満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

カンボジア旅行日記 その1(2007年 7/2 1日目)

2007-07-30 00:50:09 | 

皆様ごきげんよう。ちょっと酒でも、と思ってワインを開けようとしたら、ソムリエナイフで軽く指を負傷しました黒猫でございますよ。飲む前から手元が狂ってどうする。しかも絆創膏貼ろうと思ったら無闇やたらにデカいのしかないんですけど・・・どんだけ~。

それはさておき。

ちょっと前に予告していたカンボジア旅行の旅日記を、この数日でやろうと思います。なるべく間を空けずにガッとやりたいですが、予定は未定ですので・・・でも頑張ります。
新たに「旅」というカテゴリを設けましたので、あとでそこでソートしても見られると思います。よろしくどうぞ。

それでは以下、始まります~。

以下の文は2007年7月2日~6日までの旅行の日記です。旅行中と帰国後に書いたメモをもとにしています。いざ書いてみたらやたら長かった。お時間のある時にお読み下さい。
カンボジアとアンコールワットに少しでも興味を持った貴方のお役に立てれば幸いです。立てないまでも、お暇つぶしにでもなれば幸いです。

まずは旅行以前にカンボジアの基礎知識を。といっても、ま、旅行で必要な程度ですが。

首都:プノンペン
公用語:クメール語。土産物店などでは英語ばかりか片言の日本語が結構通じる。
通貨:独自通貨はリエムだが、基本的に米ドルが流通。リエムは1$以下の端数をお釣りで返す時などに使用する。1$はおよそ3600リエム。
気候:熱帯モンスーン気候。雨季と乾季に分かれる。ベストシーズンは乾季の11月~2月だとか。
みどころ:アンコール遺跡群、トンレサップ湖など
備考:要ビザ。在日大使館で郵送申込も受け付けている(手数料込み4600円)が、eビザ(25US$)もある。アンコール遺跡群観光の際は入場パス購入が必要。3日間有効で60$。高い。日本からの直行便はなく、バンコク・ホーチミンを経由するのが一般的。

実はわたしは03年に一度行っていて、今回は2回目。面白かったし、見られなかったところもたくさんあったので、今回も楽しみにして行きました。てなわけで、以下、始まるよ☆

一日目 7/2 曇り

わたしはいつも直前まで旅行の支度をしないので、このままで行けるのか状態のまま日付が変わってしまった。しょうがないので(?)支度をし、呑気にブログの更新などしているうちに1時を回ってしまうも、いつもそんななのであまり緊張感がない。
空港集合は8:30。それ以前に、日暮里からスカイライナーで旅の同行者Sさんと待ち合わせだったので、遅刻するわけにもいかない。もうこのまま朝まで起きてようかな、と思うも、「少しでもいいから寝ておけ」とアドバイスを受け、少しだけ寝る。寝起きがよくないので自信が無かったものの、さすがに緊張していたせいか起きられた。やれやれ。

なんか色々忘れ物してそうだなあと思いつつも出発。つつがなくSさんと合流、スーツケースを引っ張る人が行き交い、旅のムードが高まる。スカイライナーは定刻通り空港第二ビルに着き、荷物を預けエアチケットをもらう。その際空港内のマックのドリンクチケットをもらったので、ついマックへ。ついでなので気になっていた三角マンゴーのパイを食べてみたが、なんとも残念な感じのお味。不味くはないけど、マンゴーじゃないと思う。クリームパイだよ。

で、出国手続きをしようということになったはいいが、今は機内持込の液体が厳しく規制されるご時世。Sさんの手荷物の中に小さな香水のボトルがあり、これもしかしてヤバいのか?でも100mlないから大丈夫じゃない?と相談。そこに空港内の張り紙が目についた。曰く、「持ち込む液体類はすべてジップロック状のチャックがついた透明の袋に入れること」と。持っていなかったので、空港職員に売店を聞いて購入。バラで売ってますが(1枚40円だったかな?)、あらかじめ持ち込む予定の方は持っていったほうがいいかも。

その後出国手続きを終え、出発前のお楽しみ、免税店めぐり。ここは解散して各自好きに回り、最終的に搭乗ゲートで集合しようということに。
きらきらしい免税店を少し見ていたら、割と時間がないことに気づいた。呑気にマックでパイなんぞ食ってたのがいけなかった。早まることはまずないとは思いつつも、遅れたらイヤなので何も買わずに搭乗ゲートへ。・・・今にして思えば多少遅れても何か買っときゃよかった。成田の免税店って充実してるもの・・・。しかも案の定集合時刻より遅れた。思い返せば前回も遅れたよベトナム航空。中で爆弾処理でもしてんじゃないかってくらいに遅れた。
・・・それは思い出したものの、果たして機内でアルコールが無料だったかどうかはどうしても思い出せず(※今回お互い酒飲み同士の旅です)。

待たされる間、無料に賭けてわたしは乗るまではアルコールを我慢(笑)、いざ乗ってみると、ひゃっほう無料だった。でもワインはミニボトルではなくグラス。赤白スパークリングを飲みましたが割といけた。
機内食はビーフを選んだら、きしめんに牛肉と野菜のあんかけみたいなのがかかった微妙なのが出てきた。ま、可もなく不可もなく。そして何故か蕎麦。デザートがマンゴーケーキだったので、楽しみにしていたけど何ともまあ残念な感じ。マンゴーじゃないと思った。・・・ま、機内食なんてこんなものかもしれない。

機内設備としてTVがなかったので、退屈だなあ、PSPでもやるか・・・と思っていたのに、気がついたら寝ていた。前回は夜のフライトだったので、乗って一杯飲んですぐ強制おやすみシステム発動(電気を消され、窓を閉められる)した覚えがあるけど、今回も午前便だというのにそれをやられた。ビックリだぜ。いつの間にか寝てた自分にもビックリだぜ。
途中で起き、モンスターハンターポータブルをプレイしたりしているうちにホーチミン着。残念なことに雨が降っていた。

乗り換え手続きをしていて思い出した、この空港あんまりお店とか充実してないんだ(トランジットエリアは)。およそ2時間の待ち時間があったんだけど、案の定変わってないぜ・・・一通り見て回ったけど取り立てて収穫なし。化粧品なんかも品揃えが薄く、成田で何か買えばよかった感が募る。ま、何か飲み物でも、ってことでマンゴーのスムージー(2$)を。ウマッ!まったり飲んでも時間が余るので、マッサージでも受けようかと話し合うも、しばらく見ていても客がひとりも入らないのでやめる。少ししたらここの店、店員総出で外の椅子に座って休憩してたよ。店番くらい置こうよ。

2時間ほどの待ちののち、乗り換え機でアンコール遺跡の街・シェムリアップへ。同じエアラインでもこちらは小型のエアバス。50分程度の短いフライトのせいか、物寂しい軽食を出すスッチーさんたちも何だか気だるげでおざなりだった(笑)。軽食は何らかのジャムの挟まったパンと水。かなり微妙。

シェムリアップ空港はクメール風の建物でとても可愛らしい。多分平屋(1Fのみ)。すごいな、空港なのに。ここまで来る便が少ないのか、入国および荷物のピックアップも速やかで、楽なもんだった。
普通、空港を出たところで何十人もの迎えのガイドやらタクシーの客引きやらがひしめきあっているもんなのに、ここは事情が違うようで。せいぜい10人くらいがまったりと並んでいた。その中からわたしたちのガイドを探すのは実に簡単だった、少ないから(笑)。それはともかく、バイタクの運転手らしき人も数人いるのに、一切客引きをしないのは何故・・・?まったり座って喋ってたよ。いいのかそれで。何しに来てんだ。

わたしたちのガイドはサンムディーさんという男性で、日本語を習って3年くらいだとか。旅行中この人にずっとお世話になった。ワゴン車でホテルへ。ちなみにわたしたちのほかにもう一組日本人の女性二人連れが一緒。この方たちとも大半一緒だったけど、ホテルは別。

ホテル、そうホテル。

今回は黒猫史上もっともゴージャスなホテルに泊まった。ル・メリディアン・アンコール。04年にできた新しい高級ホテル。後発ホテルゆえ繁華街(?)からは遠いものの、広大な敷地を贅沢に使った広くて綺麗なホテル。日本人スタッフが常駐しているとのことで、その点も非常に便利。フロントにいたその人にチェックイン手続きをしてもらう。その際出てきたウェルカムドリンクの美味しいこと。ピンク色のノンアルコールカクテルみたいなやつだったけど、キンキンに冷えていてジンジャーがきいていてすごく美味。明日迎えに来てもらう時間を確認ののち、ガイドさんと別れ部屋へ。

・・・なんぞこれ~!!超素敵なんですけど!!

と、喜び勇んで部屋を見て回るうち、いきなりひとつ問題が。

寝室と浴室を隔てる扉がちゃんと閉まらない。(暗くてわかりにくいですが、画像奥が問題の扉)


クロゼットみたいに両開きでW字になる扉なんだけど、部屋に入った時は開いていたの。「これを閉めるわけね」と言って閉めてみたけど、ちゃんと閉まらない。え?と思いつつ、ふたりでしばらく試すもののやっぱり動かない。早速フロントに電話すると、先ほどの日本人スタッフが修理の人と一緒にやってきた。しばらく試すものの、やはり閉まらない。しばし相談ののち、明日わたしたちが観光に出ている間に直しておく、ということで落ち着く。

ちょっとケチがついたものの、とりあえず行こうぜ酒買いに!ということで、現地時間で19時半頃外に出てみたら、真っ暗だった。夜なので当然ではあるけど、街灯がない。全然ない。かなり暗かった。足元注意。でもお酒は要るだろ、ということで、1kmくらい離れている場所にコンビニだかスーパーがあるというので、地図を見ながらひたすらてくてくと歩く。しかし着いてみると薄暗い。でも隣接するマッサージ店の店員らしき人たちがたむろしていたので入ろうとしてみると、「CLOSED!」と言い放たれた。マジで!?8時で????ガイドブックには「コンビニ」って書いてあったんですけど・・・?ガイドブックのうそつき・・・!

ちょっとショックを受けつつも、帰る道すがら、見かけた屋台でビール・肉まんなどを購入。別のホテルの売店でサンドイッチとケーキをテイクアウトしてもらい、部屋に戻る。サンドイッチは美味しかったけど、肉まんはまあ普通、ビールはダメだった・・・。わたしはABCという中国?のビールにしたんだけど、失敗だった・・・飲んだ後妙なエグみが残るんだもん。うええん、美味しくない。でも全部飲んだけど。今後これはやめとこう、と心に誓った。

ちなみにSさんは孵化しかけの鳥のゆで卵を召し上がっておられた。わたしより強い者がここに。でも美味しいというので、次見かけたら買ってみようかな、と思う。

明日は8時半の集合ということだったので、わたしは寝起きが悪いくせにSさんに「いつまでも寝てるけど気にしないで起こして下さいね」と微妙にやりにくいことを言い置いて、そのまま寝てしまった。それが翌日どういうことになるか、知りもしないで。

つづく!

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