日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

産後ケアができるスタジオがあります

2018-03-16 10:00:00 | (S)のブログ

 

イオ3月号で、「みんなの子育て」というタイトルで特集を組みました。

その中で「産後ケア」について紹介しているページを担当したのですが、取材期間に「産後ケア」に取り組んでいるバランスボールエクササイズのスタジオもお邪魔しました。

 

場所は、東京都港区にあるバランスボール&韓方よもぎ蒸し「Lively(ライブリー)」。

取材にご協力いただいた体力メンテナンス協会バランスボールインストラクター・産後指導士の張麗華さんが運営しています。

ここでは「産後トータルケア」のコースを設け、週1回2時間のレッスンを6週間にかけて行っています。

 

「産後トータルケア」で行われる内容は大きく3つ。

①妊娠、出産で失った体力を回復するための有酸素運動

②セルフケアのレクチャー(産後ならではのさまざまな体の悩みに自分で対応できるように)

③コミュニケーション(心のケア)

詳しくは→https://ameblo.jp/lively171017/entry-12332761301.html

 

骨盤のゆがみなど、日常的な身体の使い方で生じてしまう悩みを日頃から自分でケアできるよう指導してくれるのも魅力的です。

さらに私が興味深かったのは、心のケア。エクササイズで汗を流した後、参加者と講師で輪になって座り、よもぎ茶で一息つきながら生活や意識の面で色々な話をします。夫婦間のコミュニケーションについてちょっとしたアドバイスを受けたり、一方では参加者自身がワークシートに書き込むことで自分を振り返ったり。

この日のワークシートには「好きなこと」「やりたいこと」などいくつかキーワードが書かれていて、それぞれ思い浮かぶものをどんどん書いて行きました。(出産経験はありませんが私も一緒にやらせてもらいました笑)

「宝物」という項目もあったのですが、ある参加者の方がこんな話をされていました。

「2年前にの初出産の後もこのコースを受けたけど、その時は『子ども』以外に何も出てこなかった。本当にいっぱいいっぱいだった。でも2度目の出産後にまた参加して、宝物の欄に初めて『自分の身体』というのも書けた」

 

産後は骨盤をはじめ身体の間接がゆるい状態で、激しい運動は禁物。ですが、徐々に体力を上げていかないと生活の悩みとも向き合えません。そこで、関節に負担をあたえずに運動できるバランスボールが最適なのだそうです。

インストラクターの張さんによると、妊娠中の女性の身体に関する情報は多いですが、出産した途端に子どもに関する情報ばかり。産後のお母さんたちの身体の悩みにアドバイスをくれる人もおらず、「わからない」状態になってしまうといいます。

「産後ケア」を当たり前のものにしていきたい―。張さんやスタッフの方々の熱意がひしひしと伝わりました。

 

産後についての話を聞くだけでも本当に勉強になりますし、実際に産後の女性にとことん向き合ってくれる場所があるのは画期的でとても心強いと感じました。関心のある方はぜひぜひ、スタジオに問い合わせてみてください!

産後についてまとめた記事が載っているイオ3月号も、手に取っていただけると嬉しいです。(S)

 

●バランスボール&韓方よもぎ蒸し「Lively」

〒105-0021 東京都港区東新橋2-6-7電光ビル5F(「汐留」駅から徒歩4分、「新橋」駅から徒歩6分)

問合せ・予約 アメブロ:https://ameblo.jp/lively171017

       Email:lively171017@gmail.com

facebook→ https://www.facebook.com/lively20171017/

 

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“朝高生だから、思えること” を表現/神戸朝高美術部展

2018-03-06 10:00:00 | (S)のブログ

少し前になりますが…

2月17、18日に、第15回 神戸朝鮮高級学校美術部が開催していた部展を訪ねました(2/16~19、神戸アートヴィレッジセンター KAVCギャラリー)。部展のタイトルは「思・想」(おもい)。ギャラリーの入り口付近にはこんなメッセージがかけてありました。

 

「今の私たちのおもいをそのまま伝えよう。

今の朝高生だからおもえることをそのまま伝えよう。

自分たちなりのおもいを伝えよう。

本当のおもいを届けよう。

今を生きる私たちしか伝えることの出来ないおもいがここにある。

今しか伝えられないおもい(思・想)がここにある…」

 

 

テーマは毎年、部員たちで話し合いを重ねて決めるそう。今年は、朝高生”だからこそ”、今の環境”だからこそ”、思えること、感じられることを形にしようという全体の大きなテーマを設定し、部員たちが各々に抱く「おもい」を表現しています。

来年度キャプテンを務める元礼奈さん(高2)は、「作品を作っているときはみんな自分に必死。でもこうしてみんなの作品を並べると見えてくるものがある。他の部員や作品を見てくれた人を通して、自分の作品も客観的に見れる」と、会場を見ながら話していました。

テーマどおり、作品には朝高生個人が日々の生活の中で拾った考えや思いが詰まっており、それぞれ違うものを描いています。そして、その「おもい」に辿りつくまでの経験や葛藤なども興味深いものがありました。

 

無数の人々がそれぞれの色とポーズでのびのびと描かれた「生<き>」の作者、李美奈さん(高2)。

「どれが自分かは、見ている人自身が自由に決められます! 性別も関係ありません! ちなみに私はこれです!」と元気に作品を説明してくれた。

「人生をテーマにしました。中には自分の思いを閉じ込めてしまって苦しむ人がいる。悲しいニュースも多い。でも、自分の色を持って視野を広げれば、見えるものが変わるのではないか。その中で必ず人と出会いつながる。マイナスと思っていたことも視点を変えればプラスになる。学校の中での一個人、日本社会での在日など、色々な場面で考えられると思います」(李さん)。

 

前述の元礼奈さんの作品「うず」は、丸い大きなキャンバスに一定の間隔で貝殻が並べられ、それが何重もの円を描いています。観ているだけで吸い込まれそうです。

「人は周りのみんなに合わせてしまう。海をイメージして描いたのですが、実際に海岸に行くと、砂浜に埋もれていく貝殻が社会に埋もれていく人間に見えたので、そこで拾った貝殻を作品に使いました」(元さん)。前の床には貝殻の乗っていない2つの丸いキャンバスが置かれています。「渦を抜け出し、誰もいないこっちに飛び込むのは勇気のいること。でも、それができればなんでもできます」。

 

ワークショップも行われていました。各々の書きたいことを付箋などに自由に書いて、白紙に貼っていきます。足を運んでくれた人たちも巻き込んで、みんなで「おもい」を表現しようと企画されました。

 

会場では、チャリティをかねたOB・OG小品展も同時開催されていました。さまざまな形で美術活動に関わっている卒業生による展示も、スタイルが多様で独特な雰囲気があります。後輩たちの参考になればと、作者のプロフィールを載せているものもあったりと工夫がされていました。

ギャラリー代や合宿代などの負担を和らげようと、OB、OG会も毎年欠かさずサポートをしており、今回も同部にカンパが手渡されました。

 

開催期間、卒業生や各地の朝鮮高校美術部員や教員、毎年「学美」を開催している島根からも人が訪れました。作品が並ぶ空間で話に明け暮れ、つながりがさらに広がっていく場所にもなっていたことが印象的でした。朝鮮高校美術部の部展は、各地で毎年行われいています。ぜひ一度足を運んでみてください。(S)

 

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結審先送り/大阪無償化裁判控訴審 第2回口頭弁論

2018-02-15 10:00:00 | (S)のブログ

 高校無償化裁判の一審で勝訴判決を勝ち取った大阪で、昨日、控訴審の第2回口頭弁論が行われた。

 同胞や日本市民、大阪朝鮮高校生徒など135人が傍聴席を求め列をなし、81の傍聴席が埋まった。

 

 前回の期日後、控訴人(国側)からは第1準備書面が提出された。内容は、高校無償化法などの具体的な法律よりも、主に“我々日本国民は~”ではじまる教育基本法の抽象的な理念を持ち出したもので、これに朝鮮学校は沿っていないため審査基準には適合しないと結論付けるようなものだった。

 

 弁護団はこれに対し、一部誤解されてはいけない主張などについてまとめた8ページほどの準備書面を提出し、引き続き結審を求めた。

 書面では、国側が、教育基本法が外国人学校にも全面的に適用されることを前提に主張を展開していることについて、「我々日本国民は」「国家をさらに発展させるため」「わが国の未来を切り開く教育の基本を確立するため」といったことが書かれた前文からすでに分かるように、教育基本法が「日本国民の日本国家を発展させるための法律」であり、そもそも外国人児童や生徒が通う外国人学校に全面的に適用されることを想定したものではないとした。

 また、教育基本法では「学問の自由の尊重」が強調されており、学校現場で教師の教育活動を縛ることができると解釈することはできないとした。

 教育基本法を持ち出し抽象的な論理を立てる国のおかしな主張に反論し、中には明らかに間違いに基づいた主張もあったためそれも指摘をした。

 さらにもう一点、雑誌『法学セミナー』に掲載された、2人の研究者による論文についても言及した。

 高校無償化制度からの朝鮮高校除外問題について、各地裁判決などを分析した論文で、2つとも大阪の一審判決が最も説得力があり妥当であること、高裁でもしっかりとした判断をすべきだという方向で書かれた論文だ。広島や東京での一審判決が妥当だという論文はどこにもないことにも触れながら、学園側は大阪での一審判決が控訴審で維持されるべきだと主張した。

 この日の法廷では、提出書面などの確認が行われ、特に陳述などは行われなかったが、裁判官から学園側と国側の双方に、一審でも議論してきた文科大臣の判断の「裁量権」についてそれぞれ補充して主張する点があるかと質問する場面があった。国側はこれに関する書面の提出を希望、学園側は議論はし尽くしたとして審議の終結を希望した。

 合議を行うため裁判官らが一時退室。7~8分後に戻り、国側の意向に配慮し次回もう一度期日を取ることが伝えられた。

 

 閉廷後の報告会でははじめに、金英哲弁護士がこの間の書面のやりとりについて説明した。期日が延びたことについては、「裁判官に判決を書くための準備がまだできてないのではないか。期日がまだ行われるため、こちらもその間に一審で主張した中心的な内容をもう一度主張していく」と話した。

 

 続いて丹羽弁護団長が発言し、文部科学大臣に「裁量はない」と言った全うな一審判決を、高裁がどう書くかが注目されていると説明した。

 「裁量権が無いと書くか、あっても限定的だとするか、もしくは広島や東京の判決のように広範な裁量権を認めてしまうか、今攻防戦をしています。一審での主張を整理し、一審判決も踏まえ、高裁で裁判官がこの判決に従うよう主張していく。仮に『裁量はない』とまで言わなくても、広範な裁量というのはありえない」。

 論理的な主張はもちろん、教育への介入である「広範な裁量」を容認することがいかに危険なことなのかということをアピールしていきたいとした。

 

 バレンタインデーの日に行われたこの日の裁判。報告会では大阪朝高オモニ会から弁護団へチョコレートがプレゼントされ、突然のサプライズに会場の雰囲気が和んだ。

 弁護団や学園理事長から次回後の裁判への決意が語られ、報告会が終了した。

 

 次回、控訴審の第3回口頭弁論は4月27日(金)15時から。おそらくこれが結審となる見通しだ。(S)

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なつかしいソンセンニムとの話

2018-02-05 10:00:00 | (S)のブログ
昨日、とあるご夫婦の自宅を訪ねた。
私が初級部2年の時、3~4年の時にそれぞれ担任をしてくれた先生だ。
今は結婚し、かわいいふたごの子どもがいる。次号の「子育て」特集と関連しふたごの子どもを育てる家庭を探してたところ、今回快く取材を引き受けてくれたのだ。
卒業後にゆっくり話す機会はあまりなかったので、子育ての話に限らずたくさんの話をした。

初級部低学年の頃は、「ソンセンニム(先生)」たちはみんな学校に住んでいるのだと思い込んでいた。
スクールバスを下りると必ず玄関先で迎えてくれて、帰るときも見送ってくれる―。
出勤し帰宅し…という学校以外での先生たちを想像する頭を、まだ持っていなかったのだろう(笑)。
そんなふうにのんきに過ごしていた低学年の頃だが、鮮明に覚えていることも意外に多く、当時の思い出話に盛り上がった。

6年間一番人数が多く、「事件」も多かった私のクラス。予想通り先生たちもかなり手を焼いていたそう。
高学年は思春期ならではの悩みも多かった私だが、担任の先生をはじめ周りにかなり心配されていたと聞き驚いた。
そんな知らなかった話もたくさんあった。

きっとなんの悩みもなく子どもたちと接している先生はいないのだろう…。
そんなことを考えながら学生時代を一つひとつ振り返ると、懐かしい中にも色々な発見があって感慨深い。

担任をしていた頃、多くの「事件」に頭を抱えながらも、毎日楽しいことだらけだったという。
当時一緒に学び、朝鮮学校の教員となった私の同級生たちは今どんな教員生活を送っているのだろう想像もしてみた。

編集部にいると、さまざまな取材を通して学生時代にお世話になった先生たちに会える。
取材先ではいつも新しい出会いが待っているが、懐かしい先生たちとの再会も楽しみのひとつだ。(S)
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今年も金曜行動がスタート 日本人支援者とともに200回

2018-01-23 10:00:00 | (S)のブログ


朝鮮学校への高校無償化適用を求める、文科省前での「金曜行動」。
先週金曜日、朝鮮大学校学生たちが参加する2018年最初の「金曜行動」が行われた。

昨年までと変わらず、同胞や日本人支援者が行動を共にしている。
この日は韓国からもモンダンヨンピルのメンバー3人が駆けつけ、学生たちを激励した。

金曜行動は2013年5月31日、今は卒業していない朝大生たちによってスタートし、その後、多くの人々が集まる運動の広がりの拠点となってきた。







15年7月からは「朝大生に続く勝手に金曜行動」も始まった。
大学の長期休暇期間は朝大生が文科省前に来られないため「金曜行動」は休みだが、日本人支援者たちが代わりに「金曜行動」を決行し、運動をつないできた。

そんな金曜行動だが、この日、日本人支援者による「勝手に金曜行動」を合わせると200回目。

「こんなことを200回もやらないといけないのか」と、支援者らは朝大生らの負担などを心配しながら文科省に怒りをぶつけていた。
「朝大生が勉強や大学生活に集中できるよう、これが250回、300回とならないよう、早く無償化問題を解決しろ」と訴えた。



「私は私の日本人としての誇りをかけて、こんな不合理な教育行政を絶対に許せないという思いでここに立っています―」
昨年6月から、福岡の朝鮮学校を皮切りにすべての朝鮮学校を訪問した長谷川さんもマイクをとった。

「文科省のみなさん。朝鮮学校の教育の内容を自分の目で見てください。日本社会で生き抜く力、過去の歴史を見極め、正しい正義が何かを見抜く力を確実に育てている朝鮮学校をその目で見れば、あなたたちがやっている非教育的、非人道的、まさに差別としかいいようがない政策の誤りがはっきりと分かるはずです」





朝大生のひとりは金曜行動が終わった後、「この活動が200回も続いていることがくやしい。だが、連帯を持って運動が広がっている、そんな『力』が僕たちにあるということを感じる日でもあった」と話していた。

今年2月には全国行動が行われ、各地で運動を盛り上げていく。(S)








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正月の風物詩

2018-01-18 10:00:00 | (S)のブログ
昨年のこの時期もブログで書いたと思うが、年末年始は毎年、大阪のハラボジ・ハルモニの家で過ごしている。

ここ数年は、大阪にいる大学時代の友人と会ったり、イオの取材で人とあったりと、忙しくて充実した旅になっているが、やはり毎年変わらない風景といえば、ハラボジ・ハルモニが繰り広げるテンポのいい日常会話だ。
かなり激しいケンカ?のようにも聞こえるが、隣で聞いていると笑しか出ないくらいその会話が面白い。
頻繁に会いにこれない私にとって、大阪の風物詩のようなものだ。

これがいわゆる、1世のユーモアというものなのだろうか、それとも「大阪」という土地柄なのか…。
きっと両方だと思うが、どちらかといえば後者だろう(笑)。
今年もハラボジの演説とハルモニのキレのいいツッコミが炸裂していた。

正月の法事の準備で忙しいハルモニ。
今年は買出しに着いていった。
危なっかしく自転車をこぎながら業務用スーパーに向かい、ささっと材料を手に取っていくのを隣でついて回る。
自分に出来ることはほとんどなく、重い荷物を軽くしてあげることくらいだ。

大晦日、遅くまでいろいろと料理を作っているハルモニだが、料理を作るときは「気持ち」が大事だという。
「おいしく作りたい!」と思いながら作ると本当においしく出来上がるが、そんな気持ちがなく作ると味も変わる。
「今日は味がイマイチだなぁ」と感じた時、振り返ってみるとイヤな気分で作っていたことに気付くらしい。
私は料理は得意ではないが、作るときはプラス思考で楽しく作ろうと思った。

そんなこぼれ話が面白い正月だが、せっかくなので来年は料理自体も習いたい。
ハルモニのソンマッ(手作りの味)をそっくりそのまま習得するのは難しいだろうが…。
ハルモニが作る、シワひとつないきれいに蒸された黒豆から習おうと思う。(S)
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WEB版もあり!同胞法律・生活センター「とんぽらいふ~在日同胞のための生活便利帳」

2018-01-09 10:00:00 | (S)のブログ


 昨年11月、NPO法人同胞法律・生活センターより、冊子「とんぽらいふ~在日同胞のための生活便利帳」が発行されました。
 冊子だけでなくWEB版、電子書籍もあります。 

 同胞法律・生活センターでは、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士など、その他あらゆる同胞専門家たちの力で、同胞の暮らしで生じるさまざまな問題の解決をサポートしてきました。

 日本全国の同胞から寄せられる相談の内容は、国籍、在留資格、相続、婚姻手続き、離婚、多重債務、損害賠償、年金、社会保障などさまざま。
 特殊な背景をもつ同胞ならではの問題から、誰にでも起こり得る日常生活のトラブルまで多肢に渡るそうです。

 そんな幅広い問題に取り組んできた同胞法律・生活センターの実践と経験をもとに、今回の冊子が作られました。
 人生のあらゆる場面で直面する問題や疑問が、全9章と細かな項目で分かりやすく丁寧に解説されています。
 知っておきたいワンポイント情報やコラムも掲載。

 冊子を入手できない場合に役立つ冊子用電子データ版もあり、WEB版ホームページからダウンロードできます。
 WEB版や電子書籍版には冊子で割愛されている情報も載っています。
 
 同胞たちの心に寄り添った、安心で頼れる1冊です。ご活用ください!(S)

 ※WEB版はこちらから→http://tonpo-center.com/tonpo-life/


<目次>
はじめに
第1章 結婚・出産・子育て
第2章 進学・キャリアアップ
第3章 離婚とひとり親
第4章 在留資格
第5章 医療・福祉
第6章 高齢者・介護
第7章 年金
第8章 相続
第9章 大切な人が亡くなったら
同胞法律・生活センターについて


問合せは「NPO法人同胞法律・生活センター」まで
〒110-0016 東京都台東区台東3-41-10 1F
TEL:03-5818-5424 FAX:03-5818-5429
E-mail:tonposoudan@yahoo.co.jp
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かゆくて仕方がない

2017-12-21 10:00:00 | (S)のブログ
先日、眼科に行った。
理由はアレルギー。
毎日目がかゆくてかゆくて仕方がない。

かゆいとすぐ目をこすってしまい、よく目の眼球が浮き上がってくるような症状を起こしてしまう。
大体は次の日にはひいているのだが、先日は症状がひどく、病院へ定期的に通うのをサボっていたことも反省し病院へ向かった。
薬で症状を改善することはできても、それ自体を治すことはできないので気が遠くなる。

幼い頃はアトピーがひどく、顔にもガーゼがペタペタ…。
家族はかゆいのを必死に我慢している私のことをかわいそうに思っていたらしい。

そんな幼い頃の自分は、実は今より努力家で、我慢強かったようだ。
祖母が話していたエピソードだが、虫刺されか何かでかゆそうにしている祖母のとなりで私は、「がまーんがまん。」とつぶやいていたそう。
祖母はそれがどうしても忘れられないみたいだ。

我ながらなんて健気なんだろうと思うが(笑)、いやいや、当時の自分を見習わなければ。
と思いつつもそれができない。
「『我慢』する力は小さい時に使い果たしてしまった」と家では言い訳をしている。

ちなみに、目に関しては他にも悩ましい問題が。
視力が右1.0/左0.06と、なぜかかなり激しい差がある。
右目への負担が大きすぎるので、めがねやコンタクトで差を埋めるようにしている。
が、残念ながらアレルギーのせいでコンタクトはどうしてもしっくりこない。

目のトラブルだらけで困る。(S)
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新年号、恋愛エッセイも始まります

2017-12-12 10:00:00 | (S)のブログ
今月18日、いよいよ2018年1月号が出来上がります。
表紙の雰囲気も一新、新連載も始まりますので、ご期待ください!

私が担当する新連載をひとつ紹介したいと思います。
タイトルは「私の恋愛持論」。
毎月筆者を変えながら、さまざまな同胞が「恋愛」や「結婚」をテーマにエッセイを書いていくコーナーです。

「恋愛」というと考えれば考えるほどネタが尽きませんが、個人的には自分と関係あるかないかはさておき、恋愛に関するエッセイやコラムは結構好きです。
共感できることもあれば、「え、そうかな??」と独り言を言いそうになることもありますが…。

恋愛の話は、意外に恋愛に限ったことではなかったり、人間として大切なものを考えるきっかけになっていることがあり、そういった部分がなかなか面白いなと感じます。

きっぱり言い切れることもあればそうでないこと、昔と今ではまったく考え方が変わったことなど、恋愛となるといろいろな考えや経験が各々にあるのではないでしょうか?
今回の連載は、小さなことでも大きなことでも、誰もが持っている「自分なりの考え」を綴ってほしいという思いで企画しました。
今後どんな話が出るのか、私自身も楽しみです。(S)

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りゅうすなさんの個展「ちいさな芽」

2017-12-04 10:00:00 | (S)のブログ


少し前になりますが…

11月22日から26日にかけて、「ちいさな芽 りゅう すな展」が開かれました。

場所はさいたま市にあるギャラリーカフェ「エソラII」。
連日たくさんの人が訪れ、絵を鑑賞したり、カフェスペースで休憩したり、穏やかな時間を過ごしていました。


この展示会は、生活の中で感じたものや思い出を作品にしてきた柳純華さんの初の個展。
特に3人の娘たちの存在が絵を描く大きな原動力となってきたそうで、多くの作品の中でも、やはり娘たちを描いた作品は印象的でした。



その他にも、東日本大震災をきっかけに描かれたものや、祖母が亡くなった際に思い出を描いたもの、今起こっている悲しい社会問題への危機感を描いたものなど、テーマはさまざまです。
絵画だけでなく、可愛らしい粘土細工もありました。
長年コツコツ描きためてきたものに加え、個展を機に新たに描き下ろしたものも。
そのひとつ「わらべうた」は、繊細で豊かな表現力につい見入ってしまいました。







25日には、民族楽器重奏団「民楽」によるミニ演奏会もあり、民族楽器の優しい音色が絵の世界観を引き立てていました。

どの絵も、柳さんのやさしさがにじみ出た、愛くるしく温かな作品です。
一部の作品を除いて展示期間が12月24日まで延長されたそうです。
是非会場で作品を観てみてください。(S)


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映画祭で観た温かい作品

2017-11-21 10:00:00 | (S)のブログ


先日、映画祭・東京フィルメックス(11月18日~26日、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇)の上映作品を観に行きました。
数年前まで映画祭とは無縁でしたが、友人が映画関係の仕事をするようになってからは数回足を運んでいます。

会場に来た時に毎回感じるのは、一般の映画館よりも、映画への情熱のようなものが一帯に漂っているということ。
ゲストやスタッフも忙しそうに動いていて独特な空気感があります。

今回観た映画は、「泳ぎすぎた夜」。日本の五十嵐耕平監督と、フランスのダミアン・マニヴェル監督による共同合作です。
第74回ヴェネチア国際映画祭に正式出品された、日仏の若手監督による野心作として話題を集めていました。

舞台は雪に覆われた青森。早朝から魚市場で働く父親に絵を届けるため、6歳の少年が通学路を外れて冒険に出るという物語です。
物語自体もシンプルで、描かれている風景も人々が生活している普通の日常なのですが、少年にとっての大冒険を辿るうちに、色々なものが見えてきます。「普通」の中にいつもある温かさだったり、誰かを思う気持ちだったり、切なさだったり…
印象的なのが、台詞がほぼないという点。それなのに物語が一つひとつ進み、観ている側にスッと入ってくるところが不思議でした。

少年を演じたのは青森の一般の小学生。家族役も、実際の家族が演じたそうです。
ドキュメンタリーのような、驚くほど自然な雰囲気があるのも分かるような気がします。
上映後の監督のトークでもキャスティングや撮影に関する話が聞けて面白かったです。

機会があれば、ぜひ観てみてください。映画祭も26日までやっています。(S)
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人の「キレイ」のために働くこと

2017-11-10 10:24:57 | (S)のブログ
12月号では美容関係の仕事をしている同胞をたくさん紹介している。

私の周りでも、美容に関わる仕事は人気があるが、体力的にも大変なイメージがある。
今回この企画でエステティシャンをされている方を取材したが、聞くと朝から晩まで重労働...。運動不足とは無縁だそうだ。
それでも人の「キレイ」のために働くことにやりがいを感じていた。

こういった仕事は、技術はもちろん、そこから生まれる「信頼」というのも大切になってくる。
お客さんに「変わりたい!」という思いを託された分、全身全霊で応えるのだという。

そういえば、私も美容院は信頼できるところにしか行かないタイプだ。
正確には美容院ではなく美容師で、その人が別のサロンに移動したら私もそこへ行く(遠くて1時間以上かかるが...笑)。
かれこれ4年くらい同じ人に頼っている。

取材をしながらも思ったが、美容関係のサービスは、その過程や結果の先の「心のケア」があると思う。
人の心を前向きにできるし、時にはその人の人生も変えられることがある。

私も社会人になってたまにプチエステに行くようになったが、疲れている時に行くといろんな意味で効果は絶大。疲れて甘いものを食べるよりも、効果が長続きするような気もする。

が、そういった自分のケアみたいなものに使うお金もだんだん増えて来たので、ほどほどにしたい。(S)
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同胞の手話教室を訪ねました

2017-10-31 10:00:00 | (S)のブログ
以前日刊イオでお知らせした、在日同胞を対象に開かれている手話教室に先日お邪魔しました。
2017/5/31「手話教室が開かれます」(理) ※生徒募集期間は終わりました

主催は在日同胞福祉連絡会の同胞障がい者音楽サークル「Tutti(トゥッティ)」。
今年6月から来年4月まで11回に渡り開催中で、今回はその5回目です。

これまで取材などを通して手話という言語について話を聞く機会がありましたが、手話そのものに触れたのは初めてでした。

「雨の中お疲れ様です。お久しぶりですね」
講師が手話であいさつを始めると、受講生も習った手話を駆使してあいさつを返します。
同胞の手話通訳士の方が隣でフォローしてくれますが、それ以外に「音」はないので、講師の手の動きから目をはなす暇はありません。
机のノートばかり見ずにしっかりと人を見ることから始まるので、学校で受けてきた授業とは感覚が違って新鮮でした。

趣味や好きな食べ物など、講師からの質問に1人ずつ答えて行くだけでも、新しい単語が次々に出てきます。
「キムチ」を表す手話が朝鮮半島の北と南、日本でそれぞれ違ったり、日本の中でも地域や人によって少しずつ表現方法が違ったり。
朝鮮半島と日本の手話は似ているそうですが、その中にも「方言」のような違いがあちこちにあって興味深かったです。

また、単語の意味やようすを“想像する”ことが本当に大切だと感じました。
はじめはちんぷんかんぷんでも、分かってみると、必ずその言葉の特徴が表れています。「なるほど!」と感じられれば記憶にも残ります。
改めて言葉の意味を考えてみたり、他にないその言葉だけの特徴を探してみたり、身近にありすぎて気にかけていなかった「言葉」と出会いなおすような作業に感じられて、これもまた新鮮でした。

過去にブログでも書きましたが、手話はろう者にとって「アイデンティティ言語」だという取材先での話が印象的です。
2017/5/8「漫画『わが指のオーケストラ』、 是非読んでください」(S)
聴覚障がいを持たない人が、ろう者の言葉である手話に触れることは、自分と違う感覚や世界観を持つ「他者」を知り寄り添おうとするための第一歩だということを、手話教室で改めて感じました。

「Tutti」は在日同胞障がい者への福祉活動を行う過程で在日のろう者とも出会いましたが、一方で手話を話せる在日が少ないという現状にも直面したそうです。
手話教室は、在日同胞社会をもう一回り大きく捉えて、もっと大きな輪で同胞たちがつながれる小さなきっかけを作る取り組みだと思います。

何より、受講者の方々が本当に夢中で楽しく手話を習っていました。
外国語を学んだり、新たなことにチャレンジする時に、「手話」という選択肢が自然にあってもいいのではないか、そう感じました。(S)
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連載「親子の時間」、最後は韓紙を使った工作!

2017-10-19 10:00:00 | (S)のブログ
2016年の年間企画を立てたのがつい最近のようですが、すでに最後の12月号を準備しています。
今年もあっという間に終わりそうです。

今年進めている企画のひとつに、「親子の時間」という連載があります。
子どもも大人も一緒に楽しめる取り組みを誌面で紹介し、親子の大切な時間を楽しんでもらいたいという思いではじめた企画ですが、先日、最終回の取材を無事終えました。



最後は朝鮮半島に古くから伝わる「韓紙(ハンジ)」を使った工作を2回に渡り紹介します。
11月号では、韓紙を厚紙に貼って作るキーホルダー(写真上)。
他では見られない独特な雰囲気があり、色も鮮やかできれいです。
工程は簡単なのですが、出来栄えが予想以上で驚きました。
実際に作ってくれた子どもたちも自分の作品にとても満足したようで、大切に持ち帰っていました。

12月号では、韓紙を使ったフォトフレームです。
これも古風で品のある、韓紙の魅力たっぷりの作品。少し難易度が上がりますが、初級部低学年でも十分作れます。
クラスメイトとの写真や家族との写真など、それぞれの大切な写真を入れて完成させた子どもたち。「ハルモニにあげたい」「家に飾りない」といいながら思いを込めて作ってくれました。

この号を担当してくださった先生によると、「韓紙はそれ自体が完成された芸術作品なので、どのように組み合わせてもすてきな仕上がりになる」とのこと。
さまざまなな色や質の韓紙がありますが、確かにどれをどのように合わせても独特な雰囲気が出ます。
次々から次へのどんどん作りたくなる工作で、子どもだけでなく大人も夢中になってしまいそうです。


これまでたくさんの方の協力をいただきながら、民族打楽器やチョゴリに合う髪飾り、子どもの小さな手形などを使って作る雑貨、レゴブロック遊びなどを紹介してきました。
どうすれば子どもも楽しめるかなど、色々な工夫を凝らしてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

読者のみなさんにも、最後までこの企画を楽しく読んでいただけたら嬉しいです!(S)



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偶然で、貴重な出会い

2017-10-10 10:00:00 | (S)のブログ
先日、出張で訪れた神戸で、現在千葉に住む祖父の知り合いと偶然出会うことができた。
年は少し離れているが、祖父が姫路で教員をしていた頃の同僚とのこと。
記者として出張に行けることや、現地の方とこうして会って話ができる機会があることに感謝しながら、当時の話や祖父の近況を話し合った。
祖父は体が不自由であまり動けないため、遠く離れた場所にいる2人が今後会うきっかけもほとんどないと思うと、なおさらこの出会いが貴重に感じられた。

その同胞もとても驚かれていて、私が東京に戻ると、急いで探してくれたのかすでに1枚の写真が届いていた。
30代の頃の祖父と一緒に写っている貴重な写真だった。

11月号のイオでは「輝くシニア世代」と題して、定年後も明るく元気に過ごす同胞たちを紹介する。
写真を送ってくれた方も紹介するうちの一人だ。
取材中は、自分の好奇心に制限を持たずたくさんのことを楽しみながら取り組む姿に、ただただ尊敬の気持ちでいっぱいだった。
それに比べて、自分はどうだろうかと考えるきっかけもくれた。

祖父の家に行き、出張先でのあれこれを話すといつも喜んでくれる。
次に行く時は、届いた写真と懐かしい人の近況を伝えらると思うと、楽しみで仕方ない。(S)
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