
いよいよラス前の32番札所清水寺である。ここ清水寺は、京都の清水寺(西国16番札所)、兵庫県の御岳山清水寺(西国25番札所)とあわせて日本三清水というそうである。場所は千葉県いすみ市、JR外房線長者町駅から徒歩1時間のところにある。
ここまでくるとさすがに首都圏の通勤エリアから完全に外れ、農業中心の町のようである。片道1時間、久々に歩く田園地帯である。秩父の山間地の田園地帯と比べると、空が広く伸びやかな気持ちになる。今は稲刈りの最盛期、あちらこちらでコンバインが動いていた。札所1番の鎌倉の根本寺に行ったのが1月19日、あれから8ヶ月が経過し冬から秋へ、あと1回でこの企画も終わる。30番を過ぎたあたりから若干の寂しさを感じている。

JR外房線 長者町駅















正面の森が「照葉樹の森」でこれを登ったら清水寺がある

やっと左手に清水観音への案内が見える




仁王門

四天門
四天門の名称ではあるが、四天王ではなく正面に風神雷神、奥の間に二天が安置されている

雷神

風神


百観音堂

西国、坂東、秩父、あわせて百観音のうつし本尊をまつってある

本堂




釣楼全体が赤で塗ってある

休憩所
中に茶釜が据えてある

昔はここでお茶を飲んで休憩したのであろう。



途中から行きと別の道を帰る





だんだん秋らしい雲になってきたように感じる



長者町駅舎

時間があるので長者町から4駅、同じいすみ市の御宿まで行って見ることにした

御宿駅

駅前通りは南国の雰囲気

月の砂漠記念館
今日は「おんじゅく伊勢えび祭り」というイベントがある

御宿は日本の三大海女地帯のひとつ

豪快に伊勢海老を2つに割り炭火で焼いて食べる



御宿海岸





大正期、加藤まさを作詞の童謡「月の砂漠」はこの海岸がモデル
♪ 月の砂漠を はるばると 旅の駱駝がゆきました。
金と銀の鞍置いて ふたつならんでゆきました。
金の鞍には銀の甕 銀の鞍には金の甕
二つの甕には それぞれに 紐で結んでありました。
さきの鞍には王子様 あとの鞍にはお姫様
乗った二人はおそろいの 白い上着を着てました。
広い砂漠をひと筋に 二人はどこにいくのでしょう。
朧にけぶる月の夜を 対の駱駝はとぼとぼと
砂丘を越えてゆきました 黙って越えてゆきました。


御宿駅
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