満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『ガフールの勇者たち』

2010-04-26 01:25:17 | 

皆様ごきげんよう。結局なんだか体調不良のまま、いつもに増してだらけた週末を送った黒猫でございますよ。治らないんだよねぇ・・・。悪化はしてないんだけど。なんだかなあ。

それは置いといて、最近読んだ面白い本のお話を。
シリーズものでまだ3巻までしか読んでなんですが、かなり面白いです。続きを予約中。

『ガフールの勇者たち』(キャサリン・ラスキー著、飯野雅子訳、有田満弘画、メディアファクトリー)現時点で8巻まで発売中。

かつて地球上を支配していた生物はとうに滅び、フクロウたちが高度な文明を育む世界。
メンフクロウのソーレンは、卵から孵って以来、優しい両親と召使のメクラヘビ、ミセスPのもと、何不自由なく幸せな日々を送っていたが、ある日、何者かによって巣から落とされてしまう。まだ飛べない幼いフクロウが巣から落ちてしまえば、待っているのは死だけだ。しかしソーレンは見知らぬフクロウに攫われ、聖エゴリウス孤児院へと連れてこられる。そこには様々な種類の子フクロウが暮らしていたが、実は月光による催眠で子フクロウから自由な思想を奪ってしまう残酷な施設だった。
それに気づいたソーレンは、同じく月光麻痺を逃れたサボテンフクロウのジルフィーとともに、聖エゴリウスを抜け出す計画を立てる。逃避行の最中、カラフトフクロウのトワイライト、アナホリフクロウのディガーと出会い、特別な絆を結んだ四匹は、正義のフクロウが棲んでいるという伝説の地・フールの巨木を目指すが・・・?

というようなお話。

すいません、上のあらすじで一巻分のネタバレになっちゃってるかもしれません。

ググってみたらwikiに項目があり、それによると既に映画化が決まっているそうです。「ハッピーフィート」のスタッフということなので、きっとフルCGでしょう。楽しみ!でもこのwikiのページは多分にネタバレを含んでいたので、これから読むという方は自己責任でご覧下さい。かくいうわたしもまだ読んでない部分のネタバレくらっちゃった☆・・・ああそうなるのね・・・。
そこを配慮して上のリンクはamazonの第1巻にしてあります。

リンク先に行ってみた方はおわかりかと思いますが、児童書です。でも久々にわくわくするお話に巡り合えた感が。
わたしもともと動物の擬人化みたいなお話大好きです。日本ならガンバ、外国文学ならウォーターシップダウンのうさぎたちとか大好き。服とか着たりしてるとちょっと違う気もしますが。でも割と好き。

このシリーズはフクロウたちが高度な文明を築いているんですが、いろんな種類のフクロウが出てきて面白いです。しかしイラスト担当の有田満弘さんはもっと大きく名前を載せてもらってしかるべきだと思います。表紙に載せるべき。
アナホリフクロウとかサボテンフクロウとか言われてもわかんないじゃん、普通。イラストでよくわかります。しかも可愛いんだ。それぞれキャラクターの個性がよく出ていて、イラストのページに差し掛かるたびちょっと嬉しいです。

新書サイズの児童書で、一冊が薄いので、大人なら1時間ちょっとで一冊読めてしまうと思います。でも内容は濃くて面白いですよ!フクロウの生態もお勉強できます。メンフクロウの左右の耳の高さが違うなんて知らなかったよ。

でも一番感じたことは展開早ェー!ということでしょうか。この人はもしかして・・・と思う間もなく、その巻のうちに大体の伏線は片付いてしまうような(笑)。wikiによると全15巻だそうなので、まだ当分楽しめそうです。
わたしは今3巻まで読んだところですが、今のところ好きなのはトワイライトとエジルリブ教授。みんな個性的でイイです。

続きが楽しみ!

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