人たちは、今でも財産になっています。30代になって、自分が描きたいことを少しは形にできるようにはなったものの、まだまだ力不足。そして、チャレンジしたいこともあります。

 イオ編集部は現在、20代、30代、40代、50代の記者がいますが、20代の記者に刺激を受けることも、増えてきました。正真正銘、「おばちゃん」になったなぁと感じます。

40代が始まりました。味わいのある中年を目指したい、と思っています。(瑛)

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2 コメント

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Unknown (オンニョ)
2012-02-09 09:24:08
瑛さんの前向きな思考に乾杯です。働き盛りの40代です。人生で一番良い時期かもしれません。勿論50代、60代はもっとおもしろいかも知れませんよ。事実私は60代に入って初めて人生っておもしろいなぁと感じています。
健康第1です。少し背伸びしてでも新しいことにどんどんチャレンジしてくださいね。陰ながら応援しています。
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30代 (金斗漢)
2012-02-09 09:34:29
私も30代。
朝鮮人の30代、40代と知り合いたいです。

ところで今、イオの部数はどれくらいあるんですか?店売をもっと広げればいいのに。
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