♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

Vol.55 恋の駆け引き

2006-04-26 | Wed:フミナの恋愛哲学&心理学
人を好きになったらとことんその人の興味まで
自分が興味を抱いてしまいますね。ただし、それは
飽くまでもその人自身への興味に過ぎないのです。

私が大学時代に好きになった人はたいへんな読書家
でした。ブログ火曜日で話したように私は本と
言っても、推理小説しか読めませんでした。

けれどもその好きな人がどんな本を読んでいるのかは
とても興味がありました。できたら読んでみたい・・・
とさえ思えてしまう・・・不思議でした。

あるとき、その人が私に話してくれました。
「この間、○○著の『△△△』を読んで感動したよ。
あっ、君は確か推理小説しか読まないんだったね。」

「どんな本ですか? 私も読めそうなら読んでみたいです。」
と言ったのがきっかけで、彼のお勧めの本を1冊借りることが
できたのです! その本は推理小説ではなかったので、やはり
少々無理して読みました。実はその小説の内容なんてどうでも
よかったのです。本を好きな人から借りている事実、これが
嬉しかったのです。

返しに行くときは「普通の小説にしては読みやすかったです。
もっとお勧めの本ないですか?」そう言いました。目的は
また本の貸し借りをしたかっただけなのです。

すると、今度は1度に3冊の本を借りることができました。
うち2冊は推理小説で、1冊はいろいろな作家の小説を
集めた短編集でした。

もちろん、返すときは1冊ずつ返すのですよ。そうすれば
最低3回会えるのですからね。

若いときはこんな些細なことでも恋の駆け引きが楽しい
ものでしょう。恋しているときは相手が何を考えているのか
自分がどう言えばどう返してくれるのか悩んで考えてください。
それが自分にとってあまり嬉しくない結果であったとしても
それはその人を示しているだけなのです。その人の一部です。
ですからそれも含めて相手を好きになれる・・・そんな
気持ちになれたら本物ですね。

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