日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

自殺

2009-05-31 09:00:00 | (K)のブログ
 5月23日の土曜日午前、突然、盧武鉉前大統領が自殺したという衝撃的なニュースが飛び込んできた。そして29日に国民葬が執り行われた。盧前大統領の自殺について、李明博政権による報復捜査が死に追いやったと、現政権を糾弾する声が広がっている。今後、政局がどう動くのかわからないが、盧前大統領の死は残念でならない。

 盧武鉉前大統領の願いは「사람 사는 세상(人が人らしく普通に生きていける世の中)」を作ることだった。後に残った人たちがそれを実現させることが、盧前大統領を弔うこととなり、その死を無駄にしないことになるのだと思う。また、金正日総書記と盧前大統領が2007年10月4日に交わした「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」をかならず実現させなければならない。


 日本の警察庁が5月に発表したところによると、日本の昨年の自殺者が3万2000人を超えたという。11年連続で3万人を超える自殺者が出たことになる。今年も4月までに1万1000人を超えている(男性約8000人、女性約3000人)。交通事故で死ぬ人の5倍になるそうだ。

 3万人という数の一人ひとりには、他人には計り知れない苦しみがあったのだろう。そして、自らの命を絶つという選択をしなければならないほど、本人を追い込んだ原因があるはずだ。「死を選ぶのは弱い人間だ」という言い方をするのを聞くが、3万人以上の自殺者が毎年出るというのは、明らかに今の日本社会が弱者を切り捨てる社会になっているからである。 人が人らしく普通に生きていける世の中ではない。

 それでも思うのは、自ら命を絶たないでほしかったということだ。(k)

夢にときめけ!明日にきらめけ!

2009-05-30 09:48:41 | (麗)のブログ
 昨年、ドラマ化された「ROOKIES」の主人公、川藤幸一のセリフです。
 最近やたらとテレビで彼らを見かけます。
 今日、公開の映画の番宣のためだとは思いますが、もう何日も連続で出ています。芸能人は大変ですね。

 わたしはもともとこの原作が好きで、漫画も全巻持っていますが、正直こんなに人気がでるとは思いませんでした。
 この作品のドラマ化が決まったとき、なんで今更この作品が?と思ったし、配役を見たとき原作ファンとしては、これはいかがなものか…と抵抗感があって最初は見なかったんですが、ふと、何気なく見たときに見事はまってしまいました。

 ただ、やはり原作の設定とは少々違ったところもあったりしましたが、そこは多少目をつぶりながらも、結局最終回まで見てしまいました。

 最近では、大手のコンビニがこの作品とコラボレーションしたり、ROOKIESのその後の話が読み切りでヤングマガジンに掲載されるなど、番宣もそうですが、はっきり言ってこの勢いはすごいですね。
 どこに行っても何を見ても世間はROOKIESだらです。

 やはり、この作品の有名なセリフは「夢にときめけ!明日にきらめけ!」でしょうか。  わたしも一度でいいから夢にときめき、明日にきらめいてみたいものです。(R)

携帯電話

2009-05-29 10:26:44 | (茂)のブログ
 携帯電話がない暮らしを想像するのは、すでに難しい。
 携帯電話が普及する前まで、どうやって連絡を取り合っていたのか、今では不思議に思うくらいだ。

 年々というより日々進化し続ける携帯電話。
 でも、これほどまでの多機能って、本当に必要なのだろうか。

 便利になることに文句はないのだが、どれだけの人が、そのツールを使いこなせているのだろうかと疑いたくなる。
 かく言う私は、まったく使いこなせていない。
 というより、通話とメール以外の機能の必要性を感じてすらいない。

 無駄とも思える機能が増えるたびに跳ね上がる値段。
 もっとシンプルに安いものを作ってほしいと思う。
 高齢者向けのそういった機種はあるが、若者向けにも、と願っている。(茂)

大好きなポテトフライ

2009-05-28 10:04:35 | (蒼)のブログ
 どんな居酒屋でも行くたびに、ポテトフライを注文する。
 なぜならポテトは安くて、量が多くて、味にハズレがないからだ。
 ちょっと洒落た居酒屋でも必ず、まずはポテトから。
 周りからは「注文のセンスがない」と言われることも多々あるが、ポテトが美味しいところは他の料理も美味しいと考えている。

 いろいろなポテトがある。
 見るからに市販のポテトもあれば、凝ったポテトもある。
 ケチャップで食べるところもあれば、その店の創作ソースで食べるところもある。
 
 基本的にはどこのポテトも美味しく食べているが、どんな店のポテトよりも美味しいポテトがある。
 それは、マクドナルドのポテトである。
 これに勝るものはない。
 
 そしてさらに言えば、高校生のときが一番美味しく感じた。
 たいしてお金がなかった高校生のとき、昼飯代を削って、帰りにマクドナルドのポテトを買うのが楽しみだった。
 友達とお金をあわせて一つだけ買って、みんなで分けながら食べたことだってある。
 今はポテトを買うことに困難な経済的事情はないから、正直なところ、当時のような感動はない。
 それはちょうど、トイレで隠れて煙草を吸うのと似ている。
 あのときはポテトを一つ口にするだけで、日常の「渇き」みないたものがなくなった気がしたものだ。

 やっぱり大人になると感動が少なくなるのかなと思いつつ、この文をアップした直後に山積みになった仕事が一気に押し寄せてくるんだろうなと考えると、今の筆者は「渇き」さえ考えられない充実(?)した状況にいるんだなと思った。(蒼) 

 
 
 
 
 
 

歌と時代

2009-05-27 09:41:12 | (愛)のブログ
 
最近個人的に昔の歌を聞いています。
きっかけはある番組で素人が歌っていた山口百恵の「さよならの向こう側」。
CMで聞いたことのある歌でしたが、こんなに良い内容の歌とは思いませんでした。
 
と、いうわけで最近山口百恵のCDを借りました。どの歌も聴いたことのある歌ばかりでした。
彼女はすごいですね。
歌声だけ聴くとまるで酸いも甘いも経験した大人の女性のようですが、彼女が引退したのは弱冠21歳!
歌はもちろんですが、彼女が醸し出す雰囲気は大人の女性そのものでした。

ある番組で作詞家が山口百恵がいた時代の歌詞はとても大人っぽい、
それはその時代の人たちが早く大人になりたいと皆が求めていた時代だからだという内容を言っていました。

なるほど。
代表的な歌の数々はやはりそのときの時代を反映しているのだと思いました。
その時代を知るために昔の歌を聴き直し、そういう観点で今現在の歌を聴いてみるのもおもしろいと思いました。(愛)

後輩から教わるもの

2009-05-26 11:50:59 | (里)のブログ
おととい、母校の東京朝高に行ってきました。
民族楽器部の後輩から連絡がきたので、同部のOGでもある私は恐縮ではありますが「指導」をしてきました。 まぁ、半分近くはお喋りだったりしますが。
実はこんな交流はその後輩が中級部生の時からあって、かれこれ今年で5年目になります。
今でも絶えず連絡をくれる後輩の成長ぶりを見ながら、月日の流れは早いもんだと思えてきます。

めんどくさがり屋な私ですが、後輩に呼ばれるとすんなりと足が向かう理由。
それはやっぱり、かつて私も同じように、たくさんの先輩、OG・OBにそれはそれはお世話になったから。
だから私も、相当なことがないかぎり、後輩からの頼みを断る理由が見つかりません!

あと、「教わる」から「教える」に立場が逆転したことで気づいたのは、確実に「教える」側も学ぶことが多いということです。
部活にうちこむ後輩の姿は、
当時楽器を吹くことしか頭になかった自分の姿と重なって、
今、うちこむべきものが違う私にも初心をよみがえらせてくれます。
「自分は今なにか頑張っているかな?」、そういう問いが自分の中に生まれてきます。

かつてはまさしく「楽器バカ」だった私ですが、最近楽器とは縁遠くなっています。
なので、近いうちにまたピーヒャラ吹ければなぁと、思っています。

でもしばらくは、写真の「ミニカヤグム」で我慢したいと思います。
(※半年くらい前からなぜか家にあるので)(里)

トトロ

2009-05-24 09:00:00 | (K)のブログ

 宮崎駿監督の「となりのトトロ」(1988年公開)はたぶん4~5回ほど観ているが、最初にいつ観たのか、どういうシチュエーションで観たのか思い出せない。「火垂るの墓」と併映されたようだから、公開当時に映画館で観たわけではないようだ。なぜなら、「火垂るの墓」は一度も観たことがないからだ。

 公開前や公開初期に大きく話題になった映画ではなかったと思う。作品のクオリティの高さやトトロというキャラクターの存在により人気が出た。ジブリの代表作と言ってもいいだろう。どんなストーリーか言えと言われると困ってしまうほど、これといったストーリーがないのだが、確かに良い映画だ。

  物語の時代背景は「昭和30年代初期」だとされている。映画にはテレビや冷蔵庫が出てこない。田舎にまだそういうものが普及していなかった頃なのであろう。電気炊飯器、クーラー、電子レンジ、ファックス、パソコン、テレビゲーム、携帯電話などなど、映画の時代から50年の間にいろんなものが普及し便利になったが、生活は(人生は)豊かになっていないのではないか、こういった多くの人が持つ思いに共鳴したことが、「となりのトトロ」の人気の理由のひとつなのだろう。

  ネットで見ると、トトロは「森の主でありこの国に太古より住んでいる生き物」だという。トトロも、同じ宮崎駿監督の「もののけ姫」に出てくるシシ神も、同じような存在だということになる。宮崎駿監督は一貫して、自然に手をつけなければ生きていけなくなった人間の業を描いているのだと思っている。そして、自然に対する畏怖の念を忘れてはならないということを語りたいのだと思う。

 手塚治虫の漫画「火の鳥」には多くの編があるが、最後となった「太陽編」がけっこう気に入っている。そこにも森やその土地土地に宿る神々が登場する。仏教を日本在来の神々をけちらす侵略者として描いているのが感心した。宗教はあくまでも人間が作ったものにすぎない。では、神はどうなのだろうか?

  前回、「次回はトトロについて書きたい」と書いたことを非常に後悔している。マニアが多い宮崎駿監督の作品について書くという無謀なことをしたため、非常に歯切れの悪い文章になってしまった。だから、「火の鳥」については、次回ではなく気が向いたときに書くことにする。(k)


歩いて帰ろう

2009-05-23 11:40:05 | (麗)のブログ
 最近この歌がお気に入りです。もう10年以上も前の歌ですが、「ポンキッキーズ」という子供向けのテレビ番組に流れてからは、「ポンキッキーズの歌」という認識しかありませんでした。
 たまたまネットで流れていて聴いてみたところ、懐かしいのはもちろん、いい歌だなと再確認。
 
 この歌の題名にもあるように、最近はエスカレーターなどはなるべく避けて階段を利用するようにしています。
 さすがにいま住んでいるところから会社まで歩いていくのは無理ですが、これくらいの距離だと歩いた方が早いな、という場所ではあえて楽なほうは選ばず、自分の足で歩いています。 
 多くの人が駅などでエスカレーターやエレベーターを利用していますが、そのほとんどが若者です。なかには、駅構内ですぐ上の階に行くだけなのにエレベーターに乗っている若者も。
 そんな光景を見ていたら、あまり楽をしすぎてはだめだな、なんて思ったりもします。
 帰り道の方が寄り道したりして自分の時間をつくれるので、とても楽しみです。


 今日もこの歌を聴きながら歩いて帰るぞ~!(R)

電車に揺られながら思うこと

2009-05-22 09:09:30 | (茂)のブログ
 今に始まったことではないのだが、電車の中でのモラルの低下が目に余る。

 私にとって電車は、通勤はもちろん、取材や打ち合わせに向かうのに欠かせない乗り物。
 時刻通りに動くし、乗り継ぎも、最近では携帯電話で簡単に探せてしまう。それに、ただ乗っているだけで目的地まで運んでくれるので、読書に浸れる、好きな空間だ。

 だがそれは、二つの条件がなければ、の話になる。
 一つは満員でないこと。
 とくに梅雨の季節の満員電車は、じめじめして不快でたまらない。

 そしてもう一つが、マナーを守ろうとしない人たちが乗っていないこと。
 「最近の若者は」とよく耳にするが、はたしてモラルの崩壊は、若年層に限ったことなのだろうか。
 車内で化粧をする若い女性や、携帯ゲームにいそしむ男子学生やサラリーマンなど、傍から見ると決して見栄えがいいとは言えないが、他人に迷惑をかけていない点では、まだいい方だと思う。

 先日出くわした、大きな声で会話する中年男女。
 隣で本を広げながら、「家でしてくれ!」と言いたくなるほど、迷惑だった。
 それ以外にも、マナーモードにもせずに、平気で携帯電話で会話するおじさん。
 緊急な連絡かも知れないが、せめて口元に手を当てて、静かに話してもらいたい。
 または、空いた座席めがけて猛突進するおばさん。
 それだけの体力があれば、少しの間立っていても大丈夫な気がする。

 そんな姿を見ながら、「最近の若者は」とは、とても言えない。
 まずは大人がしっかりと模範を示すべきだと思うのだが。(茂)

マスクがない

2009-05-21 09:02:52 | (蒼)のブログ
 豚インフルエンザが流行している(らしい)。
 大阪と兵庫の2県で250人以上の感染者が確認されたと、メディアは伝えている(5月22日午前1時現在)。
 この数がはたして「流行」といえるかどうかはわからないけど、とにかく、まるで隕石がもうすくそこまで迫ってきているようなテレビニュースや新聞の報道を見ていると、不安を感じずにはいられない。

 関西地方では学校が休校になったという。関東は知る限りではまだないが、感染者の数からして、関東と関西では豚インフルエンザに対する警戒心に多少の温度差がある気がする。 
 不適切な発言であることを承知した上で、ある種の人は、豚インフルエンザに感染したいと思っているのではないだろうか。それはたとえば、ある種の人が何らかの災害をひそかに期待していることと同じように。
 筆者はもちろん、感染したいとは思っていないが。 
 
 今日(21日)、筆者は大阪に到着した。
 「マスクを買っていくように」と、5人くらいから忠告を受けたにもかかわらず、マスクは手元にない。家から支局まで、マスクを売ってそうな店に立ち寄ったが、どこも売り切れてなかったからだ。

 新幹線はそうでもなかったが、新大阪駅に着き、地下鉄に乗ると、大半の人がマスクをしていた。カップル2人が顔を近づけてマスク越しに話しているところは、実に滑稽であった。
 電車内で、「ゴホッ、ゴホッ」と筆者がむせて咳をすると、周りの数人が警戒した表情で睨んできたから、「そうやってすぐに日本人は他者を排除する」と、頭のなかで思う。それから、それが支離滅裂な論理であることに気付き、苦笑する。
 
 いずれにしても、これから1週間、関西地方に滞在する。
 こんなにも多くの人がマスクをしているのだから、逆にしていないと、迷惑な気もしないではない。

 そんなわけで、よし、明日(今日)はマスクを真剣に探すぞ~っと、決心を固めた。(蒼)

つなぐ

2009-05-20 13:21:49 | (愛)のブログ
 先日、「南北コリアと日本の友達展」のワークショップに訪れた。
北と南、そして在日と日本の子どもたちを絵とメッセージでつなぎ、出逢いの場をつくる「南北コリアと日本の友達展」。そのワークショップ。そこには南と日本の児童、そしてウリ学校の児童たちが集まり、今日一日で絵を描くという。

 私は朝鮮学校で美術を教えているH先生に用があったため、初めてその場に訪れたのだが、児童の引率で一緒にきていたH先生と話した言葉が印象に残った。
 H先生によると、児童たちにそのワークショップに行くと告げると児童たちが自然と「そういう場所なら私たちが日本と南の子どもたちをつなぐ役割をしなきゃですね」と語ったという。

 まだ大人にもなっていない彼女たちが自然と発した言葉。
 それは、日本で生まれ育ち、母国語として朝鮮語を習い、生活として朝鮮文化を身につけている私たち在日が一番得意な事かも知れない。この場所で自然と認識し、そして実行している彼女たちをみて、在日であること、そしてウリ朝鮮学校に対する誇らしさに似た気持ちを感じた。(愛)
 

堂島ロール

2009-05-19 09:26:27 | (里)のブログ
またまた食べ物のネタですが。

いま何かと話題の堂島ロール。

つい数日前、私は1日のうち、
朝・晩と2回も堂島ロールをテレビで目撃しました。

ご存知の方も多いと思いますが、
堂島ロールの考案者はウリ同胞の方なんです。
ますます興味深々になります。


モンシュシュ代表の金美花さんが昨年イオに出てくれたことから
堂島ロールをはじめて知った私ですが、
このふわふわのロールケーキは本当にツボです。
くどくなく、味はいたってシンプルです。

先日、20分ほど並んで買っちゃいました(場所は川崎ラゾーナ)。
2時間ごとに「限定販売」されていることにも驚きましたが、
自分が買い終わった後にその列がますます増大しているのに
再び驚きました。


どこまで広がるのやら、このブーム!
みなさんもどうぞお試しを。(里)

続・外国人登録証

2009-05-18 09:00:00 | (瑛)のブログ
おかたいテーマですが、ご理解ください。
今国会で外国人への新たな在留管理制度が決まれば、それによって在日コリアン、外国人の暮らしを取り巻く制度的な枠組みが固定されてしまうだけに、気が気でなりません。

東京・永田町の衆議院第2議員会館で13日に開かれた集会、行ってきました。
テーマは「特別永住者にとってプラスになるか?」。
今回の改定で、外国人には今までの外国人登録証に代わって「在留ICカード」を持たせることになっていますが、「特別永住」資格を持つ外国人は、永住者を含めたほかの「中長期在留者」とは異なり、「特別永住者証明書」を持たせるとされています。
むろん、常時携帯義務はそのまま。
さらに、証明書を提示しなかったり、有効期間の更新、証明書の再交付を届け出なかった場合は、「1年以下の懲役又は20万円以下の罰金」が科せられます。

例えばうっかり役所に行くことを忘れただけで、「前科モノ」になってしまうのです!

この日の集会は国会における「改悪」をどうにか食い止めようと、NGOが力を合わせて開いたもので、総聯や民団、在日コリアン弁護士協会、在日中国人の代表など、特別永住資格を持つ当事者側からの発言が続きました。
社民党や民主党の国会議員らも同席し、人権を制約し、人間を管理しようとする法律の考え方自体が人権を守る「政治の使命」から逸脱しているとの発言がなされました。解散風が吹く国会で、ドサクサ紛れに法案を通過させようとする動きを止めよう、との決意表明も。議員の皆さんには、ぜひ頑張ってほしいと思いました。

しかし悲しいかな、この声は国会で少数なのであります。
1952年の制定以来、外登法関連の議論をずっとこの目で見てきた訳ではないのですが、国会でこれほど議論がなされず、深まらなかったこともなかったのではないでしょうか?
なんとなく、法律が通ってしまう空気が漂っているように思います。

法治国家で罰を受けることは、比にならない社会的制裁で、人の人生を大きく変えるのに…。

東京では外国人との国際結婚が1割を占めます。
地元の商店街やビジネス街、近所の散歩道で、肌や目の色の違う人たちを見かける機会は本当に増えました。日本で外国人が生活者として暮らしているこの時代、多国籍企業や政治の都合で外国人を常に監視する法律が作られ、日本社会と外国人の間に線が引かれてしまう。理解に苦しみ、不思議でなりません。

外国人だけに身分証明書を持たせる合理的理由はあるのでしょうか?
永住資格まで持つ人間の個人情報を一括管理し、軽微な違反をチェックする必要は?

国会はこの疑問に答えていません。
徹底的に議論していただきたいと思います。(瑛)

ガメラ

2009-05-17 09:00:00 | (K)のブログ

 日本の怪獣映画といって真っ先に名前があがるのが「ゴジラ」であろう。しかし、個人的には「ガメラ」が好きだった。なぜ好きだったのか、理由はよく覚えていない。ゴジラが途中から、ミニラなどが登場して「お笑い路線」へ進んだのに対し、ガメラはちょっと暗いカゲがあったからかもしれない。

 ともかく、初期のガメラシリーズはほとんど観たと思う。特に面白かったのが「ガメラ対ギャオス」だった。太陽光に当たると死んでしまうというギャオスの設定が、画面全体を暗いトーンにし、ストーリーを面白くしていた。

 そして、さらに面白かったのが「平成3部作」と呼ばれる「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)、「ガメラ2 レギオン襲来」(1996年)、「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」(1999年)の3本だ(監督はすべて金子修介)。
 発展したCGなど現在の技術で、ガメラを迫力あるものによみがえらせた。ギャオスとの空中戦や渋谷の若者たちを無残に吹っ飛ばしたところなど印象に残る場面が多い。格好良くないJR京都駅もぶち壊された。3本とも制作に当たった人たちの情熱が感じとれる映画だ。90年代のガメラとゴジラは、ガメラが完全に勝っていた。

 ガメラは地球を守る存在である。90年代の3作では、地球環境を破壊する人間も、ガメラの敵になりうるということが示唆される。示唆しているだけで、何か結論があるわけではないが…。

 人類が滅亡した後の地球はどうなるかということを研究した学者がおり、そのシミュレーションをテレビで放送していたのを見たことがある。それによると、人類滅亡から1万年後には、ピラミッドや万里の長城などごく一部を除いて、人類の足跡はほとんど残らないそうである。緑にあふれている地表がCGで再現されていた。

 これまで人間が森林を破壊してきたのは事実。そうすると、ガメラだけでなく、森の主であるトトロにとっても、人間は敵になるのだろうか?

 ということで、次回はトトロについて書きたい。(k)


新たな敵、現る。

2009-05-16 09:50:44 | (麗)のブログ
 いまの住居に引っ越してから、早くも1ヶ月が過ぎました。最初のころと比べると、だいぶ慣れたと思います。
 このまえまでは、家に発生するコバエと闘っていましたが、いまはまた別の敵と闘っています。そう、それは「カビ」です。

 先日、玄関に置いてあったブーツをしまおうとしたら、カビが生えていました…。それだけじゃありません。よく調べてみると、あっちにもカビ!こっちにもカビ!!
 まだ梅雨の季節じゃないのに、このカビの発生率…。憂鬱です。

 引っ越してから、ろくに換気をしてなかったせいでしょう。どおりで部屋の湿気がすごいわけだ。
 もう辛抱ならんと、写真のアイテムを購入。「空気清浄機」です!
 実は、除湿機を買いたかったんですが、勘違いしてこの空気清浄機を買ってしまいました。でもカビを99%除去するらしいです。…本当かな?

 このほかにも、湿気・カビ予防アイテムを買いあさってます。
 これから、じめじめした梅雨の季節がやってきますね。カビにはとくに注意です!(R)