ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

長野・岐阜県高原の撮影旅行(2)

2006年08月26日 | 旅行
朝宿の周辺を散策したんだけど、寒いくらいで蝶も飛んでいず、あまり写真も撮れずに戻ってきた。その後、朝風呂に入って、朝食を済ませてから、8時過ぎに宿を立ったんだ。
 まず、乗鞍高原の方へ上っていって、一の瀬園地を散策した。ここは、キャンプ場にもなっていて、高原の雰囲気が満喫できるところなんだ。まだ、朝なので、人影も少なく、空気もとても爽やかで、1時間ちょっとの散策だったけど、とても良かったよ。蝶は5種類しか撮影できなかったけど、アカセセリ、オオミスジといった希少種をカメラに収められたのは収穫だった。
 その後、乗鞍林道(有料)を走っていったんだけど、舗装はされているものの、カーブとアップダウンがきつい道だった。そこを写真を撮りながら奈川まで下り、再び野麦峠越えにチャレンジした。
 途中の茶屋で昼食に信州ソバを賞味してから、峠までたどり着いたんだけど、これもなかなかすごい道だったよ。でも標高1,672mの峠は、とても涼しく遊歩道を散歩したんだけど、とても快適だったものの、蝶はあまり飛んでいなかったのが残念!
 ここは、映画『あゝ野麦峠』で有名になったところで、明治から大正にかけて、飛騨地方の貧農の娘達が、長途野麦街道を徒歩で信州の製糸工場へ働きに出る途中に超えていった難所なんだ。正月に帰省するときは、すごい雪道を越えたので、途中で谷底に転落したり、凍死する人もあったとか...。そんな女工さんの慰霊碑が建っていたり、「野麦峠の館」という資料館の展示物によって、当時を偲ぶことが出来たんだ。
 それからは、峠を下って、日和田高原にも立ち寄って、散策しながら、蝶の写真を撮ったんだけど、5種類の蝶しか撮影できなかったものの、スジボソヤマキチョウのカップル、ヤマトスジグロシロチョウ、キバネセセリをカメラに収められたからまずまずだったかな...。
 
 スジボソヤマキチョウのオスとメス

 その後、峠越えの山道をたどって、濁河温泉へとたどり着いた。ここは、御嶽山の6合目、標高1,800mもある所で、急勾配にへばりつくように温泉街が立地している。今日の宿「湯の谷荘」は、その一番上の方にあった。
 部屋に荷物を置くと、さっそく少し下だったところにある市営露天風呂(入浴料500円)へ行ってきた。前にも一度入ったことがあるけど、広々としていて、気持ちよく入浴できる。
 戻ってきて、宿の風呂にも入ったんだけど、源泉掛け流しで、露天風呂もあり、とても良い泉質に満足した。1泊2食付き9,600円(込込)で泊まったんだけど、夕食にはアマゴの塩焼、寄せ鍋、子持ち昆布、鰹タタキ、蕎麦、デザート(ナシ、ブドウ)などが並べられ、お酒を冷やで頼んだら、竹筒に入って出てきた。隣の食卓の釣り客3人組とも歓談しながら、とても良い夕餉になった。
 食後は、部屋に戻って横になり、テレビを見ていたら、眠くなってきた。それでも、「チャングムの誓い」まで見て眠りに就いた。
続く


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