あかね書房の『少年少女 世界推理文学全集』の
シリーズで第15巻は「X線カメラのなぞ/マルタの鷹」
だった。
この『マルタの鷹』はハードボイルド作家として
有名なダシール・ハメットの代表作と言えよう。
私もこのとき初めてハードボイルドを読んだのだが、
やはり本格物を好む私にはタイクツなものだった。
それよりも「X線カメラのなぞ」がはるかに面白かった。
E・S・ガードナー著なのだが、登場人物に“レスター・
リース”というすらりとした長身の格好いい青年紳士が
出てくる。
実は、私は彼に一目惚れならぬ一読惚れをしてしまう
レスター・リースは言わばルパンのような義賊なのだが、
決まって未解決の盗難事件を新聞記事を読んだだけで
真相を見抜き、警察の鼻先で全く訳の分からない行動をとり
事件を解決しながら盗品は見事にまんまと犯人から
かっさらってしまう。
手に入れた金品の20%は事件解決の(?)手数料として
差し引きあとは寄付してしまう(私は子供ながら、それで
そんな優雅な生活ができるのかと概算を試みたことがある。
)。
この「X線カメラのなぞ」も2回読んだ。気に入ったという
理由もあったが、それだけではない。もう1度じっくり
読まないと、レスター・リースがいつどこでどのように
盗品を手に入れたのか、ぼーっと読んでいてはわからない。
リースは、スカットル(底抜け)と呼んでいる従僕を
雇っているが、これまた彼の正体は警察のスパイ。リースの
しっぽを掴もうとするのにどうしても出し抜くことができない。
リースとスカットルとの会話、その下僕と彼の上司である
アクリー部長刑事との会話、またリースとアクリー部長刑事との
やりとりはほんと愉快痛快でたまらないのだ
本の中の登場人物に恋する私。
中学生当時は、お遊びで使うペンネームを
“レスター・リースの恋人”としていた
シリーズで第15巻は「X線カメラのなぞ/マルタの鷹」
だった。
この『マルタの鷹』はハードボイルド作家として
有名なダシール・ハメットの代表作と言えよう。
私もこのとき初めてハードボイルドを読んだのだが、
やはり本格物を好む私にはタイクツなものだった。
それよりも「X線カメラのなぞ」がはるかに面白かった。
E・S・ガードナー著なのだが、登場人物に“レスター・
リース”というすらりとした長身の格好いい青年紳士が
出てくる。
実は、私は彼に一目惚れならぬ一読惚れをしてしまう
レスター・リースは言わばルパンのような義賊なのだが、
決まって未解決の盗難事件を新聞記事を読んだだけで
真相を見抜き、警察の鼻先で全く訳の分からない行動をとり
事件を解決しながら盗品は見事にまんまと犯人から
かっさらってしまう。
手に入れた金品の20%は事件解決の(?)手数料として
差し引きあとは寄付してしまう(私は子供ながら、それで
そんな優雅な生活ができるのかと概算を試みたことがある。
)。
この「X線カメラのなぞ」も2回読んだ。気に入ったという
理由もあったが、それだけではない。もう1度じっくり
読まないと、レスター・リースがいつどこでどのように
盗品を手に入れたのか、ぼーっと読んでいてはわからない。
リースは、スカットル(底抜け)と呼んでいる従僕を
雇っているが、これまた彼の正体は警察のスパイ。リースの
しっぽを掴もうとするのにどうしても出し抜くことができない。
リースとスカットルとの会話、その下僕と彼の上司である
アクリー部長刑事との会話、またリースとアクリー部長刑事との
やりとりはほんと愉快痛快でたまらないのだ
本の中の登場人物に恋する私。
中学生当時は、お遊びで使うペンネームを
“レスター・リースの恋人”としていた