ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

甲州・信州旅行②

2015年05月01日 | 旅行
朝、5時半頃に目を覚まし、6時から温泉に入って、6時半からのバイキングスタイルの朝食を済ませた。8時前には、ホテルを立って、国道20号線を西へと向かった。
 韮崎市、北杜市と通過して、長野県境を越えた上蔦木の交差点から右折して、県道を北上し、途中で右に曲がって、井戸尻遺跡へとやってきた。駐車場へと車を入れたが、よく晴れていて、甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山を眼前に、遠くに富士山を望めるすばらしい景気だ。さらに、紅白の梅が満開ですばらしいので、しばしカメラのシャッターを切っていた。
 最初に、「井戸尻考古館」を見学したが、中部高地を代表する縄文時代の遺跡として、国の史跡に指定されているとのことだ。館内には、国の重要文化財に指定されている藤内遺跡出土品や県宝の水煙渦巻文深鉢などが展示してあって見ごたえがある。特に蛙の文様のある土器に興味を引かれ、見入っていた。しばし巡ってから、今度は、隣接する「歴史民俗資料館」へも入ってみたが、民具が多数展示されていて面白かった。
 その後は、屋外にある復元家屋を見学したが、周辺の景色がすばらしく、天気もよく、花も咲いていて、歩きながら写真を撮るのがとても楽しかった。のんびりと周遊してから、駐車場へと戻ってきたが、結構時間がかかってしまった。
 それからは北に向かい、八ヶ岳の山麓を回り込んで、美濃戸口バス終点前の八ヶ岳山荘(標高 1,502m)の有料駐車場に車を入れ、周辺を散策してみることにした。美濃戸山荘の方へと林間を歩いていったが、まだ、花なども咲いてなく、ヒメギフチョウでも飛んでいないかとも思ったが、期待外れに終わった。それでも、すがすがしい気分で1時間弱で八ヶ岳山荘へと戻り、ちょうど昼になっていたので、そこで昼食にカツカレーを食べた。
 食後は、車で西の方へと下っていき、尖石遺跡へと向かった。「尖石縄文考古館」前の駐車場に車を入れて、まず考古館の方から見学することにしたが、この遺跡は、国の特別史跡に指定され、尖石史跡公園として整備されているとのことだ。館内に入ると、まず展示室Aで、地元の考古学者宮坂英弌によって、戦前から遺跡発掘が粘り強く続けられ、縄文時代の研究に大きな役割を果たしたことを知った。次に展示室Bで、国宝の土偶「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の実物が見れると期待していたが、現在は他の博物館へ貸出し中とのことでレプリカしか見られなかったのは残念だった。しかし、この土偶はとてもすばらしく、縄文人の芸術性の高さにも目をみはるばかりだった。展示室Cでのそれ以外の展示物も興味深く、特に縄文中期の土器の造形のすばらしさには感心した。
 その後は、屋外の復元住居に行ってみたが、小さな沢を挟んだ向かい側にあり、こちらは与助尾根遺跡というそうだ。縄文時代中期の竪穴住居跡で、6棟が復元されていて見学することができた。しばし、縄文人の生活に思いを馳せながら巡って、駐車場へと戻った。
 それからは、北上して女神湖まで行き、湖畔を散策してから、今日の宿「白樺湖ビューホテル」へと向かった。夕方17時過ぎには、ホテルに到着し、チェックインして、荷物を部屋に入れてから、温泉浴場に行って、入浴したが、一日の汗を流してすっきりした。浴後、18時からバイキング形式の夕食となったが、この宿はお酒も飲み放題になっているのがいい。いろいろと料理を取ってきて、日本酒も2合ほど飲んで、とても良い気分になった。
 食後は、部屋に戻って、明日の計画を考えたり、テレビを見ながら、横になっていたら、眠くなってきたので、床に就いた。